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あぜらすちんえんさんえん

アゼラスチン塩酸塩

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

皮膚科・泌尿器科の薬/皮膚科の薬(アレルギー用薬を含む)

解説タイトル

アゼラスチン塩酸塩ほか

一般名 解説

アゼラスチン塩酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 0.5mg 1錠 5.70円
錠剤 / 1mg 1錠 5.90円

製薬会社 解説

日医工岐阜=日医工=武田

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

第二世代抗ヒスタミン薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1回1mgを1日2回。気管支ぜんそくの場合は,1回2mgを1日2回。

識別コード 解説

0.5mg 包装コード:t AZE 0.5 0.5mg 本体コード:AZE 0.5
1mg 包装コード:t AZE 1mg 本体コード:AZE

その他 解説

保険収載年:1986/6

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

アレルギー性鼻炎,じん麻疹,湿疹・皮膚炎,アトピー性皮膚炎,皮膚掻痒症,痒疹/[アゼラスチン塩酸塩,エピナスチン塩酸塩のみの適応症]気管支ぜんそく/[エピナスチン塩酸塩のみの適応症]かゆみを伴う尋常性乾癬

解説 解説

本剤は,アレルギー反応に関与する生理活性物質のロイコトリエンに対する拮抗作用があるという報告もありますが,確定したものではありません。ヒスタミンH1受容体に対する遮断作用(抗ヒスタミン作用)は認められています。
アゼラスチン塩酸塩,エピナスチン塩酸塩は気管支ぜんそくにも使われます。この両薬とケトチフェンフマル酸塩(ケトチフェンフマル酸塩)との二重盲検試験では,改善度,安全性,有用度に有意差はないと報告されています。なお,ケトチフェンフマル酸塩と同様,この両薬もぜんそく発作をその場で抑える薬剤ではありません。
エピナスチン塩酸塩は,2012年に第1類医薬品のOTC薬(アレルギー専用鼻炎薬)として発売されました(現在は第2類)。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*エピナスチン塩酸塩(アレジオン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……長期ステロイド療法を受けている人/肝機能障害またはその前歴/フェニルケトン尿症(ドライシロップのみ)
(3)服用目的……エピナスチン塩酸塩とアゼラスチン塩酸塩は,気管支ぜんそくにも使われます。ただし,気管支拡張薬や全身性ステロイド薬などと異なり,すでにおこっている気管支ぜんそく発作を速やかに抑える薬ではありません。
(4)季節性アレルギー疾患……本剤を季節性アレルギー性疾患の人が服用するときは,発作の出やすい季節の直前から服用を開始し,その季節が終了するまで続けます。
(5)危険作業に注意……本剤を服用すると,眠けを催すことがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

[エピナスチン塩酸塩](1)肝機能障害,黄疸。(2)血小板減少。
[ビラスチン](3)ショック,アナフィラキシー。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(顔面・手足などのむくみ,発疹,じん麻疹,かゆみ,掻痒性紅斑)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……頻尿,血尿などの膀胱炎様症状,尿閉
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……眠け,倦怠感,頭痛,めまい,不眠,悪夢,しびれ感,頭がボーッとした感じ,幻覚,幻聴/吐きけ,胃部不快感,腹痛,口渇,口内炎,食欲不振,嘔吐,胃重感,胃もたれ感,下痢,便秘,口唇乾燥感,腹部膨満感/心悸亢進 /呼吸困難,去痰困難,鼻閉/月経異常,ほてり,にがみ,味覚低下,胸痛,女性型乳房,乳房腫大
(4)検査などでわかる副作用……白血球増加,血小板減少/蛋白尿

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

  • 2点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27