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りせどろんさんえぬえー

リセドロン酸Na

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

痛み・炎症・熱の薬/骨粗鬆症の薬

解説タイトル

ビスホスフォネート製剤

一般名 解説

リセドロン酸ナトリウム水和物
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 2.5mg 1錠 23.20円
錠剤 / 17.5mg 1錠 128.20円

製薬会社 解説

共創未来

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

異所性骨化阻止薬

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

1日1回2.5mg,17.5mg錠の場合は週1回,75mg錠の場合は月1回。骨ページェット病:1日1回17.5mgを8週間連日。

識別コード 解説

2.5mg 本体コード:FF 131:2.5
17.5mg 本体コード:FF 132:17.5

その他 解説

保険収載年:2002/4

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
[エチドロン酸2ナトリウムのみの適応症]脊髄損傷後,股関節形成術後における初期および進行期の異所性骨化の抑制
[エチドロン酸2ナトリウム,リセドロン酸ナトリウム水和物のみの適応症]骨ページェット病

解説 解説

骨の無機質表面でのハイドロキシアパタイト結晶の形成・溶解を抑制する作用と,破骨細胞の抑制作用を有しているといわれています。
本剤服用中に抜歯などの歯科治療,あご付近への放射線治療,口腔内の不衛生などの条件が重なった場合,まれにあごの骨に炎症がおこり,さらに壊死する「顎骨壊死」が生じることがあります。歯科治療を受ける際には,医師に本剤を使用していることを必ず伝えてください。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*リセドロン酸ナトリウム水和物(アクトネル,ベネット)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……食道狭窄またはアカラシア(食道弛緩不能症)などの食道通過遅延障害/本剤の成分あるいは他のビスホスフォネート系薬剤に対するアレルギーの前歴/低カルシウム血症/服用時に立位あるいは坐位を30分以上保てない人/高度な腎機能障害(クレアチニンクリアランス値:約30mL/分未満)/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……嚥下困難,食道・胃・十二指腸の潰瘍または食道炎などの上部消化管障害/中等度または軽度の腎機能障害
(3)栄養状態……本剤を服用しているときは,適切な栄養状態,特にカルシウムとビタミンDの適切な摂取に気をつけてください。
(4)服用法……(1)起床後,最初の飲食前に,立位または座位でコップ1杯の水(約180mL)で服用します。水以外の飲み物(牛乳など。カルシウム・マグネシウムなどの含量の特に高いミネラルウォーターを含む)や食物,他の薬剤と一緒に服用すると吸収を抑制するおそれがあるので,水のみで服用します。(2)服用するときは,口腔咽頭を刺激する可能性があるため,噛んだりなめたりしないように。(3)服用後少なくとも30分は横にならず,飲食(水を除く)や他の薬剤の服用も避けてください。
(5)妊娠可能……妊娠する可能性のある人は服用禁忌ですが,治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ処方されることがあります。
(6)その他……
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

[すべての製剤](1)上部消化管障害(食道炎,食道狭窄,食道潰瘍,食道穿孔(せんこう),胃潰瘍,十二指腸潰瘍など)。(2)顎骨壊死・顎骨骨髄炎。(3)大腿骨転子下,近位大腿骨骨幹部,近位尺骨骨幹部などの非定型骨折。(4)外耳道骨壊死。(5)肝機能障害,黄疸(イバンドロン酸ナトリウム水和物を除く)。
[アレンドロン酸ナトリウム水和物,ミノドロン酸水和物,イバンドロン酸ナトリウム水和物のみ](6)低カルシウム血症(けいれん,テタニー,しびれ,失見当識,QT延長など)。
[アレンドロン酸ナトリウム水和物のみ](7)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN)などの重い皮膚症状。
[エチドロン酸2ナトリウムのみ](8)汎血球減少,無顆粒球症。
[イバンドロン酸ナトリウム水和物のみ](9)アナフィラキシーショック,アナフィラキシー反応。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(かゆみ,発疹,紅斑,じん麻疹,皮膚炎(水疱性を含む),血管浮腫など)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……胃不快感,悪心,上腹部痛,便秘,消化不良(胸やけ),腹部膨満感,胃炎,口内炎,口渇,嘔吐,下痢,食欲不振,軟便,おくび,舌炎,味覚異常,鼓腸,十二指腸炎,歯肉のはれ/眼痛,霧視,ぶどう膜炎/めまい,頭痛,感覚減退(しびれ),耳鳴り,傾眠/筋・骨格痛(関節痛,背部痛,骨痛,筋痛,頸部痛など)/むくみ(顔面,四肢など),ほてり,倦怠感,動悸,発熱,脱毛,無力症(疲労,脱力など)
(3)検査などでわかる副作用……γ-GTP・ALT・AST・LDH増加,血中AL-P増加・減少/好中球増加,リンパ球増加,白血球減少,貧血/血中カルシウム減少/尿潜血陽性,尿中β2ミクログロブリン増加,BUN増加,血中リン減少,血圧上昇

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)水以外の飲料・食物(特に牛乳,乳製品などの高カルシウム含有飲食物),多価陽イオン(カルシウム,マグネシウム,鉄,アルミニウムなど)含有製剤(制酸剤,ミネラル入りビタミン剤)などと併用すると,本剤の吸収が妨げられることがあります。本剤を服用後,少なくとも30分はこれらの飲食物や薬剤を摂取・服用しないでください。

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27