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ヴォトリエント (パゾパニブ塩酸塩) ノバルティス [処方薬]の解説、注意、副作用 お薬検索[薬事典]- メディカルiタウン


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ヴぉとりえんと

ヴォトリエント

処方薬

種別

内服薬

大分類/中分類

がんに使われる内服薬/分子標的治療薬

解説タイトル

パゾパニブ塩酸塩

一般名

パゾパニブ塩酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価

錠剤 / 200mg 1錠 4,142.30円

製薬会社

ノバルティス

先発/ジェネリック

先発品

分類

マルチキナーゼ阻害薬

規制

劇薬

使用量と回数

識別コード

200mg 包装コード:GS JT 本体コード:GS JT

その他

保険収載年:2012/11

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的

悪性軟部腫瘍/根治切除不能または転移性の腎細胞がん

解説

悪性軟部腫瘍は,生体のさまざまな部位に分布する軟部組織から発生する悪性腫瘍です。本剤は,血管内皮増殖因子受容体,血小板由来増殖因子受容体,幹細胞因子受容体という3つの標的に作用し,抗腫瘍効果を発揮します。

使用上の注意

警告

(1)本剤による治療は,緊急時に十分に対応できる医療施設で,がん化学療法の治療に対して十分な知識・経験をもつ医師に,本剤の有効性・危険性を十分に聞き・たずね,同意してから受けなければなりません。
(2)重い肝機能障害が現れることがあり,肝不全により死亡に至った例も報告されているので,服用開始前および服用中は定期的な肝機能検査が必要です。
(3)中等度以上の肝機能障害の人は本剤の最大耐用量が低いため,服用量を減量して使用しなければなりません。

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……重度の腎機能障害/中等度以上の肝機能障害/高血圧/心機能障害のリスク因子のある人(特にアントラサイクリン系薬剤(アントラサイクリン系抗生物質)などの心毒性を有する薬剤および放射線治療による治療歴のある人)/QT間隔延長の前歴,抗不整脈薬や他のQT間隔を延長させる可能性のある薬剤の使用中/血栓塞栓症またはその前歴/脳転移のある人/肺転移のある人/外科的処置後,創傷が治癒していない人
(3)定期検査……本剤を服用するとさまざまな「重大な副作用」が現れやすくなるため,定期的に以下の検査を受ける必要があります→肝機能検査,血圧測定,心エコーなどの心機能検査,心電図検査,電解質測定,甲状腺機能検査,尿蛋白検査
(4)服用を中断……本剤には創傷(きず)の治癒を遅らせる可能性があります。外科的処置を行う場合には,服用していることを外科医師および処方医に伝えてください。服用を中断することが必要です。
(5)飲食物……グレープフルーツジュースは本剤の作用を強めるおそれがあるので,服用しているときは摂取しないでください。
(6)避妊……妊娠可能な女性が服用するときは避妊をしてください。動物実験で母体毒性,催奇形性(心血管奇形,骨化遅延),流産などが報告されています。
(7)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用

(1)肝不全,肝機能障害。(2)高血圧,高血圧クリーゼ。(3)心機能障害(うっ血性心不全,左室駆出率低下など)。(4)QT間隔延長,心室性不整脈。(5)動脈血栓性事象(心筋梗塞,狭心症,虚血性脳卒中,一過性脳虚血発作,心筋虚血など)。(6)静脈血栓性事象(静脈血栓症,肺塞栓症)。(7)出血(脳出血,喀血,消化管出血,血尿,肺出血,鼻出血など)。(8)消化管穿孔(せんこう),消化管瘻(ろう)。(9)甲状腺機能障害。(10)ネフローゼ症候群,蛋白尿。(11)重い感染症。(12)創傷治癒遅延。(13)間質性肺炎。(14)可逆性後白質脳症症候群(頭痛,覚醒低下,精神機能変化,視力消失,高血圧)。(15)血栓性微小血管症(血栓性血小板減少性紫斑病,溶血性尿毒症症候群など)。(16)膵炎。(17)網膜剥離(飛蚊症,光視症,視野欠損,視力低下など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用

(1)おこることがある副作用……毛髪変色,脱毛症,皮膚乾燥,剥脱(はくだつ)性発疹,皮膚色素減少,皮膚障害,爪の障害,発疹,かゆみ,毛髪成長異常,皮膚潰瘍,手掌・足底発赤知覚不全症候群,にきび/食欲減退,体重減少/下痢,悪心,腹痛,消化不良,口内炎,嘔吐,便秘,口内乾燥,胃炎,口腔咽頭痛,しゃっくり,腹部膨満,嚥下(えんげ)障害,痔核,鼓腸/味覚異常,頭痛,浮動性めまい,末梢性ニューロパチー,不眠症,傾眠/徐脈(無症候性)/発声障害,せき,呼吸困難,気胸/筋骨格痛,筋肉痛,関節痛,筋痙縮(けいしゅく)/疲労,粘膜炎,無力症,胸痛,悪寒,末梢性浮腫,霧視,腫瘍疼痛,発熱,ほてり,脱水,多汗症,顔面浮腫,浮腫,挫傷,不規則月経
(2)検査などでわかる副作用……高カリウム血症,高血糖,貧血,白血球減少症,好中球減少症,血小板減少症,リンパ球減少症,リパーゼ増加,リン減少,マグネシウム減少,ブドウ糖減少,アルブミン上昇,クレアチニン増加,LDH異常,尿素増加,カルシウム減少,ナトリウム減少,アルカリホスファターゼ増加

併用してはいけない薬

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると本剤の作用が強まることがある薬剤……CYP3A4阻害薬(ケトコナゾール〔経口薬は国内未承認〕など),ラパチニブトシル酸塩水和物(ラパチニブトシル酸塩水和物
(2)併用すると本剤の作用が弱まることがある薬剤……プロトンポンプ阻害薬(エソメプラゾール(プロトンポンプ阻害薬)など),CYP3A4誘導薬(カルバマゼピン(カルバマゼピン),フェニトイン(フェニトイン)など)
(3)本剤との併用で作用が強まることがある薬剤……パクリタキセル(イチイ由来抗腫瘍薬
(4)併用するとALT(肝機能検査値)が上昇するおそれがある薬剤……シンバスタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬

海外評価

プレグナンシー・カテゴリー


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第30版(2017年8月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。

データ更新日:2017/08/09


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