お薬検索

すくらるふぁーと

スクラルファート

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

胃腸の薬/胃炎・消化性潰瘍の薬

解説タイトル

スクラルファート水和物

一般名 解説

スクラルファート水和物
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

細粒剤 / 90% 1g 6.30円

製薬会社 解説

鶴原

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

消化性潰瘍治療薬

規制 解説

使用量と回数 解説

細粒・顆粒剤の場合は1回1~1.2g,液剤の場合は1回10mLを,それぞれ1日3回。

識別コード 解説

その他 解説

保険収載年:1981/8

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

胃・十二指腸潰瘍/急性胃炎・慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜病変(びらん,出血,発赤,むくみ)の改善

解説 解説

胃液の中のペプシンの活性を抑制するとともに,粘膜を保護する作用によって潰瘍を治します。日本で開発されたもので,英米独仏などでも使われています。
現在よく使われているヒスタミンH2受容体拮抗薬(ヒスタミンH2受容体拮抗薬)と本剤との二重盲検試験で同等の効果があったという報告もあり,価格的にも安く,とてもよい薬剤の一つです。
消化性潰瘍(胃潰瘍,十二指腸潰瘍)治療の防御因子増強剤では,有効性のエビデンス(根拠)がある唯一の薬です(攻撃因子抑制剤では,ヒスタミンH2受容体拮抗薬やプロトンポンプ阻害薬などにエビデンスがあります)。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*スクラルファート水和物(アルサルミン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……透析療法中の人
(2)慎重に服用すべき場合……腎機能障害/リン酸塩の欠乏している人
(3)胃石・食道結石……本剤の服用者で,経管栄養を受けている成人,低出生体重児・発育不全の新生児に,胃石・食道結石が現れたとの報告があります。
(4)定期検査……腎機能障害のある人が長期服用すると,アルミニウム脳症やアルミニウム骨症,貧血などがおこることがあります。定期的に血中のアルミニウム,リン,カルシウム,AL-Pなどを測定することが必要です。

重大な副作用 解説

重大な副作用はありませんが,そのほかの副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,じん麻疹など)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……便秘,口渇,悪心,吐きけ/アナフィラキシー反応
(3)検査などでわかる副作用……アルミニウム脳症,アルミニウム骨症/貧血

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)同時に服用すると血中アルミニウム濃度が上昇することがある薬剤……クエン酸製剤(クエン酸カリウム(ウラリットU),クエン酸ナトリウム水和物(ウラリットU)など)
(2)本剤との併用で効果が弱まることがある薬剤……血清カリウム抑制薬(高カリウム血症治療薬)(ポリスチレンスルホン酸カルシウム,ポリスチレンスルホン酸ナトリウム)
(3)本剤と間隔をあけて服用すべき薬剤……ニューキノロン系抗菌薬(ニューキノロン剤)(シプロフロキサシン塩酸塩,ノルフロキサシンなど)→2時間以上時間をずらして服用してください。
(4)同時に服用すると併用薬剤の吸収が遅延・阻害されるおそれがある薬剤……ジギタリス製剤(ジギタリス製剤)(ジゴキシンなど),フェニトイン(フェニトイン),テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイクリン系抗生物質),スルピリド(ベンズアミド系抗精神病薬)(スルピリド),甲状腺製剤(甲状腺製剤)(レボチロキシンナトリウム水和物など),胆汁酸製剤(ウルソデオキシコール酸(ウルソデオキシコール酸),ケノデオキシコール酸(ケノデオキシコール酸))
(5)同時に服用すると作用が弱まることがある薬剤……テオフィリン徐放性製剤(テオフィリン
(6)本剤との併用で作用が強まる薬剤……キニジン硫酸塩水和物(キニジン硫酸塩水和物

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • B

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27