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トラムセット配合錠 (トラマドール塩酸塩・アセトアミノフェン配合剤) ヤンセン=持田 [処方薬]の解説、注意、副作用 お薬検索[薬事典]- メディカルiタウン


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とらむせっとはいごうじょう

トラムセット配合錠

処方薬

種別

内服薬

大分類/中分類

がんに使われる内服薬/がんに使われるその他の薬剤

解説タイトル

がん疼痛治療薬(7)

一般名

トラマドール塩酸塩・アセトアミノフェン配合剤
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価

錠剤 /  1錠 70.10円

製薬会社

ヤンセン=持田

先発/ジェネリック

先発品

分類

非麻薬性疼痛治療薬

規制

劇薬

使用量と回数

識別コード

その他

保険収載年:2011/7

トラムセット配合錠

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的

非オピオイド鎮痛薬で治療困難な以下の疾患・症状における鎮痛→[トラマドール塩酸塩]疼痛を伴う各種がん,慢性疼痛/[トラムセット配合錠]非がん性慢性疼痛,抜歯後の疼痛

解説

トラマドール塩酸塩は非麻薬指定の中枢性鎮痛薬ですが,オピオイド(モルヒネ様物質)受容体のμ(ミュー)-受容体に特異的に結合して興奮性伝達物質の放出を抑制します。また神経伝達物質のセロトニン,ノルアドレナリン再取り込みを阻害し,シナプス間隙のセロトニン,ノルアドレナリンの量を増やして侵害刺激を抑制します。これらの効果はトラマドールの代謝物(O-脱メチル体)にも認められます。
モルヒネの鎮痛効果を1とした場合,トラマドールの鎮痛効果は0.2と推定されています。トラマールODは即放性製剤,ワントラムは徐放性製剤です。なお,トラマドールの注射薬は,1978年3月から国内で使用されています。
また,トラムセット配合錠はトラマドールにアセトアミノフェン(アセトアミノフェン)を加えた配合剤で,適応症はがん以外の疼痛となっています。

使用上の注意

警告

[トラマドール塩酸塩・アセトアミノフェン配合剤]
(1)本剤により重い肝機能障害が現れるおそれがあります。アセトアミノフェンの1日総量が1500mg(本剤4錠)を超す高用量で長期服用する場合には,定期的に肝機能などの検査を受けなければなりません。
(2)本剤とトラマドール塩酸塩またはアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により,過量服用に至るおそれがあることから,これらの薬剤とは併用してはいけません。

基本的注意

*トラマドール塩酸塩(トラマールOD)ほかの添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/アルコール・睡眠薬・鎮痛薬・オピオイド(麻薬性)鎮痛薬・向精神薬による急性中毒/モノアミン酸化酵素阻害薬(モノアミン酸化酵素の働き)の服用中または服用中止後14日以内/治療により十分な管理がされていないてんかん/[トラマールを除く]重い肝機能障害・腎機能障害
[トラムセット配合錠のみ]消化性潰瘍/重い血液の異常/重い心機能不全/アスピリンぜんそく(非ステロイド製剤によるぜんそく発作の誘発)またはその前歴
(2)慎重に服用すべき場合……オピオイド鎮痛薬の服用中/腎機能障害/肝機能障害/てんかんのある人,けいれん発作をおこしやすい人,けいれん発作の前歴/薬物乱用または薬物依存傾向/呼吸抑制状態/脳の器質的障害/オピオイド鎮痛薬に対するアレルギーの前歴/ショック状態/高齢者
(3)依存性……本剤の連用により薬物依存を生じることがあるので,処方医の指示を守って服用してください。
(4)適切な使用・管理……(1)本剤を目的以外に使用をしないでください。(2)本剤は子どもの手の届かないところに保管してください。
(5)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,めまい,意識消失などをおこすおそれがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用

(1)ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,気管支けいれん,喘鳴(ぜんめい),血管神経性浮腫など)。(2)けいれん。(3)意識消失。(4)長期使用時に,耐性,精神的依存・身体的依存(本剤を中止または減量すると,激越,不安,神経過敏,不眠症,運動過多,ふるえ,胃腸症状,パニック発作,幻覚,錯感覚,耳鳴りなどの退薬症候が現れることがあるので,自己判断で中止・減量をしないようにしてください)。(5)呼吸抑制。
[トラムセット配合錠のみ](6)中毒性表皮壊死融解症(TEN),皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),急性汎発性発疹性膿疱症。(7)間質性肺炎。(8)間質性腎炎,急性腎不全。(9)ぜんそく発作の誘発。(10)劇症肝炎,肝機能障害,黄疸。(11)顆粒球減少症。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用

(1)おこることがある副作用……傾眠,浮動性めまい,頭痛,ふるえ,不眠症,せん妄,幻覚,鎮静,体位性めまい,睡眠障害,不随意性筋収縮,感覚鈍麻,味覚異常,記憶障害,健忘,ジスキネジー,眼振,回転性めまい,疲労,耳鳴り,悪夢,気分変動,うつ病,落ち着きのなさ,不安,頭重感,興奮,虚脱感,両手のしびれ感,ふらつき感,不快感,錯感覚,協調運動異常,失神,錯乱,活動低下・亢進,行動障害,知覚障害,言語障害,無感情,不快気分/悪心,嘔吐,便秘,食欲減退,下痢,腹部不快感,上腹部痛,口内乾燥,口内炎,消化不良,腹痛,胃炎,口唇炎,胃食道逆流性疾患,口の錯感覚,腹部膨満感,腹鳴,おくび/呼吸困難,口腔咽頭痛,咽喉乾燥,口腔咽頭不快感,発声障害/ほてり,動悸,起立性低血圧,不整脈,顔面蒼白,胸内苦悶,頻脈,徐脈/多汗症,かゆみ,湿疹,発疹,じん麻疹,薬疹,冷汗,寝汗/排尿困難,頻尿,尿量減少,尿閉,夜間頻尿,膀胱炎/口渇,倦怠感,無力症,異常感,熱感,脱水,視力障害,背部痛,関節痛,四肢痛,筋骨格硬直,むくみ,疼痛,胸部不快感,転倒,易刺激性,悪寒,冷感,発熱,霧視,散瞳,視調節障害,体重減少
(2)検査などでわかる副作用……血圧上昇・低下,高血圧/好中球増加,好酸球増加・減少,リンパ球減少,ヘマトクリット減少,ヘモグロビン減少,赤血球減少,白血球増加,血小板減少/AST・ALT・AL-P・LDH増加,肝機能異常,ビリルビン増加/尿糖陽性,尿タンパク陽性,尿潜血陽性,クレアチニン増加,BUN増加/尿酸増加,トリグリセリド増加/CK増加,心電図QT延長

併用してはいけない薬

モノアミン酸化酵素阻害薬(セレギリン塩酸塩(セレギリン塩酸塩))→外国において,セロトニン症候群(錯乱,激越,発熱,発汗,運動失調,反射異常亢進,ミオクローヌス,下痢など)を含む中枢神経系(攻撃的行動,固縮,けいれん,昏睡,頭痛),呼吸器系(呼吸抑制),心血管系(低血圧,高血圧)の重い副作用が報告されています。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると本剤の作用が弱まる薬剤……オンダンセトロン塩酸塩水和物(セロトニン拮抗型制吐薬),ブプレノルフィン(ブプレノルフィン塩酸塩),ペンタゾシン(がん疼痛治療薬(6))など
(2)併用すると相互に作用が強まるおそれがある薬剤・薬物……キニジン(キニジン硫酸塩水和物),オピオイド鎮痛薬,中枢神経抑制剤(フェノチアジン系薬剤(フェノチアジン系薬剤),催眠鎮静薬など)/アルコール
(3)併用すると相互に作用を強め,セロトニン症候群がおこるおそれがある薬剤……三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬),セロトニン作用薬(選択的セロトニン再取り込み阻害薬(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)など),リネゾリド(リネゾリド
(4)その他,併用に注意すべき薬剤……カルバマゼピン(カルバマゼピン),ジゴキシン(ジギタリス製剤),クマリン系抗凝血薬(ワルファリンカリウム)(ワルファリンカリウム)

海外評価

プレグナンシー・カテゴリー


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第30版(2017年8月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。

データ更新日:2017/08/09


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