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ゾルピデム酒石酸塩ODフィルム

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

精神神経科の薬/催眠薬(睡眠導入薬)

解説タイトル

非ベンゾジアゼピン系催眠薬

一般名 解説

ゾルピデム酒石酸塩/超短期作用型
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 5mg 1錠 14.90円
錠剤 / 10mg 1錠 24.80円

製薬会社 解説

救急薬品=持田

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

不眠症治療薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1日5~10mg(1~2錠)を就寝直前に1回。少量(1回5mg)の服用から開始。

識別コード 解説

5mg 包装コード:QQ 406
10mg 包装コード:QQ 407

その他 解説

保険収載年:2000/11

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

[ゾピクロンの適応症]不眠症,麻酔前投薬/[エスゾピクロンの適応症]不眠症/[ゾルピデム酒石酸塩の適応症]不眠症(統合失調症および躁うつ病に伴う不眠症は除く)

解説 解説

ベンゾジアゼピン系催眠薬(ベンゾジアゼピン系催眠薬)の構造を少し変更して,より自然な眠りを誘導し,副作用をより軽減するために開発されたのが非ベンゾジアゼピン系催眠薬です。構造は異なりますが,脳のベンゾジアゼピン受容体への結合を介して作用を発揮するという仕組みは両剤とも同じです。

使用上の注意

警告 解説

 本剤の服用後に,もうろう状態,睡眠随伴症状(夢遊症状など)が現れることがあります。また,入眠までの,あるいは中途覚醒時の出来事を記憶していないことがあるので注意してください。

基本的注意 解説

*ゾピクロン(アモバン),エスゾピクロン(ルネスタ),ゾルピデム酒石酸塩(マイスリー)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……重症筋無力症/急性閉塞隅角緑内障/[ゾピクロン,ゾルピデム酒石酸塩]本剤により睡眠随伴症状(夢遊症状など)として異常行動を発現したことがある人/[ゾピクロン,エスゾピクロン]ゾピクロン,エスゾピクロンに対するアレルギーの前歴/[ゾルピデム酒石酸塩]本剤の成分に対するアレルギーの前歴/重い肝機能障害
(2)特に慎重に服用すべき場合(治療上やむを得ないと判断される場合を除き服用は避けること)……肺性心,肺気腫,気管支ぜんそくおよび脳血管障害の急性期などにより呼吸機能が高度に低下している場合
(3)慎重に服用すべき場合……衰弱している人/心障害/脳の器質的障害/腎機能障害/[エスゾピクロン]本剤により睡眠随伴症状(夢遊症状など)として異常行動を発現したことがある人(服用の中止を検討すること)/[ゾピクロン,エスゾピクロン]肝機能障害/[ゾルピデム酒石酸塩]肝機能障害(重い肝機能障害を除く)
(4)服用法……不眠症の改善に本剤を服用するときは,就寝の直前に服用してください。また,睡眠の途中に一時的に起床して仕事などを行うと健忘(物忘れ)が現れることがあるので,仕事などを行う可能性があるときは服用しないでください。
[エスゾピクロン]本剤は,食事と同時または食直後の服用は避けてください。空腹時の服用に比べて効果が低下することがあります。
(5)薬物依存……連用により薬物依存を生じることがあるので,漫然と長期にわたって服用してはいけません。
(6)危険作業は中止……本剤を服用すると,本剤の影響が翌朝以後に及び,眠け,注意力・集中力・反射運動能力などの低下がおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(7)アルコール(飲酒)……アルコールと併用すると,精神機能・知覚・運動機能などの低下が増強することがあるので,服用するときはできるだけ飲酒を控えてください。
(8)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)連用による薬物依存,服用量の急激な減少・服用の中止による離脱症状(反跳性不眠,いらいら感,不安,異常な夢,悪心,ふるえ,けいれん発作など)。(2)精神症状・意識障害(せん妄,錯乱,夢遊症状,異常な夢,幻覚,興奮,脱抑制,意識レベルの低下など)。(3)一過性前向性健忘(中途覚醒時の出来事を覚えていない),もうろう状態,睡眠随伴症状(夢遊症状など)。(4)呼吸抑制。(5)肝機能障害,黄疸。
[ゾピクロン,エスゾピクロン](6)ショック,アナフィラキシー(じん麻疹,血管浮腫など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

[ゾルピデム酒石酸塩]
(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……ふらつき,眠け,頭痛,残眠感,頭重感,めまい,不安,悪夢,気分高揚,錯視,しびれ感,ふるえ/悪心,嘔吐,食欲不振,腹痛,下痢,口の錯感覚,食欲亢進/動悸/倦怠感,疲労,下肢脱力感,筋けいれん/複視,視力障害,霧視/口渇,不快感,転倒(骨折),味覚異常
(3)検査などでわかる副作用……白血球増多,白血球減少/ALT・γ-GTP・AST・LDH上昇/タンパク尿

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

[ゾルピデム酒石酸塩]
(1)併用すると相互に中枢神経抑制作用が強まることがある薬剤……中枢神経抑制薬(フェノチアジン誘導体(フェノチアジン系薬剤),バルビツール酸誘導体(バルビツール酸誘導体)など)
(2)併用すると本剤の作用が弱まるおそれがある薬剤……リファンピシン(リファンピシン
(3)併用すると相加的に呼吸抑制が現れることがある薬剤……麻酔薬

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • B

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27