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とらねきさむさん

トラネキサム酸

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

ビタミン剤と栄養補給・貧血・止血の薬/その他の血液関連疾患用薬

解説タイトル

トラネキサム酸

一般名 解説

トラネキサム酸
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 250mg 1錠 10.10円

製薬会社 解説

三恵

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

止血薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1日750~2,000mg(散・細粒剤は1.5~4g,シロップは15~40mL)を3~4回に分けて服用。小児の場合は処方医の指示通りに服用。

識別コード 解説

250mg 包装コード:SYT 014 本体コード:YD 051

その他 解説

保険収載年:1965/12

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

全身性線溶亢進が関係すると考えられる出血傾向(白血病,再生不良性貧血,紫斑病,手術中・術後の異常出血)/局所線溶亢進が関係すると考えられる異常出血 (肺出血,鼻出血,性器出血,腎出血,前立腺手術中および術後の異常出血)/湿疹・じん麻疹・薬疹・中毒疹の紅斑・腫れ・かゆみなどの症状/扁桃炎・咽喉頭炎における咽喉痛・発赤・充血・腫れ/口内炎による口内痛と口内粘膜アフタ

解説 解説

血管に傷がついて出血すると,血中の血小板がその部位に集まり,不溶性のフィブリン(線維素)をつくって出血を止めます。止血が完成したあとがそのままでは都合が悪いので,プラスミンという酵素が中心になって,不溶性フィブリンを溶解性ポリペプタイドにする仕組みがあります。これを「線溶系」と呼びますが,この機構が亢進すると,また出血することになります。
トラネキサム酸は,このような線溶系において,プラスミンがその前駆体のプラスミノーゲンからつくられるのを阻止する働きがあります。
なお,トラネキサム酸は皮膚疾患治療薬としても使われます。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*トラネキサム酸(トランサミン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……トロンビン(トロンビン)の服用中
(2)慎重に服用すべき場合……脳血栓・心筋梗塞・血栓性静脈炎などの血栓症が現れるおそれのある人/消費性凝固障害(ヘパリンなどと併用すること)/術後の臥床状態にある人および圧迫止血の処置を受けている人/腎不全/人工透析患者/本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(3)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)(人工透析者において)けいれん。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(かゆみ,発疹など)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……食欲不振,悪心,嘔吐,下痢,胸やけ/眠け

併用してはいけない薬 解説

トロンビン(トロンビン)→併用すると血栓形成傾向が現れるおそれがあります。

注意して併用すべき薬

(1)本剤と併用すると血栓形成傾向が強まるおそれがある薬剤……以下の薬剤の注射薬→ヘモコアグラーゼ,バトロキソビン,凝固因子製剤(エプタコグアルファなど)

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27