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シロスタゾールOD

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

その他の循環器系の薬/血液凝固を防ぐ薬

解説タイトル

シロスタゾール

一般名 解説

シロスタゾール
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 50mg 1錠 10.10円
錠剤 / 100mg 1錠 15.20円

製薬会社 解説

ダイト=日本ジェネリック

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

抗血小板薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1回100mgを1日2回。

識別コード 解説

50mg 包装コード:JG F 20 50 OD 本体コード:JG F 20:OD 50
100mg 包装コード:JG F 21 100 OD 本体コード:JG F 21:OD 100

その他 解説

保険収載年:1988/4

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍・疼痛・冷感などの虚血性諸症状の改善/脳梗塞(心原性脳塞栓症を除く)発症後の再発抑制

解説 解説

血小板凝集を抑制する作用と,末梢血管を拡張する作用を併せ持っています。アメリカでの適応症は間欠性跛行(はこう)のみで,日本のように広範囲な症状へは処方されていません。間欠性跛行とは,歩いていると痛みやしびれで歩けなくなり,しばらく休むとまた歩けるようになることを繰り返す症状です。慢性動脈硬化症や腰部脊柱管狭窄症などによる下肢や腰部の血行障害が原因となっておこります。

使用上の注意

警告 解説

 本剤を服用すると脈拍数が増加し,狭心症が現れることがあるので,狭心症の症状(胸痛など)の出現に十分に注意してください。

基本的注意 解説

*シロスタゾール(プレタール)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……出血している人(血友病,毛細血管脆弱(ぜいじゃく)症,頭蓋内出血,消化管出血,尿路出血,喀血,硝子体出血など)/うっ血性心不全/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……月経期間中/出血傾向ならびにその素因がある人/冠動脈狭窄を合併している人/糖尿病,耐糖能異常/重い肝機能障害/腎機能障害/持続して血圧が上昇している高血圧(悪性高血圧など)
(3)血圧の管理……高血圧が持続している人が服用するときは,十分な血圧のコントロールを行う必要があります。
(4)外国での報告……本剤はPDE3阻害作用のある薬剤です。海外で,この作用のある薬剤(ミルリノン,ベスナリノン)は,うっ血性心不全の人を対象にしたプラセボ(偽薬)対照長期比較試験で,生存率がプラセボより低かったとの報告があります。
(5)糖尿病の発症……脳梗塞再発抑制効果を検討する試験で,本剤群に糖尿病の発症例および悪化例が多くみられたとの報告があります。
(6)グレープフルーツジュース……本剤の作用が強まるおそれがあるので,本剤とグレープフルーツジュースを同時にのまないでください。
(7)その他……
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)うっ血性心不全,心筋梗塞,狭心症,心室頻拍。(2)脳・眼底・肺・消化管・鼻などからの出血。(3)間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。(4)汎血球減少症,無顆粒球症,血小板減少。(5)肝機能障害,黄疸。(6)急性腎障害。(7)胃・十二指腸潰瘍。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,皮疹,じん麻疹,かゆみ,光線過敏症,紅斑など)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……動悸,頻脈,ほてり,不整脈(心房細動,上室性頻拍,上室性期外収縮,心室性期外収縮など)/頭痛・頭重感,めまい,不眠,しびれ感,眠け,ふるえ,肩こり,失神・一過性の意識消失
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……腹痛,吐きけ・嘔吐,食欲不振,下痢,胸やけ,腹部膨満感,味覚異常,口渇/皮下出血,血尿/頻尿,排尿障害/発汗,むくみ,胸痛,耳鳴り,倦怠感,結膜炎,発熱,脱毛,疼痛,筋痛,脱力感
(4)検査などでわかる副作用……血圧上昇・低下/貧血,白血球減少,好酸球増多/AST・ALT・AL-P・LDH上昇/BUN・クレアチニン・尿酸値上昇/血糖上昇

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると本剤の作用が強まるおそれがある薬剤……マクロライド系抗生物質(マクロライド),HIVプロテアーゼ阻害薬(エイズ治療薬(2)),アゾール系抗真菌薬(深在性真菌治療薬),シメチジン(ヒスタミンH2受容体拮抗薬),ジルチアゼム塩酸塩(カルシウム拮抗薬),オメプラゾール(プロトンポンプ阻害薬
(2)本剤との併用で出血を助長するおそれがある薬剤……ワルファリンカリウム(ワルファリンカリウム),アスピリン(小用量アスピリン(血栓防止用)),チクロピジン塩酸塩(チクロピジン塩酸塩),クロピドグレル硫酸塩(クロピドグレル),ウロキナーゼ,アルテプラーゼ,アルプロスタジル,リマプロストアルファデクス(リマプロストアルファデクス

海外評価 解説

  • 5点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27