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エパルレスタット

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

その他の薬/その他の薬

解説タイトル

アルドース還元酵素阻害薬

一般名 解説

エパルレスタット
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 50mg 1錠 17.20円

製薬会社 解説

マイランEPD=ヴィアトリス

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

末梢神経障害治療薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1回50mgを1日3回。

識別コード 解説

5mg 包装コード:PF EP 50:50mg 本体コード:EP 50

その他 解説

保険収載年:1992/4

エパルレスタット錠50mg(ヴィアトリス)

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

糖尿病性末梢神経障害に伴う自覚症状(しびれ感,疼痛),振動覚異常,心拍変動異常の改善→糖化ヘモグロビンが高値を示す場合

解説 解説

エパルレスタットは,糖尿病性神経障害に関与しているとされているソルビトール(糖アルコールの一種)を生成するアルドース還元酵素の働きを阻害することによって,末梢神経障害の自覚症状を改善するといわれています。ただ,外国でも開発の動きがあったにもかかわらず,まだ発売されていません。理由として,肝機能障害などの副作用が噂されています。
本剤は,糖尿病治療の基本である食事療法,運動療法,経口血糖降下薬,インスリンなどの治療を行った上でなお,糖化ヘモグロビン(HbA1C)の検査値がNGSP値(国際標準値)で7.0%以上を目安として用いられます。不可逆的な器質的変化を伴う糖尿病性末梢神経障害の人では,効果が確立されていません。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*エパルレスタット(キネダック)の添付文書による

(1)服用期間……本剤は12週間が目安になっているので,効果が現れない場合は処方医とよく相談してください。
(2)医師へ伝達……服用により,尿が黄褐色または赤色になることがありますが心配はありません。ただし,ビリルビンやケトン体の尿定性試験に影響することがあるので,他科を受診する際にはその旨を伝えてください。
(3)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)劇症肝炎,肝機能障害,黄疸,胚不全。(2)血小板減少。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,紅斑,水疱など)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……腹痛,吐きけ,嘔吐,下痢,食欲不振,腹部膨満感,便秘,胸やけ/尿量減少,頻尿/倦怠感,めまい,頭痛,こわばり,脱力感,四肢疼痛,胸部不快感,動悸,むくみ,ほてり,しびれ,脱毛,紫斑,発熱
(3)検査などでわかる副作用……AST・ALT・γ-GTP・ビリルビン上昇/BUN・クレアチニン上昇/貧血,白血球減少/CK上昇

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

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プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27