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ファリーダック (パノビノスタット乳酸塩) ノバルティス [処方薬]の解説、注意、副作用 お薬検索[薬事典]- メディカルiタウン


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ファリーダック

処方薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

がんに使われる内服薬/その他の抗がん薬

解説タイトル

パノビノスタット

一般名解説

パノビノスタット乳酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価解説

カプセル剤 / 10mg 1カプセル 36,583.90円
カプセル剤 / 15mg 1カプセル 54,875.80円

製薬会社解説

ノバルティス

先発/ジェネリック解説

先発品

分類解説

ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害薬

規制解説

劇薬

使用量と回数解説

識別コード解説

10mg 包装コード:LBH 10mg 本体コード:LBH 10mg
15mg 包装コード:LBH 15mg 本体コード:LBH 15mg

その他解説

保険収載年:2015/8

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的解説

再発または難治性の多発性骨髄腫

解説解説

多発性骨髄腫は再発を繰り返す難治性の疾患です。これまで注射薬のボルテゾミブ(プロテアソーム阻害薬)や内服薬のサリドマイド(造血器悪性腫瘍治療薬),レナリドミド水和物(造血器悪性腫瘍治療薬)などが使われていますが,ほとんどの人で再発または病勢の進行がみられ,治癒することが困難です。
本剤は既存薬剤とは異なる作用機序をもつ新規薬剤で,単独で使用した場合の有効性・安全性は確立していませんが,ボルテゾミブとデキサメタゾン(デキサメタゾン)との3剤を併用することで効果を発揮します。

使用上の注意

警告解説

(1)本剤の投与は,緊急時に十分対応できる医療施設で,造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識・経験をもつ医師のもと,本剤の投与が適切と判断される人のみに行わなければなりません。また,治療開始に先立ち,患者または家族は医師から有効性および危険性について十分に聞き・たずね,同意してから服用することが大切です。
(2)本剤の使用にあたっては,治療初期は入院またはそれに準ずる管理のもとで適切な処置を行わなければなりません。また,本剤の添付文書などを熟読してください。

基本的注意解説

(1)慎重に服用すべき場合……血小板数減少のある人または抗凝固薬治療を受けている人/感染症の合併/QT間隔延長のおそれ,またはその前歴/肝機能障害/高齢者
(2)感染症に注意……本剤の服用により,細菌・真菌・ウイルス・原虫による感染症や日和見感染が発現または悪化することがあります。また,B型肝炎ウイルスキャリアの人または既往感染者(HBs抗原陰性,かつHBc抗体またはHBs抗体陽性)においてB型肝炎ウイルスの再活性化による肝炎が現れることがあります。本剤の服用に先立って肝炎ウイルス,結核などの感染の有無を確認し,服用前に適切な処置を行います。服用中に異常が認められた場合には,直ちに処方医に連絡してください。
(3)避妊……本剤は胎児へ悪影響を及ぼす可能性があるので,本人とそのパートナーは,服用中および服用終了後一定期間は適切な避妊を行ってください。
(4)セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品……一緒に摂取すると本剤の血中濃度が低下し,作用が弱まる可能性があるので,本剤の服用中はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないでください。
(5)危険作業は中止……本剤を服用すると低血圧,起立性低血圧,失神,意識消失が現れることがあります。自動車の運転など危険を伴う機械の操作には従事しないてください。
(6)その他……
・妊婦での安全性……有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性……服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性……未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用解説

(1)重度の下痢。(2)脱水症状。(3)骨髄抑制(血小板減少症,貧血,好中球減少症)。(4)出血(胃腸出血,肺出血など)。(5)細菌・真菌・ウイルス・原虫による感染症。(6)QT間隔延長。(7)心障害(頻脈性不整脈〔心房細動,心室性頻脈,頻脈など〕,心筋梗塞,心不全,狭心症など)。(8)肝機能障害。(9)腎機能障害(腎不全など)。(10)静脈血栓塞栓症(肺塞栓症,深部静脈血栓症など)。(11)低血圧,起立性低血圧,失神,意識消失。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用解説

(1)おこることがある副作用……感染症(ウイルス感染,アスペルギルス症,カンジダ症,上気道感染,下気道感染,尿路感染,胃腸炎,B型肝炎,敗血症性ショック,中耳炎,口腔ヘルペス,クロストリジウム・ディフィシレ大腸炎,蜂巣炎,真菌性肺炎)/甲状腺機能低下症/食欲減退/不眠症/浮動性めまい,味覚異常,頭痛,ふるえ,頭蓋内出血/結膜出血/徐脈,動悸/血腫,出血性ショック/ラ音,喘鳴(ぜんめい),呼吸困難,せき,鼻出血,呼吸不全,喀血/血便排泄,悪心,嘔吐,腹痛,消化不良,腹部膨満,口内乾燥,胃炎,鼓腸,口唇炎,大腸炎,消化器痛,吐血/皮膚病変,発疹,紅斑,点状出血/関節腫脹/血尿,尿失禁/疲労,無力症,末梢性浮腫,発熱,倦怠感,悪寒/体重減少
(2)検査などでわかる副作用……白血球減少症,リンパ球減少症/低カリウム血症,低リン酸血症,低ナトリウム血症,低アルブミン血症,低カルシウム血症,高血糖,低マグネシウム血症,高尿酸血症,体液貯留/高血圧/糸球体濾過率減少,血中クレアチニン増加,血中尿素増加,AL-P増加

併用してはいけない薬解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると本剤の作用が強まるおそれがある薬剤……強いCYP3A阻害薬(アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール(深在性真菌治療薬),ボリコナゾール(深在性真菌治療薬),ケトコナゾール),リトナビル(エイズ治療薬(2)),サキナビルメシル酸塩(エイズ治療薬(2)),クラリスロマイシン(マクロライド)など)
(2)併用すると本剤の作用が弱まるおそれがある薬剤……強いCYP3A誘導薬(リファンピシン(リファンピシン),カルバマゼピン(カルバマゼピン),フェノバルビタール(バルビツール酸誘導体),フェニトイン(フェニトイン),リファブチン(リファブチン)など)
(3)本剤との併用で作用が強まるおそれがある薬剤……CYP2D6の基質となる薬剤(デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物(非麻薬系中枢性鎮咳薬),タモキシフェンクエン酸塩(タモキシフェンクエン酸塩ほか),プロパフェノン塩酸塩(プロパフェノン塩酸塩),リスペリドン(非定型抗精神病薬)など)
(4)併用するとQT間隔延長をおこすことがある薬剤……抗不整脈薬(アミオダロン塩酸塩(アミオダロン塩酸塩),ジソピラミド(ピリジンメタノール系抗不整脈薬),プロカインアミド塩酸塩(プロカインアミド塩酸塩),キニジン硫酸塩水和物(キニジン硫酸塩水和物),ソタロール塩酸塩(ベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの))など),クラリスロマイシン(マクロライド),メサドン塩酸塩(がん疼痛治療薬(5)),モキシフロキサシン塩酸塩(ニューキノロン剤),ベプリジル塩酸塩水和物(カルシウム拮抗薬),ピモジド(ブチロフェノン系薬剤),オンダンセトロン塩酸塩水和物(セロトニン拮抗型制吐薬

海外評価解説

  • 2.0点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー解説

  • PC
  • D

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第30版(2018年2月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。

データ更新日:2018/02/09


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