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フォルテオ皮下注キット (テリパラチド(遺伝子組み換え)) イーライリリー [処方薬]の解説、注意、副作用 お薬検索[薬事典]- メディカルiタウン


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フォルテオ皮下注キット

処方薬

種別

注射薬

大分類/中分類

在宅で管理する注射薬/骨粗鬆症の薬

解説タイトル

テリパラチド

一般名

テリパラチド(遺伝子組み換え)
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価

注射用剤 / 600μg 1キット 43,334.00円

製薬会社

イーライリリー

先発/ジェネリック

先発品

分類

骨粗鬆症こつそしょうしょう治療薬

規制

使用量と回数

1日1回20μgを皮下注射。使用は24カ月間まで。

識別コード

その他

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的

骨折の危険性の高い骨粗鬆症(適用にあたっては,低骨密度,既存骨折,加齢,大腿骨頸部骨折の家族歴などの骨折の危険因子をもつ患者を対象とする)

解説

フォルテオは1日1回,自分で注射できる薬剤です。テリボンは週に1回,医療機関で注射する薬剤です。
高齢者,特に女性ではホルモンバランスの崩れもあり,栄養状態がよくなければ,いずれは骨の硬さと強度が保てなくなって骨粗鬆症となる可能性が増し,骨折につながる危険もあります。骨粗鬆症への対策としては,まずは骨形成の材料となるカルシウム,タンパク質とビタミン類を食事からしっかり補給すること,さらに散歩などの運動をするよう心掛け,適度に日光を浴びることですが,その上でさらに薬の助けを借りることにもなります。
最近では多種多様な治療薬がありますが,「骨密度が上がる」または「骨量が増える」といった例は多くはなく,大部分は骨密度が下がるのを食い止める現状維持がせいぜいでした。しかし,本剤は現時点では唯一の骨形成促進薬であり,皮下注射することで骨形成を促進し,骨折の危険性の高い骨粗鬆症患者の骨密度を増加させ,骨折抑制効果を発揮します。
テリパラチドは内因性ヒト副甲状腺ホルモンの活性本体であり,前駆細胞から骨芽(こつが)細胞への分化促進,骨芽細胞のアポトーシス(自滅)抑制などの作用をもつことから,骨芽細胞機能が活性化され破骨細胞機能を上回るため,骨形成が促進されます。一方,テリパラチドを持続的に投与すると骨吸収が骨形成を上回るため,結果として骨量減少が生じます。そのため,投与期間はテリボンが72週間,フォルテオが24カ月までと限定されています。

使用上の注意

警告

基本的注意

*フォルテオ,テリボンの添付文書による

(1)使用してはいけない場合……高カルシウム血症/骨肉腫発生のリスクが高いと考えられる以下の人: 骨ページェット病,原因不明のアルカリフォスファターゼ高値,小児および若年者で骨端線が閉じていない人,過去に骨への影響が考えられる放射線治療を受けた人/原発性の悪性骨腫瘍または転移性骨腫瘍/骨粗鬆症以外の代謝性骨疾患(副甲状腺機能亢進症など)/妊婦または妊娠している可能性のある人,授乳婦/本剤の成分またはテリパラチド酢酸塩に対する過敏症の前歴
(2)慎重に使用すべき場合……腎障害/重度の肝障害/尿路結石およびその前歴
[テリボンのみ]低血圧/重度の心疾患
(3)血清カルシウムの上昇……本剤の投与後約4~6時間を最大として一過性の血清カルシウム値上昇がみられます。吐きけ・嘔吐,便秘,腹痛,食欲不振,嗜眠(しみん),筋力低下などの血清カルシウム値上昇が疑われる症状が認められた場合は,すぐに医師に連絡してください。
(4)心疾患,腎障害の場合……副甲状腺ホルモンは血管平滑筋や心筋に作用を示すことがあるので,心疾患がある場合には,本剤の使用によって病態の悪化がないか注意する必要があります。また,腎障害がある場合は定期的に腎機能検査を行います。
(5)閉経前……閉経前の骨粗鬆症患者での安全性および有効性は確立していません。
(6)急激な血圧低下など……[テリボン]本剤を投与すると,一過性の急激な血圧低下,意識消失,転倒(投与直後から数時間後にかけて)が現れることがあります。(1)投与後30分程度はできるかぎり状態に注意し,特に外来で投与した場合には,安全を確認してから帰宅してください。(2)投与後に血圧低下,めまい,立ちくらみ,動悸,気分不良,顔面蒼白,冷汗などが現れた場合には,症状がおさまるまで座るか横になって様子をみてください。
(7)保存方法……[フォルテオ]使用開始後も冷蔵庫に入れ,凍結を避け,2~8℃で遮光保存します。
(8)注射部位・使用日数……[フォルテオ]本剤は皮下注射のみに使用します。注射部位は腹部および大腿部とし,広範に順序よく移動して(部位を変えて)注射します。本剤は28日用なので,使用開始日より28日を超えて使用しないでください。
(9)危険作業に注意……使用中に起立性低血圧,めまいが現れることがあるので,高所での作業,自動車の運転など危険を伴う作業に従事する場合には注意してください。
(10)その他……
・授乳婦での安全性:[フォルテオ]使用しない。
・小児などでの安全性:小児および若年者で骨端線が閉じていない患者には使用しない。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用

(1)ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,血圧低下,発疹など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用

[フォルテオ]
(1)おこることがある副作用……悪心,食欲不振,上腹部痛,腹部不快感,嘔吐,胃炎,口渇/頭痛,浮動性めまい,体位性めまい,傾眠,神経過敏,意識消失/筋けい縮,関節痛,関節炎,筋肉痛,四肢痛/動悸/発疹,かゆみ,紅斑/頻尿/呼吸困難/結膜出血/注射部位反応(紅斑,血腫,疼痛,硬結,かゆみ,変色,腫脹など→投与ごとに注射部位を変えること)/過敏症(口腔粘膜浮腫,顔面浮腫,全身性じん麻疹)/ほてり,倦怠感,脱力感,熱感,胸痛,背部痛,胸部不快感
(2)検査などでわかる副作用……血中尿酸上昇,高尿酸血症,AL-P上昇,血中カリウム上昇,高カルシウム血症/血圧低下,心電図ST部分下降,心電図T波振幅減少/血中尿素上昇,腎結石症,血中クレアチニン上昇/肝機能異常(AST・ALT・γ-GTP上昇)/白血球増加

併用してはいけない薬

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると血清カルシウムが上昇するおそれがある薬剤……活性型ビタミンD製剤(アルファカルシドール)(活性型ビタミンD3外用薬)(カルシトリオール,マキサカルシトール,ファレカルシトリオール,エルデカルシトール,アルファカルシドールなど)→併用は避けることが望まれます。
(2)併用すると不整脈が現れることがある薬剤……ジギタリス製剤(ジギタリス製剤) (ジゴキシンなど)

海外評価

プレグナンシー・カテゴリー


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第30版(2017年8月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。

データ更新日:2017/08/09


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