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じくろふぇなくなとりうむざざい

ジクロフェナクナトリウム坐剤

外用薬

処方薬情報の見方

種別

外用薬

大分類/中分類

解熱・鎮痛・消炎薬/解熱・鎮痛・消炎薬

解説タイトル

鎮痛・解熱坐薬

一般名 解説

ジクロフェナクナトリウム
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

坐剤 / 12.5mg 1個 19.70円
坐剤 / 25mg 1個 20.30円
坐剤 / 50mg 1個 20.30円

製薬会社 解説

日本ジェネリック

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

解熱・鎮痛・消炎薬

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

識別コード 解説

50mg 包装コード:JG C 89
25mg 包装コード:JG C 88
12.5mg 包装コード:JG C 87

その他 解説

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

[ケトプロフェンの適応症]関節リウマチ・変形性関節症・腰痛症・頸肩腕症候群・症候性神経痛の鎮痛・消炎・解熱/外傷・手術後の鎮痛・消炎
[ジクロフェナクナトリウムの適応症]関節リウマチ・変形性関節症・腰痛症・後陣痛の鎮痛・消炎/手術後の鎮痛・消炎/他の解熱剤では効果が期待できないか,あるいは,他の解熱剤の投与が不可能な場合の急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)の緊急解熱

解説 解説

NSAID(非ステロイド系解熱鎮痛薬)の坐薬です。わが国におけるシェアはジクロフェナクナトリウム坐剤が圧倒的です。参考:内服のジクロフェナクナトリウム(ジクロフェナクナトリウム)を参考にしてください。

使用上の注意

警告 解説

[ジクロフェナクナトリウム]幼小児,高齢者,消耗性疾患の人は,過度の体温下降・血圧低下によるショック症状がおこりやすいので特に注意が必要です。

基本的注意 解説

*ケトプロフェン坐剤,ボルタレンサポの添付文書による

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/消化性潰瘍/重い血液異常・肝機能障害・腎機能障害・心機能不全/アスピリンぜんそく(非ステロイド性解熱鎮痛薬などにより誘発されるぜんそく発作),またはその前歴/直腸炎,直腸出血,痔疾
[ケトプロフェンのみ]内服のシプロフロキサシン塩酸塩(ニューキノロン剤)の服用中/妊娠後期/[ジクロフェナクナトリウムのみ]インフルエンザの経過中の脳炎・脳症/重い高血圧症/内服のトリアムテレン(トリアムテレン)の服用中/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に使用すべき場合……消化性潰瘍の前歴/血液異常またはその前歴/非ステロイド性消炎鎮痛薬の長期使用による消化性潰瘍のある人で,本剤の長期使用が必要であり,かつミソプロストールによる治療が行われている人/血液異常またはその前歴(重い血液異常のある人を除く)/出血傾向/心機能障害(重い心機能障害のある人を除く)/過敏症の前歴/気管支ぜんそく(アスピリンぜんそくまたはその前歴のある人を除く)/潰瘍性大腸炎/クローン病/肝機能障害またはその前歴(重い肝機能障害のある人を除く)/腎機能障害またはその前歴(重い腎機能障害のある人を除く)/高齢者
[ジクロフェナクナトリウム]消耗性疾患/高血圧症(重い高血圧症のある人を除く)/SLE(全身性エリテマトーデス)/消化管手術後/感染症を合併している人/腎血流量が低下しやすい人(心機能障害,利尿薬や腎機能に著しい影響を与える薬剤の使用中,腹水を伴う肝硬変,大手術後,高齢者)
(3)対症療法……本剤による治療は原因療法ではなく,単に痛みを止めたり,熱を下げたりするだけの対症療法に過ぎないことを忘れないでください。
(4)危険作業は中止……[ジクロフェナクナトリウム]本剤を使用すると,眠け,めまい,霧視などが現れるおそれがあります。本剤の使用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(5)その他……
・妊婦での安全性:[ケトプロフェン]未確立。妊娠後期は禁忌。それ以外は有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:[ケトプロフェン]使用するときは授乳を避けること。[ジクロフェナクナトリウム]治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:[ケトプロフェン]未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)ショック,アナフィラキシー(胸内苦悶,冷汗,四肢冷却,じん麻疹,呼吸困難,意識障害など)。(2)中毒性表皮壊死融解症(TEN)。(3)急性腎障害(間質性腎炎,腎乳頭壊死など),ネフローゼ症候群。
[ジクロフェナクナトリウムのみ](4)出血性ショックまたは穿孔(せんこう)を伴う消化管潰瘍。(5)消化管の狭窄・閉塞。(6)再生不良性貧血,溶血性貧血,無顆粒球症,血小板減少。(7)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),紅皮症(剥脱(はくだつ)性皮膚炎)。(8)重症ぜんそく発作(アスピリンぜんそく)。(9)間質性肺炎。(10)うっ血性心不全,心筋梗塞。(11)無菌性髄膜炎(項部硬直,発熱,頭痛,悪心・嘔吐,意識混濁など)。(12)重篤な肝障害(劇症肝炎,広範な肝壊死など)。(13)急性脳症。(14)横紋筋融解症(筋肉痛,脱力感,急激な腎機能悪化など)。(15)脳血管障害。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

併用してはいけない薬 解説

[ケトプロフェン]内服のシプロフロキサシン塩酸塩(ニューキノロン剤)→けいれんをおこすことがあります。
[ジクロフェナクナトリウム]内服のトリアムテレン(トリアムテレン)→急性腎不全が現れたとの報告があります。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27