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ぴしばにーるちゅうしゃよう

ピシバニール注射用

注射薬

処方薬情報の見方

種別

注射薬

大分類/中分類

がんに使われる注射薬/免疫増強剤

解説タイトル

ピシバニール

一般名 解説

ピシバニール
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

注射用剤 / 1KE 1瓶 5,900.00円
注射用剤 / 5KE 1瓶 12,709.00円
注射用剤 / 1KE 1瓶(溶解液付) 5,961.00円
注射用剤 / 5KE 1瓶(溶解液付) 12,769.00円

製薬会社 解説

中外

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

免疫増強性抗がん溶連菌製剤

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

識別コード 解説

その他 解説

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

胃がん(手術例)・原発性肺がんにおける化学療法との併用による生存期間の延長/消化器がん・肺がんにおけるがん性胸水・腹水の減少/他剤無効の頭頸部がん(上顎がん,喉頭がん,咽頭がん,舌がん),甲状腺がん/リンパ管腫

解説 解説

人の体がもともともっている免疫反応を高めて,がんに対する抵抗力を強くする作用をもっています。溶連菌の成分に特殊な処理を施して医薬品にしたもので,菌体製剤といわれています。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

(1)使用してはいけない場合……本剤によるショックの前歴/ベンジルペニシリンベンザチン水和物(グラム陽性菌用ペニシリン)によるショックの前歴
(2)特に慎重に使用すべき場合(原則禁忌,処方医と連絡を絶やさないこと)……本剤またはペニシリン系抗生物質(グラム陽性菌用ペニシリン)(広域感性ペニシリン)に対するアレルギーの前歴
(3)慎重に使用すべき場合……心疾患/腎疾患/セフェム系抗生物質(セフェム系抗生物質)に対するアレルギーの前歴/気管支ぜんそく・発疹・じん麻疹などのアレルギー症状をおこしやすい体質(本人および両親・兄弟姉妹)
(4)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ使用。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)ショック,アナフィラキシー(ふるえ,心悸亢進,呼吸困難など)。(2)間質性肺炎(発熱,せき,呼吸困難など)。(3)急性腎障害。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)処方医に連絡すべき副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,紫斑)
(2)おこることがある副作用……注射部位の疼痛・腫れ・発赤・熱感・硬結/発熱,全身倦怠,頭痛,関節痛/貧血/食欲不振,悪心・嘔吐,下痢/尿量減少
(3)検査などでわかる副作用……白血球増加,血小板増加/CRP上昇/CK上昇/AST・ALT・AL-P上昇/BUN・クレアチニン上昇,タンパク尿

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27