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パロキセチン (パロキセチン塩酸塩水和物) 富士フイルム [処方薬]の解説、注意、副作用 お薬検索[薬事典]- メディカルiタウン


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ぱろきせちん

パロキセチン

処方薬

種別

内服薬

大分類/中分類

精神神経科の薬/うつ病の薬

解説タイトル

選択的セロトニン再取り込み阻害薬

一般名

パロキセチン塩酸塩水和物
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価

錠剤 / 5mg 1錠 20.50円
錠剤 / 10mg 1錠 37.90円
錠剤 / 20mg 1錠 67.90円

製薬会社

富士フイルム

先発/ジェネリック

ジェネリックジェネリック医薬品

分類

抗うつ薬

規制

劇薬

使用量と回数

1日1回夕食後に服用。うつ病・うつ状態,社会不安障害,外傷後ストレス障害は10~40mg,パニック障害は10~30mg,強迫性障害は20~50mg。パキシルCRは1日1回12.5~50mgを夕食後に服用。

識別コード

5mg 包装コード:耳:FF 211 本体コード:FF 211:5
10mg 包装コード:耳:FF 212 本体コード:FF 212:10
20mg 包装コード:耳:FF 213 本体コード:FF 213:20

その他

保険収載年:2000/11

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的

うつ病・うつ状態
[エスシタロプラムシュウ酸塩のみの適応症]社会不安障害
[フルボキサミンマレイン酸塩,パロキセチン塩酸塩水和物(パキシルCRを除く)のみの適応症]強迫性障害,社会不安障害
[パロキセチン塩酸塩水和物(パキシルCRを除く),塩酸セルトラリンのみの適応症]パニック障害,外傷後ストレス障害

解説

アメリカで20年ほど前からうつ病の新薬としてもてはやされたプロザック(商品名)と同じ系列の薬です。ちょっとしゃれてSSRIと呼びます。
うつ病治療に繁用されてきた三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬)の作用機序は,ノルアドレナリンなどの再取り込み阻害作用によるとされています。三環系抗うつ薬にはセロトニンの再取り込み阻害作用もあることから,選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が開発され,欧米で繁用されてきました。
フルボキサミンマレイン酸塩は,日本で初めてのSSRIです。三環系抗うつ薬とSSRIの作用はほぼ同等ですが,安全性の面ではSSRIには抗コリン作用(便秘,排尿困難,口の渇き,眼のかすみなど)や心毒性がなく,大量服用でも安全性が高いとされています。

使用上の注意

警告

[パロキセチン塩酸塩水和物]海外で実施した7~18歳の大うつ病性障害患者を対象としたプラセボ対照試験において有効性が確認できなかったとの報告,また,自殺に関するリスクが増加するとの報告もあるので,本剤を18歳未満の大うつ病性障害の人が服用する際には,適応を慎重に検討しなければなりません。

基本的注意

*フルボキサミンマレイン酸塩(ルボックス)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/モノアミン酸化酵素阻害薬(セレギリン塩酸塩(セレギリン塩酸塩)を含む)の服用中または中止後2週間以内の人/ピモジド(ブチロフェノン系薬剤)の服用中
[フルボキサミンマレイン酸塩のみ]チザニジン塩酸塩(チザニジン塩酸塩),ラメルテオン(ラメルテオン)の服用中
[エスシタロプラムシュウ酸塩のみ]QT延長(先天性QT延長症候群など)
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害/重い腎機能障害/てんかんなどのけいれん性疾患またはその前歴/自殺念慮または自殺企図の前歴,自殺念慮のある人/躁(そう)うつ病/脳の器質障害または統合失調症の素因のある人/心疾患/衝動性が高い併存障害のある人/出血性疾患の前歴または出血性素因のある人/緑内障,眼内圧亢進/小児,高齢者
(3)服用法……本剤は十分な水(150mL以上)とともに服用し,かみ砕かないようにしてください。かみ砕くと苦みがあり,舌のしびれ感が現れることがあります。
(4)急な減量・中止……本剤の服用量を急激に減らしたり中止したりすると,頭痛,吐きけ,めまい,不安感,不眠,集中力低下などが現れるとの報告があります。自己判断で減量や中止をしないでください。
(5)妊娠……服用中に妊娠が判明した場合は処方医へ連絡してください。服用を中止することになります。
(6)死亡例……因果関係は不明ですが,本剤の服用中に自殺,心筋梗塞,AVブロック,動脈瘤,肺塞栓症・肺炎・出血性胸膜炎などの呼吸器系障害,再生不良性貧血,脳内出血,肺高血圧症,低ナトリウム血症,腫瘍またはがん,膵炎,糖尿病による死亡例が報告されています。
(7)悪性症候群……向精神薬(抗精神病薬・抗うつ薬など)との併用によって悪性症候群がおこることがあります。無動緘黙(かんもく)〈緘黙=無言症〉,強度の筋強剛, 嚥下(えんげ)困難, 頻脈, 血圧の変動, 発汗などが発現し,引き続いて発熱がみられたら, 服用を中止して体を冷やす, 水分を補給するなどして,ただちに処方医へ連絡してください。高熱が続き, 意識障害, 呼吸困難, 循環虚脱, 脱水症状, 急性腎不全へと移行して死亡した例が報告されています。
(8)セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品……一緒に摂取するとセロトニン症候群(不安,焦燥,興奮,錯乱など)が現れるおそれがあるので,本剤の服用中はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないでください。
(9)海外での臨床試験・疫学調査結果……抗うつ薬の服用で,24歳以下の患者で自殺念慮・自殺企図の発現リスクが上昇すると報告されています。また,50歳以上の患者で骨折のリスクが上昇すると報告されています。
(10)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,意識レベルの低下・意識消失などの意識障害がおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(11)その他……
・妊婦での安全性:未確立。原則として服用しない。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用

[すべての製剤](1)せん妄,錯乱,幻覚,妄想,けいれんなど。(2)セロトニン症候群(錯乱,発汗,ふるえ,発熱,協調異常など)。(3)低ナトリウム血症,けいれん,意識障害などを伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)。
[エスシタロプラムシュウ酸塩を除く製剤](4)悪性症候群。(5)肝機能障害,黄疸。
[フルボキサミンマレイン酸塩,パロキセチン塩酸塩水和物のみ](6)白血球減少,血小板減少,汎血球減少,無顆粒球症。
[エスシタロプラムシュウ酸塩,パロキセチン塩酸塩水和物,塩酸セルトラリンのみ](7)QT延長,心室頻拍。
[フルボキサミンマレイン酸塩,塩酸セルトラリンのみ](8)ショック,アナフィラキシー。
[パロキセチン塩酸塩水和物,塩酸セルトラリンのみ](9)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN)などの重い皮膚障害。
[フルボキサミンマレイン酸塩のみ](10)意識レベル低下・意識消失などの意識障害。
[パロキセチン塩酸塩水和物のみ](11)横紋筋融解症(筋肉痛,脱力感など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,じん麻疹,湿疹,光線過敏性反応)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……めまい・ふらつき・立ちくらみ,振戦・アカシジア様症状・顎の不随意運動・開口障害・頬筋のけいれんなどの錐体外路(すいたいがいろ)障害,頭痛,不眠,頭がボーッとする,集中力低下,あくび,抑うつ感,焦燥感,不安感,躁転,気分高揚,言語障害,しびれ,異常感覚・冷感,性欲障害,ぼんやり,記憶減退,動作緩慢,圧迫感,神経過敏,舌麻痺,運動失調,知覚異常,激越/動悸,頻脈,徐脈/紫斑・胃腸出血・斑状出血などの異常出血/吐きけ・悪心,口渇,便秘,嘔吐,下痢,腹痛,腹部膨満感,食欲不振,消化不良,空腹感,口腔内粘膜腫脹/排尿困難,排尿障害,頻尿,乏尿,尿閉,尿失禁/倦怠感,脱力感,胸痛,熱感,ほてり,発汗,耳鳴り,勃起障害・射精障害などの性機能異常,上肢の虚脱,息切れ,灼熱感,視調節障害,眼痛,眼圧迫感,眼がチカチカする,鼻閉,苦味,歯がカチカチする,体重増加,脱毛,乳汁漏出,月経異常,関節痛,筋肉痛,浮腫,発熱,しゃっくり,味覚異常,散瞳,緑内障
(3)検査などでわかる副作用……血圧上昇,低血圧,起立性低血圧/白血球減少,ヘモグロビン減少,血清鉄低下,貧血,血清鉄上昇/AST・ALT・γ-GTP・LDH・AL-P上昇/尿蛋白陽性,BUN上昇/血清カリウム上昇,血清カリウム低下,血中ナトリウム低下,低ナトリウム血症/CK上昇/高プロラクチン血症

併用してはいけない薬

[すべての製剤](1)モノアミン酸化酵素阻害薬(セレギリン塩酸塩(セレギリン塩酸塩))→両剤の作用が強まることがあります。(2)ピモジド(ブチロフェノン系薬剤)→QT延長,心室性不整脈などの心血管系の副作用が現れることがあります。
[フルボキサミンマレイン酸塩のみ](1)チザニジン塩酸塩(チザニジン塩酸塩)→著しい血圧低下などの副作用が現れることがあります。(2)ラメルテオン(ラメルテオン)→両剤の作用が強まることがあります。

注意して併用すべき薬

(1)本剤との併用で作用が強まることがある薬剤……オランザピン(ベンゾジアゼピン系抗精神病薬),カルバマゼピン(カルバマゼピン),クロザピン(ベンゾジアゼピン系抗精神病薬),三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬)(アミトリプチリン塩酸塩,イミプラミン塩酸塩,クロミプラミン塩酸塩など),シクロスポリン(シクロスポリン),シルデナフィルクエン酸塩(肺動脈性肺高血圧症治療薬(3))(シルデナフィルクエン酸塩ほか),ゾルピデム酒石酸塩(非ベンゾジアゼピン系催眠薬),フェニトイン(フェニトイン),ベンゾジアゼピン系薬剤(ベンゾジアゼピン系催眠薬)(ベンゾジアゼピン系安定薬),メキシレチン塩酸塩(メキシレチン塩酸塩),メサドン塩酸塩(がん疼痛治療薬(5)),ロピニロール塩酸塩(ドパミン受容体作動薬),ワルファリンカリウム(ワルファリンカリウム
(2)併用するとセロトニン症候群が現れるおそれがある薬剤……L-トリプトファン含有製剤(アミノ酸製剤,経腸成分栄養剤など),選択的セロトニン再取り込み阻害薬(選択的セロトニン再取り込み阻害薬),炭酸リチウム(躁病に用いる薬),トラマドール塩酸塩(がん疼痛治療薬(7)),トリプタン系薬剤(スマトリプタンコハク酸塩(セロトニン1B/1D受容体作動型頭痛治療薬)など),リネゾリド(リネゾリド),メチルチオニニウム塩化物水和物(メチレンブルー静注)
(3)併用すると徐脈,低血圧などが現れることがある薬剤……プロプラノロール塩酸塩(ベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの)
(4)併用するとめまい,傾眠,不整脈などが現れることがある薬剤……テオフィリン(テオフィリン
(5)併用すると皮膚の異常出血(斑状出血,紫斑など),出血症状(胃腸出血など)が現れることがある薬剤……三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬),非ステロイド系解熱鎮痛薬(アスピリン(アスピリン)など),非定型抗精神病薬(非定型抗精神病薬),フェノチアジン系薬剤(フェノチアジン系薬剤),ワルファリンカリウム(ワルファリンカリウム

海外評価

プレグナンシー・カテゴリー


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第30版(2017年8月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。

データ更新日:2017/08/09


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