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ベルケイド注射用 (ボルテゾミブ) ヤンセン [処方薬]の解説、注意、副作用 お薬検索[薬事典]- メディカルiタウン


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べるけいどちゅうしゃよう

ベルケイド注射用

処方薬

種別

注射薬

大分類/中分類

がんに使われる注射薬/その他の抗がん薬

解説タイトル

プロテアソーム阻害薬

一般名

ボルテゾミブ
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価

注射用剤 / 3mg 1瓶 137,409.00円

製薬会社

ヤンセン

先発/ジェネリック

先発品

分類

プロテアソーム阻害剤

規制

毒薬

使用量と回数

識別コード

その他

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的

[ボルテゾミブの適応症]多発性骨髄腫/マントル細胞リンパ腫
[カルフィルゾミブの適応症]再発または難治性の多発性骨髄腫

解説

プロテアソームは細胞内で不要になった蛋白質を分解する酵素で,細胞分裂が円滑に進むために必要なものです。この酵素が阻害されると細胞分裂が阻害され,アポトーシス(プログラム化された細胞死)がおこります。本剤はプロテアソームの働きを妨げ,骨髄腫細胞の増殖に関与する転写因子(遺伝子の発現を制御する蛋白質)に影響を及ぼし,骨髄腫細胞をアポトーシスに導きます。
カルフィルゾミブはボルテゾミブのあとに発売された薬剤で,ボルテゾミブに耐性を示すがん細胞株においても細胞傷害作用を示します。カルフィルゾミブは少なくとも1つの標準的な治療が無効だった人,または治療後に再発した人が対象で,レナリドミド水和物(造血器悪性腫瘍治療薬)およびデキサメタゾン(デキサメタゾン)と併用して用います。
なお,ボルテゾミブは世界の多くの国でマントル細胞リンパ腫の治療薬として用いられており,2015年6月,日本でも適応症として追加承認されました。

使用上の注意

警告

(1)本剤は,緊急時に十分対応できる医療施設で,造血器悪性腫瘍の治療に十分な知識・経験を持つ医師のもと,本剤が適切と判断される人にのみ使われます。また,治療開始に先立ち,患者または家族は医師から有効性および危険性について十分に聞き・たずね,同意してから使用することが大切です。治療初期は入院し医師の管理下で処置を受けなければなりません。
(2)肺障害(間質性肺炎)による死亡例が報告されています。

基本的注意

*ボルテゾミブ(ベルケイド注射用)の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分またはマンニトールまたはホウ素に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に使用すべき場合……肺機能障害(間質性肺炎,肺線維症など)の前歴/肝機能障害/高齢者
(3)頻回に検査……感染症(敗血症性ショックなど)や出血などの重い副作用がおこることがあるので,頻回に血液検査などを受ける必要があります。
(4)危険作業は中止……本剤を使用すると,疲労,浮動性めまい,失神,起立性低血圧,霧視などが現れるおそれがあります。本剤の使用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(5)その他……
・妊婦での安全性:原則として使用しない。
・授乳婦での安全性:未確立。やむを得ず使用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用

(1)肺障害(胸水,間質性肺炎,急性肺水腫,急性呼吸窮迫症候群など)。(2)心障害(心肺停止,心のう液貯留,心停止,うっ血性心不全,心原性ショックなど)。(3)末梢性ニューロパシー,感覚減退,神経障害性疼痛,錯感覚,灼熱感。(4)イレウス(腸閉塞)。(5)骨髄機能抑制(血小板減少,白血球減少,貧血,好中球減少,リンパ球減少,発熱性好中球減少症,汎血球減少など)。(6)低血圧,起立性低血圧。(7)腫瘍崩壊症候群。(8)(投与日から翌日にかけて)発熱。(9)肝機能障害。(10)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死融解症(TEN)。(11)可逆性後白質脳症症候群(けいれん,血圧上昇,頭痛,意識障害,錯乱,視覚障害など)。(12)進行性多巣性白質脳症(意識障害,認知障害,片麻痺,四肢麻痺,言語障害など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用

(1)おこることがある副作用……感染症(帯状疱疹,感染,肺炎,鼻咽頭炎,単純ヘルペス,敗血症,感染性腸炎,気管支肺炎,毛包炎,口腔カンジダ症,膀胱炎,麦粒腫,白癬感染,蜂巣炎,中耳炎,外耳炎)/出血/過敏症/食欲不振,脱水,体重減少/不眠症,うつ病,不安,味覚異常,頭痛,浮動性めまい,神経痛,失神,体位性めまい,傾眠,嗅覚錯誤,嗜眠(しみん),けいれん/結膜炎,眼部腫脹,霧視,ドライアイ,角膜びらん,眼瞼出血,後天性涙腺炎/期外収縮,頻脈,動悸,不整脈,心房細動,徐脈,心房粗動/上気道の炎症,せき,呼吸困難,咽喉頭疼痛,鼻出血,咽頭不快感,鼻漏,無気肺,胸膜炎,気胸,喀血/下痢,便秘,悪心,嘔吐,腹痛,口内炎,腹部膨満,胃炎,消化不良,胃腸出血,腸炎,胃食道逆流,歯肉炎,う歯,歯周炎,口唇炎,耳下腺腫大,過敏性腸症候群,鼓腸,おくび,嚥下(えんげ)障害,舌潰瘍,レッチング/肝機能障害/発疹,紅斑,かゆみ,多形紅斑,じん麻疹,紫斑,脱毛症,薬疹,多汗症,紅色汗疹,丘疹,顔面腫脹,水疱性皮膚炎,点状出血,皮膚出血,好中球浸潤・有痛性紅斑・発熱を伴う皮膚障害(スウィート症候群)/筋骨格痛,筋力低下,筋痛,骨痛,筋骨格硬直,関節炎,筋痙縮(けいしゅく)/腎機能障害,排尿障害(尿閉,神経因性膀胱など)/倦怠感,浮腫,疲労,胸痛,疼痛,顔面浮腫,悪寒,無力症,口渇/腫瘍熱,ほてり,潮紅,末梢冷感,静脈炎
(2)検査などでわかる副作用……白血球増加,単球増加,好中球増加/高血糖,低アルブミン血症,高アミラーゼ血症,高尿酸血症,低血糖症,高コレステロール血症/低ナトリウム血症,高カリウム血症,低カリウム血症,高カルシウム血症,高ナトリウム血症/心電図QT延長,高血圧/肺高血圧症/肝機能異常/タンパク尿,β2ミクログロブリン増加,尿中血陽性,尿沈渣異常/LDH増加,CRP増加,血中クレアチニン増加,注射部位反応,総タンパク減少,PO2低下,PO2上昇,血中尿酸減少,血中クレアチニン減少,総蛋白増加,血中重炭酸塩減少,血中重炭酸塩増加

併用してはいけない薬

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると本剤の代謝が阻害される薬剤……CYP3A4阻害薬(ケトコナゾールなど)
(2)併用すると本剤の代謝が促進される薬剤……CYP3A4誘導薬(リファンピシン(リファンピシン)など)

海外評価

プレグナンシー・カテゴリー


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第30版(2017年8月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。

データ更新日:2017/08/09


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