ページ内を移動するためのリンクです

サムスカ (トルバプタン) 大塚 [処方薬]の解説、注意、副作用 お薬検索[薬事典]- メディカルiタウン


文字の大きさ
標準

ここから本文です

お薬検索

さむすか

サムスカ

処方薬

種別

内服薬

大分類/中分類

内分泌疾患の薬/その他のホルモン剤・抗ホルモン剤

解説タイトル

トルバプタン

一般名

トルバプタン
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価

錠剤 / 7.5mg 1錠 1,280.80円
錠剤 / 15mg 1錠 1,948.40円
錠剤 / 30mg 1錠 2,964.10円

製薬会社

大塚

先発/ジェネリック

先発品

分類

バソプレシンV2受容体拮抗薬

規制

劇薬

使用量と回数

心不全における体液貯留の場合は1日1回15mg。肝硬変における体液貯留の場合は1日1回7.5mg。多発性のう胞腎の場合は1日60mgを2回(朝45mg,夕方15mg)に分けて服用,最大120mgまで。

識別コード

15mg 包装コード:15mg 本体コード:15
7.5mg 包装コード:7.5mg 本体コード:7.5
30mg 包装コード:30mg 本体コード:30

その他

保険収載年:2010/12

サムスカ錠15mg

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的

[サムスカ7.5mgの適応症]ループ利尿薬などの他の利尿薬で効果不十分な心不全・肝硬変における体液貯留
[サムスカ15mgの適応症]ループ利尿薬などの他の利尿薬で効果不十分な心不全における体液貯留
[サムスカ7.5mg,15mg,30mgの適応症]腎容積がすでに増大しており,かつ腎容積の増大速度が速い常染色体優性多発性のう胞腎の進行抑制

解説

電解質排泄を増やさずに水だけを出す,水利尿剤という全く新しい作用機序の「心不全・肝硬変における体液貯留」および「常染色体優性多発性のう胞腎の進行抑制」に対する新しい治療薬です。「心不全・肝硬変における体液貯留」の場合は他の利尿薬(ループ利尿薬,チアジド系利尿薬,抗アルドステロン薬など)と併用して使用します。尿中から血中への水の再吸収を減少させ,ナトリウムなどの電解質排泄に直接の影響を与えずに水分のみを体外へ排出するメカニズムをもつ新しい治療法として期待ができます。

使用上の注意

警告

[心不全・肝硬変における体液貯留の場合]本剤の服用により急激な水利尿から脱水症状や高ナトリウム血症をおこし,意識障害に至った症例が報告されており,また,急激な血清ナトリウム濃度の上昇による橋(きょう)中心髄鞘(ずいしょう)崩壊症をおこすおそれがあることから,入院して服用を開始または再開すること。また,特に投与開始日または再開日には血清ナトリウム濃度を頻回に測定する必要があります。
[常染色体優性多発性のう胞腎の場合](1)本剤は,常染色体優性多発性のう胞腎について十分な知識をもつ医師のもとで,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ服用しなければなりません。また,本剤の服用開始に先立ち,本剤は疾病を完治させる薬剤ではないこと,重篤な肝機能障害が発現するおそれがあること,適切な水分摂取および定期的な血液検査などによるモニタリングの実施が必要であることを含め,本剤の有効性および危険性について十分に説明を受け,同意したのちに服用しなければなりません。(2)特に服用開始時または漸増期において,過剰な水利尿に伴う脱水症状,高ナトリウム血症などの副作用が現れるおそれがあるので,少なくとも本剤の服用開始は入院して行い,適切な水分補給の必要性について指導を受け,また,服用中は少なくとも月1回は血清ナトリウム濃度を測定する必要があります。(3)本剤の服用により,重篤な肝機能障害が発現した症例が報告されていることから,血清トランスアミナーゼ値,総ビリルビン値を含めた肝機能検査を必ず服用開始前および増量時に実施し,服用中は少なくとも月1回は肝機能検査を実施し,異常が認められた場合にはただちに服用を中止します。

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分または類似化合物(モザバプタン塩酸塩(モザバプタン塩酸塩)など)に対するアレルギーの前歴/無尿/口渇を感じないまたは水分摂取が困難な人/高ナトリウム血症/適切な水分補給が困難な肝性脳症の人/妊婦または妊娠している可能性のある人
[常染色体優性多発性のう胞腎の場合のみ]重い腎機能障害(eGFRが15mL/分/1.73mm2未満)/慢性肝炎,薬剤性肝機能障害などの肝機能障害またはその前歴
(2)慎重に服用すべき場合……重い冠動脈疾患または脳血管疾患/高カリウム血症/高齢者
[心不全・肝硬変における体液貯留の場合のみ]血清ナトリウム濃度125mEq/L未満の人/重い腎機能障害/肝性脳症またはその前歴
[常染色体優性多発性のう胞腎の場合のみ]腎機能が低下している人
(3)服用中止……本剤を「心不全・肝硬変における体液貯留」に用いた場合,体液貯留所見が消失した際には服用を中止します。また,「心不全における体液貯留」の場合は,目標体重に戻った際には漫然と服用しないこととされています。
(4)口渇,脱水……本剤は入院して服用します。本剤の利尿作用に伴い,口渇,脱水などの症状が現れることがあります。このような症状が現れた場合には,速やかに看護師などに伝え,水分を補給してください。
(5)避妊……妊娠する可能性のある人は,避妊を行ってください。動物実験で胚あるいは胎児への移動などが報告されています。
(6)飲食物……グレープフルーツジュースは本剤の作用を強めるおそれ,セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品は本剤の作用を弱めるおそれがあるので,服用しているときは摂取しないでください。
(7)危険作業に注意……本剤を服用すると,めまいなどが現れるおそれがあるので,転倒に注意してください。また,服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(8)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用

(1)重い腎機能障害(腎不全など)。(2)血栓症,血栓塞栓症。(3)高ナトリウム血症(口渇,脱水など)。(4)肝機能障害。(5)ショック,アナフィラキシー(全身発赤,血圧低下,呼吸困難など)。(6)過度の血圧低下,心室細動,心室頻拍。(7)(肝硬変の人で)意識障害を伴う肝性脳症。(8)汎血球減少,血小板減少。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用

(1)すぐに看護師・処方医に伝える副作用……頭痛,めまい,不眠症,失神,意識消失,睡眠障害,嗜眠,傾眠,ナルコレプシー,注意力障害,感覚鈍麻,不随意性筋収縮,錯感覚,不安,うつ病,リビドー減退,神経過敏,パニック発作/口渇,便秘,食欲不振,悪心,嘔吐,下痢,味覚異常,消化不良,腹痛,腹部膨満,胃食道逆流性疾患,食道炎,裂孔ヘルニア,腹部不快感,心窩部(しんかぶ)不快感,口唇乾燥,鼓腸,胃腸炎,胃炎,胃腸障害,憩室炎,結腸ポリープ,嚥下(えんげ)障害,消化管運動障害,舌痛,舌苔,舌変色,口唇炎,口内炎,口の感覚鈍麻,臍ヘルニア,食欲亢進,呼気臭,痔核,過敏性腸症候群/動悸,頻脈,期外収縮,不整脈/脱水,糖尿病,痛風/頻尿,多尿,腎臓痛,血尿,尿失禁,尿意切迫,排尿困難,尿閉,乏尿,尿路感染,膀胱痛,腎結石/発疹,かゆみ,じん麻疹/皮膚乾燥,脱毛,ざ瘡(にきび),皮膚炎,色素沈着障害,爪の障害,多汗,乏汗,寝汗/せき,呼吸困難,鼻咽頭炎,上気道感染,扁桃炎,副鼻腔炎,ぜんそく,気管支炎,口腔咽頭痛,咽喉乾燥,鼻乾燥,鼻出血,発声障害/眼乾燥,緑内障,霧視,結膜出血/疲労,多飲症,体重変動(増加,減少),無力症,倦怠感,浮腫,筋骨格痛,筋痙縮(けいしゅく),胸痛,背部痛,関節痛,四肢痛,疼痛,側腹部痛,冷感,発熱,ほてり,熱感,粘膜乾燥,ウイルス感染,カンジダ症,真菌感染,筋硬直,関節腫脹,勃起不全,月経過多,不規則月経,乳房のう胞,易刺激性,耳鳴り,不正子宮出血
(2)検査などでわかる副作用……血圧上昇,血圧低下,起立性低血圧,不安定血圧/貧血,ヘモグロビン低下,平均赤血球容積増加,血小板減少,白血球増多,好酸球増多/血中尿酸上昇,高カリウム血症,高血糖,脂質異常症,血液浸透圧上昇,血液量減少症,低カリウム血症,高カルシウム血症,低ナトリウム血症,低血糖,低リン酸血症,CK上昇,血中抗利尿ホルモン増加/血中クレアチニン上昇,BUN上昇,腎機能障害,尿浸透圧低下,シスタチンC上昇/LDH上昇

併用してはいけない薬

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると本剤の作用を強めるおそれがある薬剤……CYP3A4阻害薬(ケトコナゾール,イトラコナゾール(深在性真菌治療薬),クラリスロマイシン(マクロライド)など),P糖タンパク阻害作用を有する薬剤(シクロスポリン(シクロスポリン)など)
(2)併用すると本剤の作用を弱めるおそれがある薬剤……CYP3A4誘導作用を有する薬剤(リファンピシン(リファンピシン)など)
(3)本剤との併用で作用が強まるおそれがある薬剤……ジゴキシン(ジギタリス製剤
(4)本剤との併用で止血作用が弱まるおそれがある薬剤……バソプレシン誘導体(デスモプレシン酢酸塩水和物〈注射薬〉など)
(5)本剤との併用で血清カリウム濃度が上昇するおそれがある薬剤……カリウム製剤,カリウム保持性利尿薬(スピロノラクトン(スピロノラクトン),トリアムテレン(トリアムテレン)など),抗アルドステロン薬(エプレレノン(エプレレノン)など),アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬))(エナラプリルマレイン酸塩など),アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬))(ロサルタンカリウムなど),レニン阻害薬(アリスキレンフマル酸塩(直接的レニン阻害薬)など)

海外評価

プレグナンシー・カテゴリー


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第30版(2017年8月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。

データ更新日:2017/08/09


ここからフッター情報です

iタウンページ&タウンページコンテンツ
iタウンページコンテンツ

ページはここまでです

ページの先頭へ戻ります