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ぐりめぴりど
グリメピリド
処方薬
種別
内服薬
大分類/中分類
内分泌疾患の薬/糖尿病の内服薬
解説タイトル
糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系)
剤形/保険薬価解説
錠剤 / 0.5mg 1錠 9.60円
錠剤 / 1mg 1錠 9.90円
錠剤 / 3mg 1錠 21.60円
製薬会社解説
あすか=武田
先発/ジェネリック解説
ジェネリック
分類解説
糖尿病用薬(スルフォニルウレア系)
規制解説
劇薬
使用量と回数解説
1日0.5~1mgより開始し, 1~2回に分けて服用。維持量1日1~4mg,1日最大6mg。
識別コード解説
1mg 包装コード:AK 222 1mg 本体コード:AK 222
3mg 包装コード:AK 232 3mg 本体コード:AK 232
0.5mg 包装コード:AK 202 0.5mg 本体コード:AK 202
その他解説
保険収載年:2000/4
「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。
※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
解説解説
インスリン分泌促進薬の一つで,膵臓のβ(ベータ)細胞膜上のスルフォニルウレア受容体に結合し,インスリンの分泌を促進して血糖値を下げます。
使用上の注意
警告解説
基本的注意解説
(1)服用してはいけない場合……重症ケトーシス,糖尿病性昏睡または前昏睡,インスリン依存型(1型)糖尿病(若年型糖尿病,ブリットル型糖尿病など)/重い肝機能障害・腎機能障害/重症感染症,手術前後,重い外傷/下痢・嘔吐などの胃腸障害/本剤の成分またはスルフォンアミド系薬剤に対するアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人
[グリベンクラミドのみ]ボセンタン水和物の服用中
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害,腎機能障害/以下にあげる低血糖をおこすおそれのある状態または人:脳下垂体機能不全,副腎機能不全,栄養不良状態,飢餓状態,不規則な食事摂取,食事摂取量の不足,衰弱状態,激しい筋肉運動,過度のアルコール摂取,高齢者,小児/血糖降下作用を増強する薬剤との併用
(3)定期検査……本剤を服用中は,定期的に血糖,尿糖などの検査を受ける必要があります。
(4)低血糖対策……(1)服用すると,重くかつ長引く低血糖症をおこすことがあります。処方医から指示された低血糖症に関する対策をきちんと守ってください。特に,高所作業や自動車の運転などに従事している人は注意が必要です。(2)平素から,3~4個の袋入りの砂糖やアメを持ち歩き,低血糖症状を感じたら,すぐにその場でなめてください。なお,α-グルコシダーゼ阻害薬(食後過血糖改善薬)(アカルボース,ボグリボース,ミグリトール)を併用している人は必ずブドウ糖を用いてください。(3)低血糖はいったん回復したと思われる場合でも,数日間は再発することがあるので十分注意してください。
(5)低血糖症状……初期症状として脱力感,高度の空腹感,発汗など。引き続いて動悸,ふるえ,頭痛,知覚異常,不安,興奮,神経過敏,集中力低下,精神障害,意識障害,けいれんなどが現れます。
(6)心臓・血管系障害……スルフォニルウレア系薬剤(トルブタミド1日1.5g:現在は販売中止)を長期間継続服用した場合,食事療法単独の場合と比較して,心臓・血管系障害による死亡率が有意に高かったとの報告があります。
(7)危険作業に注意……本剤を服用すると,重篤で遷延性の低血糖症をおこすことがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(8)その他……
・授乳婦での安全性:[グリクラジド]服用するときは授乳を中止。[グリメピリド]原則として服用しない。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用解説
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用解説
(2)検査などでわかる副作用……低血糖症状/貧血,白血球・血小板減少/AST・ALT・AL-P・LDH・γ-GTP上昇/BUN・血清クレアチニン上昇/カリウム上昇,ナトリウム低下,CK上昇
併用してはいけない薬解説
注意して併用すべき薬
(2)併用すると本剤の作用を弱める薬剤……副腎皮質ステロイド薬(副腎皮質ステロイド薬),甲状腺ホルモン(甲状腺製剤),卵胞ホルモン(卵胞ホルモン),利尿薬,ピラジナミド,イソニアジド(イソニアジド),ニコチン酸(その他のビタミンB群),リファンピシン(リファンピシン),フェノチアジン系薬剤(フェノチアジン系薬剤),フェニトイン(フェニトイン),アドレナリン,ブセレリン酢酸塩(ブセレリン酢酸塩)
海外評価解説
- 5.5点
プレグナンシー・カテゴリー解説
- C
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第30版(2018年2月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。
データ更新日:2018/02/09