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いーけぷら

イーケプラ

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

精神神経科の薬/けいれん・てんかんの薬

解説タイトル

レベチラセタム

一般名 解説

レベチラセタム
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 250mg 1錠 84.50円
錠剤 / 500mg 1錠 138.00円
ドライシロップ剤 / 50% 1g 160.80円

製薬会社 解説

UCB

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

抗けいれん・てんかん薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1日1,000~3,000mg(ドライシロップ2~6g)を2回に分けて服用。小児は体重・症状により1日20~60mg/kg(50kg以上は大人用量)を2回に分けて服用。

識別コード 解説

250mg 包装コード:Otsuka ucb 250 250mg 本体コード:ucb 250
500mg 包装コード:Otsuka ucb 500 500mg 本体コード:ucb 500

その他 解説

保険収載年:2010/9

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)/他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法

解説 解説

すでに100カ国以上の国や地域で使用されている,新しい抗てんかん薬です。肝臓で代謝されずに排泄されるため,他の薬剤の影響を受けないことから使いやすく,他の抗てんかん薬にみられることのある認知機能低下が少ない薬です。世界では,成人の部分発作に対する併用療法の標準的な治療薬であり,また,ILAE(国際抗てんかん連盟)のガイドラインでは,成人の部分発作の単剤治療開始薬としてレベルAに分類されています。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*レベチラセタム(イーケプラ)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分またはピロリドン誘導体に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……腎機能障害,血液透析を受けている末期腎機能障害/重い肝機能障害/高齢者
(3)精神症状に注意……本剤を服用すると,易刺激性,錯乱,焦燥,興奮,攻撃性などの精神症状が現れ,自殺企図に至ることもあります。患者および家族はそのリスクについて十分な説明を受け,服用中は処方医と緊密に連絡を取り合うことが必要です。
(4)急な減量・中止……本剤の連用中に服用量を急激に減らしたり,服用を中止したりすると,てんかん発作の増悪またはてんかん重積状態が現れることがあります。自己判断で減量や中止をしないようにしてください。
(5)小児の単剤療法……小児の部分発作に対する単剤療法に関する臨床試験は国内・海外ともに行われていないことから,小児の部分発作に対する単剤療法に本剤を使用する場合,特に服用開始時には状態を十分に観察しながら行います。
(6)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,注意力・集中力・反射運動能力などの低下がおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(7)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・低出生体重児,新生児,乳児,4歳未満の幼児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス‐ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN)。(2)薬剤性過敏症症候群(発疹,発熱,肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現など)。(3)重い血液障害(汎血球減少,無顆粒球症,白血球減少,好中球減少,血小板減少)。(4)肝不全,肝炎などの重い肝機能障害。(5)膵炎(激しい腹痛や発熱,吐きけ・嘔吐など)。(6)精神症状(易刺激性,錯乱,焦燥,興奮,攻撃性など),自殺企図。(7)横紋筋融解症(筋肉痛,脱力感など)。(8)急性腎障害。(9)悪性症候群(発熱,筋強剛,頻脈,意識障害,発汗過多など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)すぐに処方医に連絡する副作用……浮動性めまい,頭痛,不眠症,傾眠,感覚鈍麻,気分変動,ふるえ,易刺激性,けいれん,抑うつ,激越,健忘,注意力障害,幻覚,運動過多,記憶障害,錯感覚,思考異常,平衡障害,感情不安定,異常行動,協調運動異常,怒り,ジスキネジー,不安,体位性めまい,睡眠障害,緊張性頭痛,精神病性障害,錯乱状態,敵意,気分動揺,神経過敏,人格障害,精神運動亢進,舞踏アテトーゼ運動,パニック発作,嗜眠(しみん),せん妄,てんかん増悪/麦粒腫,複視,結膜炎,霧視,眼精疲労,眼のかゆみ/腹痛,便秘,下痢,胃腸炎,悪心,口内炎,嘔吐,う歯,歯肉炎,痔核,歯周炎,胃不快感,歯痛,消化不良,口唇炎,歯肉腫脹/膀胱炎,月経困難症,頻尿/鼻咽頭炎,咽喉頭疼痛,上気道の炎症,鼻炎,気管支炎,せき,鼻漏,咽頭炎,インフルエンザ,鼻出血,肺炎/食欲不振/湿疹,皮膚炎,かゆみ,発疹,ざ瘡(にきび),脱毛症,単純ヘルペス,帯状疱疹,白癬感染,多形紅斑,血管性浮腫/背部痛,肩痛,筋肉痛,四肢痛,筋骨格硬直,関節痛,頸部痛,筋力低下/耳鳴り,回転性めまい/倦怠感,発熱,体重減少,胸痛,体重増加,無力症,疲労,末梢性浮腫,事故による外傷(皮膚裂傷など)
(2)検査などでわかる副作用……好中球減少,貧血,血中鉄減少,鉄欠乏性貧血,血小板減少,白血球増加,白血球減少/心電図QT延長,高血圧/AL-P増加,肝機能異常/尿中ブドウ糖陽性,尿中血陽性,尿中タンパク陽性/血中トリグリセリド増加,抗けいれん薬濃度増加

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27