ページ内を移動するためのリンクです

キロサイド注 (シタラビン) 日本新薬 [処方薬]の解説、注意、副作用 お薬検索[薬事典]- メディカルiタウン


文字の大きさ
標準

ここから本文です

お薬検索

きろさいどちゅう

キロサイド注

処方薬

種別

注射薬

大分類/中分類

がんに使われる注射薬/代謝拮抗薬

解説タイトル

シタラビン

一般名

シタラビン
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価

注射用剤 / 20mg 1管 385.00円
注射用剤 / 40mg 1管 731.00円
注射用剤 / 60mg 1管 1,073.00円
注射用剤 / 100mg 1管 1,898.00円
注射用剤 / 200mg 1管 2,879.00円

製薬会社

日本新薬

先発/ジェネリック

先発品

分類

ピリミジン代謝拮抗薬

規制

劇薬

使用量と回数

識別コード

その他

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的

[キロサイド注の適応症](1)急性白血病(赤白血病,慢性骨髄性白血病の急性転化例を含む)/(2)消化器がん(胃がん,膵がん,肝がん,結腸がんなど),肺がん,乳がん,女性性器がん(子宮がんなど)〔ただし,いずれも他の抗がん薬(フルオロウラシル,マイトマイシンC,シクロホスファミド水和物,メトトレキサート,ビンクリスチン硫酸塩,ビンブラスチン硫酸塩など)と併用する場合に限る〕/(3)膀胱腫瘍
[キロサイドN注,シタラビン点滴静注液の適応症]シタラビン大量療法→再発または難治性の急性骨髄性白血病,急性リンパ性白血病,悪性リンパ腫〔ただし,急性リンパ性白血病,悪性リンパ腫は他の抗がん薬と併用する場合に限る〕

解説

DNAの合成を阻害する代謝拮抗薬です。1959年にアメリカで合成され,わが国では1971年に白血病治療薬として発売されました。現在では,この薬の大量投与法は急性白血病では欠かせない治療法となっています。

使用上の注意

警告

 本剤は,緊急時に十分対応できる医療施設において,がん化学療法に十分な知識・経験をもつ医師に,本剤の有効性・危険性を十分に聞き・たずね,同意してから受けなければなりません。
[シタラビン大量療法(キロサイドN注,シタラビン点滴静注液)]
(1)シタラビン大量療法(以下,本療法)は高度の危険性を伴うので,投与中および投与後の一定期間は入院して医師の管理下で受けなければなりません。
(2)本療法を行ったすべての人に強い骨髄機能抑制がおこり,その結果,致命的な感染症および出血などを引きおこすことがあり,死亡例も確認されています。本療法を行う場合は,感染予防として無菌状態に近い状況下(無菌室,簡易無菌室など)で治療を受ける必要があります。

基本的注意

*シタラビン(キロサイド注)の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対する重いアレルギーの前歴
(2)慎重に使用すべき場合……骨髄機能抑制/肝機能障害/腎機能障害/感染症の合併/妊婦または妊娠している可能性のある人,小児,高齢者
(3)二次発がん……本剤と他の抗がん薬を併用により,白血病,肺腺がんなどが発生したとの報告があります。
(4)感染症,出血傾向……使用によって,感染症,出血傾向の発現または悪化がおこりやすくなるので,状態に十分注意してください。
(5)性腺への影響……小児および生殖可能な年齢の人が使用すると,性腺に影響がでることがあります。処方医とよく相談してください。
(6)頻回に検査……骨髄機能抑制などの重い副作用がおこることがあるので,頻回に血液,肝機能,腎機能などの検査を受ける必要があります。
(7)その他……
・妊婦での安全性:原則として使用しない。
・授乳婦での安全性:未確立。使用するときは授乳を中止。
・低出生体重児,新生児,乳児(1歳未満)での安全性:髄腔内化学療法の場合,未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用

(1)骨髄機能抑制に伴う血液障害(白血球減少,血小板減少,貧血,網赤血球減少,汎血球減少,巨赤芽球様細胞の発現など)。(2)ショック,アナフィラキシー様症状(呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,じん麻疹など)。(3)消化管障害(消化管潰瘍・出血,好中球減少性腸炎など)。(4)急性呼吸促迫症候群,間質性肺炎。(5)急性心膜炎,心のう液貯留。(6)脳症(白質脳症を含む),麻痺,けいれん,小脳失調,意識障害(意識消失を含む)などの中枢神経障害。
[以下は大量療法において](7)シタラビン症候群(発熱,筋肉痛,骨痛,ときに斑状丘疹性皮疹,胸痛,結膜炎,倦怠感など)。(8)肝機能障害,黄疸。(9)完全房室ブロック,徐脈,心筋障害。(10)肝膿瘍。(11)急性膵炎,肺浮腫,有痛性紅斑。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用

(1)おこることがある副作用……悪心・嘔吐,食欲不振,腹痛,下痢,口内炎/発疹,脱毛,有痛性紅斑/倦怠感,頭痛,発熱/結膜炎,血栓性静脈炎
[膀胱内注入療法の場合]頻尿・排尿痛・膀胱炎・血尿などの膀胱刺激症状
(2)検査などでわかる副作用……肝機能障害/腎機能異常

併用してはいけない薬

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると相互に骨髄機能抑制などの副作用が強まる薬剤・療法……他の抗がん薬,フルシトシン(深在性真菌治療薬),フルダラビン(フルダラビンリン酸エステル)/放射線照射
(2)本剤との併用で効果が弱まる薬剤……フルシトシン
(3)本剤との併用療法で静脈炎,脱毛が現れることがある薬剤……5-フルオロウラシル(フルオロウラシル),マイトマイシンC(マイトマイシンC),副腎皮質ステロイド薬(副腎皮質ステロイド薬

海外評価

プレグナンシー・カテゴリー


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第30版(2017年8月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。

データ更新日:2017/08/09


ここからフッター情報です

iタウンページ&タウンページコンテンツ
iタウンページコンテンツ

ページはここまでです

ページの先頭へ戻ります