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ベタニス
内服薬
種別
内服薬
大分類/中分類
皮膚科・泌尿器科の薬/泌尿器科の薬
解説タイトル
過活動膀胱治療薬(2)
剤形/保険薬価 解説
錠剤 / 25mg 1錠 90.70円
錠剤 / 50mg 1錠 153.20円
製薬会社 解説
アステラス
先発/ジェネリック 解説
先発品
分類 解説
選択的β3アドレナリン受容体作動性過活動膀胱治療薬
規制 解説
劇薬
使用量と回数 解説
1日1回50mg。中等度の肝機能障害・重度の腎機能障害がある場合は1日1回25mgから開始。
識別コード 解説
25mg 包装コード:25mg 本体コード:25
50mg 包装コード:50mg 本体コード:50
その他 解説
保険収載年:2011/9
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
解説 解説
使用上の注意
警告 解説
基本的注意 解説
(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
[ミラベグロンのみ]重篤な心疾患/重度の肝機能障害/抗不整脈薬のフレカイニド酢酸塩(フレカイニド酢酸塩)あるいはプロパフェノン塩酸塩(プロパフェノン塩酸塩)の服用中/妊婦または妊娠している可能性のある人/授乳婦
(2)慎重に服用すべき場合……[ミラベグロン]心血管系障害/QT延長または不整脈の前歴/クラスⅠa(キニジン硫酸塩水和物(キニジン硫酸塩水和物),プロカインアミド塩酸塩(プロカインアミド塩酸塩)など)またはクラスⅢ(アミオダロン塩酸塩(アミオダロン塩酸塩),ソタロール塩酸塩(ベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの))など)の抗不整脈薬を服用中の人を含むQT延長症候群の人/重度の徐脈などの不整脈,急性心筋虚血などの不整脈をおこしやすい人/低カリウム血症/肝機能障害(重度を除く)/腎機能障害/緑内障/高齢者
[ビベグロン]重篤な心疾患/高度の肝機能障害
(3)前立腺肥大症など……下部尿路閉塞疾患(前立腺肥大症など)を合併している人には,それに対する治療を優先して行います。
(4)服用方法……[ミラベグロン]本剤は徐放性製剤であるため,割ったり,砕いたり,すりつぶしたりして服用すると,本剤の徐放性が失われるおそれがあるので,そのままかまずに服用してください。
(5)定期検査……[ミラベグロン](1)QT延長または不整脈の前歴がある人,抗不整脈薬のクラスⅠa・クラスⅢなどのQT延長をおこすことが知られている薬剤を本剤と併用している人など,QT延長をおこすリスクが高いと考えられる人は,定期的に心電図検査を行います。(2)緑内障の人が本剤を服用する場合には,定期的な眼科的診察を行います。(3)血圧が上昇することがあるので,服用開始前および服用中は定期的に血圧測定を行います。
(6)併用に注意する薬剤……[ミラベグロン](1)過活動膀胱の適応がある抗コリン薬(過活動膀胱治療薬(1))と併用する際は,尿閉などの副作用の発現に十分注意してください。(2)現時点では,ステロイド合成・代謝系への作用がある5α還元酵素阻害薬(5α還元酵素阻害薬)と併用した際の安全性や効果が確認されていないため,本剤との併用は避けることが望ましいとされています。
(7)その他……
・妊婦での安全性:[ビベグロン]有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:[ビベグロン]治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
[ミラベグロンのみ](2)高血圧。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,じん麻疹,かゆみ)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……動悸,上室性期外収縮,頻脈,心室性期外収縮,心拍数増加,心房細動/回転性めまい/霧視/便秘,口内乾燥,腹部不快感,腹部膨満,下痢,十二指腸潰瘍,胃炎,口内炎,悪心,嘔吐,腹痛,上腹部痛,下腹部痛/倦怠感,むくみ,口渇,胸部不快感,胸痛/膀胱炎/食欲減退/浮動性めまい,頭痛,ふるえ,感覚鈍麻,傾眠/残尿
(3)検査などでわかる副作用……白血球減少・増加,血小板増加・減少/右脚ブロック,血圧上昇,高血圧/AST・ALT・γ-GTP・AL-P上昇,ビリルビン上昇/尿沈渣異常/CK上昇・減少,血中ブドウ糖増加・減少,コレステロール上昇,尿酸上昇/尿中タンパク陽性,尿中ブドウ糖陽性,クレアチニン上昇,BUN上昇・減少
併用してはいけない薬 解説
注意して併用すべき薬
(1)併用すると本剤の作用が弱まる可能性がある薬剤……リファンピシン(リファンピシン),フェニトイン(フェニトイン),カルバマゼピン(カルバマゼピン)
(2)本剤との併用で作用が強まるおそれがある薬剤……デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物(非麻薬系中枢性鎮咳薬),フェノチアジン系抗精神病薬(フェノチアジン系薬剤)(ペルフェナジンなど),ドネペジル塩酸塩(認知症治療薬(1)(アセチルコリンエステラーゼ阻害薬)),三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬) (アミトリプチリン塩酸塩,ノルトリプチリン塩酸塩,イミプラミン塩酸塩など),メトプロロール酒石酸塩(ベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの)),ジゴキシン(ジギタリス製剤)
(3)併用すると頻脈,心室細動発現の危険性が増大する薬剤……カテコールアミン(アドレナリン,イソプレナリンなど)
(4)併用すると心拍数増加などが現れるおそれがある薬剤……イトラコナゾール(深在性真菌治療薬),リトナビル(エイズ治療薬(2)),アタザナビル硫酸塩(エイズ治療薬(2)),ネルフィナビルメシル酸塩(エイズ治療薬(2)),クラリスロマイシン(マクロライド)
(5)併用するとQT延長,心室性不整脈(トルサード・ド・ポアンツを含む)が現れるおそれがある薬剤……ピモジド
[ビベグロン]
(1)併用すると本剤の作用が強まる可能性がある薬剤……アゾール系抗真菌薬(深在性真菌治療薬)(イトラコナゾールなど),HIVプロテアーゼ阻害薬(リトナビル(エイズ治療薬(2))など)
(2)併用すると本剤の作用が弱まる可能性がある薬剤……リファンピシン(リファンピシン),フェニトイン(フェニトイン),カルバマゼピン(カルバマゼピン)
海外評価 解説
- 5点
プレグナンシー・カテゴリー 解説
- C
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
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データ更新日:2023/09/27