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ぴーとるちゅあぶる
ピートルチュアブル
内服薬
種別
内服薬
大分類/中分類
その他の薬/特殊な血液障害の薬
解説タイトル
高リン血症治療薬(1)
一般名 解説
スクロオキシ水酸化鉄
この薬の先発薬・後発薬を全て見る
剤形/保険薬価 解説
錠剤 / 250mg 1錠 152.80円
錠剤 / 500mg 1錠 225.70円
製薬会社 解説
キッセイ
先発/ジェネリック 解説
先発品
分類 解説
高リン血症治療薬
規制 解説
使用量と回数 解説
1回250mgを1日3回。1日最大3,000mg。
識別コード 解説
250mg 包装コード:KISSEI PA 250 本体コード:KISSEI PA 250
500mg 包装コード:KISSEI PA 500 本体コード:KISSEI PA 500
その他 解説
保険収載年:2015/11
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
解説 解説
使用上の注意
警告 解説
基本的注意 解説
(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/[沈降炭酸カルシウム]甲状腺機能低下症/[クエン酸第2鉄水和物]〈鉄欠乏性貧血の場合〉鉄欠乏状態にない人
(2)慎重に服用すべき場合……[沈降炭酸カルシウム]薬物過敏症の前歴/心機能障害,肺機能障害/便秘/高カルシウム血症(血中カルシウム濃度として11mg/dL以上)/無酸症/高齢者/[炭酸ランタン水和物]重い肝機能障害/活動性消化性潰瘍,潰瘍性大腸炎,クローン病,腸管狭窄/腸管憩室/腹膜炎,腹部外科手術の前歴/消化管潰瘍またはその前歴/高齢者/[クエン酸第2鉄水和物]消化性潰瘍,炎症性腸疾患などの胃腸疾患/ヘモクロマトーシスなどの鉄過剰/C型慢性肝炎などの肝炎/血清フェリチンなどから鉄過剰が疑われる人/他の鉄含有製剤の服用中/発作性夜間血色素尿症/高齢者/[スクロオキシ水酸化鉄]消化性潰瘍,炎症性腸疾患などの胃腸疾患/鉄過剰症または鉄過剰状態/C型慢性肝炎などの肝炎/他の鉄含有製剤の服用中/発作性夜間血色素尿症/高齢者
(3)定期検査……(1)服用中は定期的に血中のリンおよびカルシウム濃度を測定します。(2)[クエン酸第2鉄水和物,スクロオキシ水酸化鉄のみ]服用すると本剤の成分である鉄が一部血中に吸収されるため,血清フェリチンなどを定期的に測定し,鉄過剰に注意します。また,ヘモグロビンなどを定期的に測定し,特に赤血球造血刺激因子製剤と併用する場合には過剰造血に注意します。
(4)リン摂取制限……本剤は,血液中のリンの排泄を促進するものではありません。食事療法などによるリン摂取の制限を考慮する必要があるので,処方医と相談してください。
(5)服用法……[炭酸ランタン水和物,スクロオキシ水酸化鉄]かみ砕いて飲む薬(チュアブル錠)では,かみ砕かずに服用すると溶けにくいので,口内で十分にかみ砕いてから唾液または少量の水で飲み込むようにします。
(6)大量の牛乳……[沈降炭酸カルシウム]本剤の服用中,大量の牛乳を飲むとミルク・アルカリ症候群(高カルシウム血症,高窒素血症,アルカローシスなど)が現れることがあります。服用中は牛乳を控えめにし,異常を感じたらすぐに処方医へ連絡してください。
(7)バリウム様の陰影……[炭酸ランタン水和物]腹部X線撮影時には,ランタンが存在する胃腸管にバリウム様の陰影を認めることがあります。
(8)黒色便……[クエン酸第2鉄水和物,スクロオキシ水酸化鉄]本剤の服用により便が黒色を呈することがあります。
(9)その他……
・妊婦での安全性:[炭酸ランタン水和物]服用しないことが望ましい。[クエン酸第2鉄水和物,スクロオキシ水酸化鉄]有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:[炭酸ランタン水和物,クエン酸第2鉄水和物,スクロオキシ水酸化鉄]治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:[炭酸ランタン水和物]服用しないことが望ましい。[クエン酸第2鉄水和物,スクロオキシ水酸化鉄]未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ)
(2)すぐに処方医に連絡すべき副作用……嘔吐,悪心,便秘,胃不快感,腹痛,下痢,逆流性食道炎,腹部膨満感,食欲不振,消化不良,腹部不快感,放屁増加,胃潰瘍,胃炎/副甲状腺機能亢進症/胸痛,背部痛,倦怠感,めまい
(3)検査などでわかる副作用……ALT・AST・AL-P上昇/貧血,好酸球増加/高カルシウム血症,低カルシウム血症,低リン血症
併用してはいけない薬 解説
注意して併用すべき薬
(1)本剤と間隔をあけて併用すべき薬剤……テトラサイクリン系薬剤(テトラサイクリン系抗生物質),ニューキノロン系抗菌薬(ニューキノロン剤),ロキサデュスタット(腎性貧血治療薬)→これらの薬剤の作用が弱まるおそれがあるため,本剤の服用とは間隔をあけて服用します。
(2)本剤との併用により吸収が阻害されることがある薬剤……ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(高カリウム血症治療薬),ポリスチレンスルホン酸カルシウム(高カリウム血症治療薬),キニジン硫酸塩水和物(キニジン硫酸塩水和物)など
(3)併用すると高カルシウム血症がおこりやすくなる薬剤……活性型ビタミンD製剤(活性型ビタミンD3製剤) (アルファカルシドール,カルシトリオールなど)
(4)本剤との併用で作用が弱まるおそれがある薬剤……ロキサデュスタット(腎性貧血治療薬)
[炭酸ランタン水和物]
(1)本剤と間隔をあけて併用すべき薬剤……(1)テトラサイクリン系薬剤(テトラサイクリン系抗生物質),ニューキノロン系抗菌薬(ニューキノロン剤)→これらの薬剤の効果が弱まるおそれがあるため,2時間以上間隔をあけて服用します。(2)甲状腺ホルモン製剤(甲状腺製剤)(レボチロキシンナトリウム水和物など)→甲状腺ホルモン製剤の吸収が低下するおそれがあるため,できるだけ間隔をあけて服用します。
[クエン酸第2鉄水和物]
(1)本剤との併用で作用が弱まるおそれがある薬剤……甲状腺ホルモン製剤(甲状腺製剤)(レボチロキシンナトリウム水和物など),キノロン系抗菌薬(ニューキノロン剤) (シプロフロキサシン塩酸塩など),テトラサイクリン系薬剤(テトラサイクリン系抗生物質),セフジニル(セフェム系抗生物質),抗パーキンソン薬(レボドパ・ベンセラジド塩酸塩配合剤(ドパミン前駆物質(レボドパ))など),エルトロンボパグ オラミン(エルトロンボパグ オラミン)
(2)本剤と同時に服用してはいけない薬剤……経口アルミニウム製剤(水酸化アルミニウムゲル(制酸剤),合成ケイ酸アルミニウム(制酸剤))→血中アルミニウム濃度が上昇したとの報告があります。なお,透析療法を受けている人はこれらの薬剤の服用は禁忌です。
[スクロオキシ水酸化鉄]
(1)本剤との併用で作用が弱まるおそれがある薬剤……テトラサイクリン系薬剤(テトラサイクリン系抗生物質)(ドキシサイクリン塩酸塩水和物など),甲状腺ホルモン製剤(甲状腺製剤)(レボチロキシンナトリウム水和物など),セフジニル(セフェム系抗生物質),抗パーキンソン病薬(レボドパ・ベンセラジド塩酸塩配合剤(ドパミン前駆物質(レボドパ))など),エルトロンボパグ オラミン(エルトロンボパグ オラミン)
海外評価 解説
- 6点
プレグナンシー・カテゴリー 解説
- B
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
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データ更新日:2023/09/27