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めきたじん

メキタジン

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

皮膚科・泌尿器科の薬/皮膚科の薬(アレルギー用薬を含む)

解説タイトル

フェノチアジン系抗ヒスタミン薬

一般名 解説

メキタジン
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 3mg 1錠 5.70円

製薬会社 解説

沢井

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

第一世代抗ヒスタミン薬(フェノチアジン系)

規制 解説

使用量と回数 解説

1回3mgを1日2回。気管支ぜんそく:1回6mgを1日2回。小児の場合は処方医の指示通りに服用。

識別コード 解説

3mg 包装コード:SW-150 3mg 本体コード:SW 150

その他 解説

保険収載年:1983/2

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

皮膚疾患に伴うかゆみ(湿疹,皮膚掻痒症,小児ストロフルス,中毒疹,咬刺症など)/じん麻疹/アレルギー性鼻炎/[プロメタジンのみの適応症]感冒など上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・せき/振戦麻痺,パーキンソニズム/枯草熱/血管運動性浮腫/動揺病/麻酔前投薬,人工(薬物)冬眠/[アリメマジン酒石酸塩のみの適応症]感冒など上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・せき/[メキタジンのみの適応症]気管支ぜんそく

解説 解説

クロルフェニラミンマレイン酸塩(クロルフェニラミンマレイン酸塩ほか)と同様に第一世代の抗ヒスタミン薬です。抗精神病薬として用いられるフェノチアジン系薬剤(フェノチアジン系薬剤)のうち,抗ヒスタミン作用のあるもので,フェノチアジン系薬剤としての特徴も残しています。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*プロメタジン(ヒベルナ),アリメマジン酒石酸塩(アリメジン),メキタジン(ニポラジン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分,フェノチアジン系化合物およびその類似化合物に対するアレルギーの前歴/閉塞隅角緑内障/前立腺肥大など下部尿路の閉塞性疾患/[プロメタジン,アリメマジン酒石酸塩]昏睡状態の人/バルビツール酸誘導体・麻酔薬などの中枢神経抑制薬の強い影響下にある人/[プロメタジン]2歳未満の乳幼児
(2)慎重に服用すべき場合……開放隅角緑内障/[プロメタジン]肝機能障害/脱水・栄養不良状態などを伴う身体的疲弊/[アリメマジン酒石酸塩]肝機能障害/[メキタジン]腎機能障害/高齢者
(3)服用・取扱い法……[メキタジン・シロップ](1)小児は一般に自覚症状を訴える能力に欠けるので,本剤の服用中,保護者は十分に状態を観察し,異常が現れたら,すぐに処方医へ連絡してください。(2)本剤は甘みがあるので,誤飲を避けるために保管・取扱いに注意してください。(3)本剤は防腐剤を添加していないので,他の容器に分割して使用する場合は微生物の汚染などないようにしてください。(4)本剤は強い光にあたると着色することがあるので,分割して使用する場合は取扱いに注意してください。
(4)色素沈着……[メキタジン](1)他のフェノチアジン系薬剤の長期服用または大量服用により,角膜・水晶体の混濁,網膜・角膜の色素沈着が報告されています。(2)動物実験(ラット)で,メラニンに対する親和性が認められています。
(5)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠けを催すおそれがあるので,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:未確立。服用しないことが望ましい。
・授乳婦での安全性:[メキタジン]服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:[プロメタジン]未確立。2歳以上の幼少児は有益と判断されたときのみ服用。[メキタジン]未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

[プロメタジン](1)悪性症候群(発熱,意識障害,無動無言,強度の筋強剛,嚥下(えんげ)困難,頻脈,発汗など)。(2)小児(特に2歳以下)に,乳児突然死症候群(SIDS),乳児睡眠時無呼吸発作。
[メキタジン](3)ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,咽頭浮腫,じん麻疹,吐きけ,血圧低下など)。(4)肝機能障害,黄疸,劇症肝炎。(5)血小板減少。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

[メキタジン]
(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,光線過敏症)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……黄疸
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……眠け,倦怠感,ふらふら感,興奮,頭痛,めまい/口渇,胃部不快感,下痢,便秘,食欲不振,嘔吐,胃痛,腹痛/胸部苦悶感,心悸亢進/排尿困難/咽頭痛,むくみ,顔面潮紅,視調節障害,月経異常,味覚異常,口内しびれ感
(4)検査などでわかる副作用……AST・ALT上昇/血小板減少

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

[プロメタジン]
(1)本剤との併用で腸管麻痺をおこすことがある薬剤……抗コリン作用のある薬剤(フェノチアジン系化合物(フェノチアジン系薬剤),三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬)など)→本剤と併用すると,食欲不振,悪心・嘔吐,著しい便秘,腹部の膨満・弛緩,腸内容物のうっ滞などを伴う腸管麻痺をおこし,麻痺性イレウス(腸閉塞)に移行することがあります。
(2)併用すると相互に作用が強まることがある薬剤・薬物……中枢神経抑制薬/降圧薬/アルコール性飲料

海外評価 解説

  • 1点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27