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あぜるにじぴん

アゼルニジピン

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

血圧の薬/血圧降下薬

解説タイトル

カルシウム拮抗薬(適応症が高血圧症のみのもの)

一般名 解説

アゼルニジピン
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 8mg 1錠 10.10円
錠剤 / 16mg 1錠 13.30円

製薬会社 解説

日医工

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

血圧降下薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1日1回8~16mg。ただし,1日8mgあるいはさらに少量から開始して徐々に増量する。1日最大16mg。

識別コード 解説

8mg 包装コード:432 本体コード:n 432:8
16mg 包装コード:433 本体コード:n 433:16

その他 解説

保険収載年:2003/4

アゼルニジピン錠8mg(日医工)

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

[マニジピン塩酸塩,フェロジピン,シルニジピン,アゼルニジピンの適応症]高血圧症/[ニルバジピン,ニカルジピン塩酸塩の適応症]本態性高血圧症/[バルニジピン塩酸塩の適応症]高血圧症,腎実質性高血圧症,腎血管性高血圧症

解説 解説

ここに取り上げるカルシウム拮抗薬の適応症は高血圧症のみです。
ニカルジピン塩酸塩のペルジピンLA,ニカルジピン塩酸塩徐放カプセルは,徐放製剤になっています。
なお,ここで取り上げたすべての製剤は,胎児にさまざまな悪影響を及ぼすため,妊婦または妊娠している可能性のある人には「禁忌薬(服用してはいけない薬)」となっています。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*マニジピン塩酸塩(カルスロット),フェロジピン(スプレンジール),アゼルニジピン(カルブロック)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……[共通]妊婦または妊娠している可能性のある人
[フェロジピン]心原性ショック/本剤の成分に対するアレルギーの前歴
[アゼルニジピン]アゾール系抗真菌薬〔外用薬を除く〕(イトラコナゾール(深在性真菌治療薬),ミコナゾール(カンジダ治療薬),フルコナゾール(深在性真菌治療薬),ホスフルコナゾール(注射薬),ボリコナゾール(深在性真菌治療薬)),HIVプロテアーゼ阻害薬(エイズ治療薬(2))(リトナビル含有製剤,アタザナビル,ホスアンプレナビル,ダルナビル含有製剤),コビシスタット含有製剤(エイズ治療薬(2))(エイズ治療薬(3))の使用中/本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……高齢者/[マニジピン塩酸塩]重い肝機能障害/[フェロジピン]大動脈弁狭窄,僧帽弁狭窄/肝機能障害/[アゼルニジピン]重い腎機能障害/重い肝機能障害
(3)飲食物……(1)グレープフルーツジュースは本剤の血中濃度を上昇させることがあるので,本剤の服用中は飲用しないでください。[フェロジピン](2)セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品は本剤の血中濃度を低下させることがあるので,本剤の服用中は摂取しないでください。
(4)危険作業に注意……本剤を服用すると,めまいなどがおこることがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(5)その他……
・授乳婦での安全性:[フェロジピン]原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。[マニジピン塩酸塩,アゼルニジピン]治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

[ニカルジピン塩酸塩,シルニジピン](1)血小板減少。(2)肝機能障害,黄疸。
[ニルバジピン](1)肝機能障害。
[マニジピン塩酸塩](1)過度の血圧低下による一過性の意識消失,脳梗塞。(2)無顆粒球症,血小板減少。(3)心室性期外収縮,上室性期外収縮。(4)紅皮症。
[バルニジピン塩酸塩](1)アナフィラキシー様症状(呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,じん麻疹など)。(2)過度の血圧低下。(3)肝機能障害,黄疸。
[フェロジピン](1)血管浮腫。
[アゼルニジピン](1)肝機能障害,黄疸。(2)房室ブロック,洞停止,徐脈。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

[マニジピン塩酸塩]
(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,光線過敏症)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……歯肉肥厚/乳び腹水(腎不全患者が服用した場合),女性化乳房
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……顔のほてり,顔面潮紅,熱感,動悸,頻脈,結膜充血,胸痛/めまい,立ちくらみ,頭痛,頭重感,しびれ感,不眠,眠け,パーキンソン様症状の悪化・顕性化/悪心,嘔吐,食欲不振,胃部不快感,胸やけ,腹痛,腹部膨満感,便秘,口渇,下痢,味覚異常,口内炎/筋肉痛,肩こり,筋けいれん/全身倦怠感,脱力感,むくみ,頻尿,息切れ,せき,発汗
(4)検査などでわかる副作用……AST・ALT・AL-P・γ-GTP・LDH・ビリルビン上昇/BUN・クレアチニン上昇/好酸球増多/CK上昇/総コレステロール・トリグリセリド上昇,尿酸上昇,カリウム低下
[フェロジピン]
(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,光線過敏症,じん麻疹,白血球破砕性血管炎)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……歯肉肥厚,歯肉炎/貧血
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……ほてり,動悸,息切れ,胸部圧迫感,頻脈/頭痛・頭重,めまい・ふらつき,倦怠感,眠け,いらいら感,知覚異常/吐きけ・嘔吐,便秘,胃のもたれ,胸やけ,胃部不快感,腹痛,食欲低下,下痢,口渇/末梢性浮腫,こむらがえり,肩こり,脱力感,手指のふるえ,せき,のどの違和感,頻尿,発汗,流涙,眼球充血/関節痛,筋肉痛,発熱,勃起不全・性機能障害
(4)検査などでわかる副作用……AST・ALT・AL-P・LDH上昇/BUN・クレアチニン上昇/CK上昇,総コレステロール・トリグリセリド上昇,カリウム低下/血圧低下

併用してはいけない薬 解説

[アゼルニジピン]アゾール系抗真菌薬〔外用薬を除く〕(イトラコナゾール(深在性真菌治療薬),ミコナゾール(カンジダ治療薬),フルコナゾール(深在性真菌治療薬),ホスフルコナゾール(注射薬),ボリコナゾール(深在性真菌治療薬)),HIVプロテアーゼ阻害薬(エイズ治療薬(2))(リトナビル含有製剤,アタザナビル,ホスアンプレナビル,ダルナビル含有製剤),コビシスタット含有製剤(エイズ治療薬(2))(エイズ治療薬(3))→本剤の作用が強まるおそれがあります。

注意して併用すべき薬

[アゼルニジピン]
(1)併用すると過度の降圧がおこるおそれがある薬剤……他の降圧薬
(2)本剤との併用で作用が強まることがある薬剤……ジゴキシン(ジギタリス製剤),シンバスタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)(腎機能障害のある人は特に注意)
(3)併用すると本剤の作用が強まるおそれがある薬剤……シメチジン(ヒスタミンH2受容体拮抗薬),イマチニブメシル酸塩(イマチニブメシル酸塩),マクロライド系抗生物質(マクロライド)(エリスロマイシン,クラリスロマイシンなど),タンドスピロンクエン酸塩(タンドスピロンクエン酸塩
(4)併用すると相互に作用が強まるおそれがある薬剤……シクロスポリン(シクロスポリン),ベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム(ベンゾジアゼピン系安定薬),ミダゾラム(ミダゾラム),トリアゾラム(ベンゾジアゼピン系催眠薬)など),卵胞・黄体ホルモン配合剤(経口避妊薬(低用量ピル))
(5)併用すると本剤の作用が弱まるおそれがある薬剤……リファンピシン(リファンピシン),フェニトイン(フェニトイン),フェノバルビタール(バルビツール酸誘導体

海外評価 解説

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  • 独
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プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27