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ぞらでっくすえるえー10.8みりぐらむでぽ

ゾラデックスLA10.8mgデポ

注射薬

処方薬情報の見方

種別

注射薬

大分類/中分類

がんに使われる注射薬/抗ホルモン剤

解説タイトル

ゴセレリン酢酸塩

一般名 解説

ゴセレリン酢酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

注射用剤 / 10.8mg 1筒 41,643.00円

製薬会社 解説

アストラ

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

LH-RH(黄体形成ホルモン放出ホルモン)アゴニスト(作動薬)

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

識別コード 解説

その他 解説

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

[LA10.8mg・3.6mg]前立腺がん,閉経前乳がん/[1.8mg]子宮内膜症

解説 解説

脳の視床下部から分泌されるホルモンに似た主成分をもつ薬です。これにより下垂体の反応性を低下させ,精巣の男性ホルモンや卵巣の女性ホルモンの分泌を抑えて,抗がん作用を発揮します。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*ゴセレリン酢酸塩(ゾラデックスLAデポ)の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分またはLH-RH作動薬(リュープロレリン酢酸塩)に対するアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人,授乳中の人
(2)慎重に使用すべき場合……[効能共通]出血しやすい状態の患者(抗凝固薬を使用している患者など)/[前立腺がん]脊髄圧迫または尿路閉塞による腎障害をすでに呈しているか,または新たに発生するおそれのある患者/[閉経前乳がん]骨転移のある患者
(3)骨性疼痛,尿管閉塞・脊髄圧迫……使用初期に,骨性疼痛の一過性増悪がみられることがあります。また,前立腺がん患者において尿管閉塞あるいは脊髄圧迫がみられるおそれがあります。
(4)出血……本剤の注射部位周囲から出血し,出血性ショックに至った例が報告されています。十分に注意してください。
(5)その他……
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

[効能共通](1)アナフィラキシーなどのアレルギー症状。(2)間質性肺炎。(3)肝機能障害,黄疸。(4)血栓塞栓症(心筋梗塞,脳梗塞,静脈血栓症,肺塞栓症など)。[前立腺がん](5)(使用初期に)前立腺がん随伴症状の悪化(骨性疼痛,尿管閉塞,排尿困難,脊髄圧迫など)。(6)糖尿病の発症または増悪。(7)心不全。[閉経前乳がん](8)(骨転移のある患者で使用初期に)高カルシウム血症。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

[前立腺がんの場合]
(1)おこることがある副作用……かゆみ,発疹,脱毛/性欲減退,勃起力低下,乳房腫脹・圧痛/排尿困難/感覚異常(しびれなど),幻覚,妄想,気分変調(抑うつなど)/悪心,嘔吐/骨性疼痛,関節痛/注射部位の出血・血腫・膿瘍・硬結・疼痛/発汗,体のほてり/食欲不振,倦怠感,顔面潮紅,発熱,むくみ,体重増加,鼻出血/下垂体卒中,下垂体腺腫
(2)検査などでわかる副作用……高血圧,低血圧/BUN・クレアチニン上昇,タンパク尿/AST・ALT・AL-P・γ-GTP・LDH上昇/貧血,白血球・血小板減少/骨塩量の低下/トリグリセリド・コレステロール上昇/血糖値上昇
[閉経前乳がんの場合]
(1)おこることがある副作用……じん麻疹,かゆみ,脱毛,ざ瘡(にきび)/ほてり,月経回復遅延,白帯下,性器出血,腟乾燥感,乳房緊満,性欲減退/めまい,気分変調(抑うつなど),頭重感,不眠,感覚異常(しびれなど),いらいら感,幻覚,妄想/悪心,嘔吐/関節痛,骨痛/注射部位の出血・血腫・膿瘍・硬結・疼痛/発汗,更年期様症状(肩こり,食欲不振など),浮腫,体重増加,発熱,倦怠感,鼻出血,卵巣のう胞,下垂体卒中,下垂体腺腫
(2)検査などでわかる副作用……高血圧,低血圧/ALT・AST・AL-P・LDH・γ-GTP上昇/骨塩量の低下/白血球・血小板減少,貧血/トリグリセリド・コレステロール上昇

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27