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さむちれーるないようけんだくえき

サムチレール内用懸濁液

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

抗菌製剤と結核の薬/抗菌製剤

解説タイトル

ニューモシスチス肺炎治療薬

一般名 解説

アトバコン
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

液剤 / 750mg5mL 1包 1,471.10円

製薬会社 解説

グラクソ

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

ニューモシスチス肺炎治療薬

規制 解説

使用量と回数 解説

ニューモシスチス肺炎の治療:1回5mLを1日2回21日間,食後に服用。ニューモシスチス肺炎の発症抑制:1回10mLを1日1回,食後に服用。

識別コード 解説

その他 解説

保険収載年:2012/4

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

ニューモシスチス肺炎,ニューモシスチス肺炎の発症抑制

解説 解説

ニューモシスチス肺炎は,ニューモシスチス・イロベチーという真菌によって引きおこされる肺炎です。多くの人の肺に定着しており,HIV感染症や血液腫瘍疾患などで免疫機能が低下すると発症する代表的な日和見(ひよりみ)感染症です。ニューモシスチス肺炎の治療には通常,スルファメトキサゾール・トリメトプリム配合剤(ST合剤)(複合化学療法薬)が使われますが,副作用によりST合剤の使用が困難な場合に本剤を使用します。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……重い腎機能障害/重い肝機能障害
(3)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),多形紅斑。(2)重い肝機能障害。(3)無顆粒球症,白血球減少。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(血管性浮腫,気管支けいれん,咽喉絞扼(こうやく)感)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……頭痛,不眠症/悪心・嘔吐,下痢/発疹,発熱
(3)検査などでわかる副作用……貧血/肝酵素上昇,低ナトリウム血症,アミラーゼ上昇

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると本剤の血中濃度が低下することがある薬剤……リファンピシン(リファンピシン),リファブチン(リファブチン),テトラサイクリン塩酸塩(テトラサイクリン系抗生物質),メトクロプラミド(メトクロプラミド),アセトアミノフェン(アセトアミノフェン),ベンゾジアゼピン系薬剤,アシクロビル(抗ヘルペスウイルス薬(1)),オピオイド系鎮痛薬,セファロスポリン系抗生物質,止しゃ薬,緩下剤
(2)本剤との併用で血中濃度が上昇することがある薬剤……ジドブジン(エイズ治療薬(1)

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27