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さらじぇん

サラジェン

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

がんに使われる内服薬/がんに使われるその他の薬剤

解説タイトル

ピロカルピン塩酸塩

一般名 解説

ピロカルピン塩酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

顆粒剤 / 5mg 1包 77.60円
錠剤 / 5mg 1錠 77.60円

製薬会社 解説

キッセイ

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

口腔乾燥症状改善薬

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

識別コード 解説

5mg 包装コード:5mg S 5 本体コード:S 5
0.5% 包装コード:5mg/1g分包 SLG

その他 解説

保険収載年:2005/9

サラジェン錠5mg

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

頭頸部の放射線治療に伴う口腔乾燥症状の改善,シェーグレン症候群の口腔乾燥症状の改善

解説 解説

本剤は,南米原産の植物ヤボランジから発見されたアルカロイド(天然由来の有機化合物の総称)です。唾液腺のムスカリン受容体に作用して唾液の分泌を促進させることにより,口の中の乾燥症状を改善します。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

(1)服用してはいけない場合……重い虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症など)/気管支ぜんそく・慢性閉塞性肺疾患/消化管・膀胱頸部の閉塞/てんかん/パーキンソニズムまたはパーキンソン病/虹彩炎/本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……高度の唾液腺の腫れや痛み/間質性肺炎/膵炎/過敏性腸疾患/消化性潰瘍/胆のう障害・胆石/尿路結石・腎結石/前立腺肥大に伴う排尿障害/甲状腺機能亢進症/全身性進行性硬化症/中等度または高度の肝機能障害/迷走神経緊張症/高齢者/妊婦または妊娠している可能性のある人
(3)過度の発汗,脱水……本剤の服用中に,過度に発汗して十分な水分補給ができない場合には,脱水症状をおこす可能性があります。このような症状が現れた場合には,すぐに担当医に相談してください。
(4)夜間・暗所での作業に注意……縮瞳をおこすおそれがあるので,夜間の自動車の運転や暗所での危険を伴う機械の操作には注意してください。
(5)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)間質性肺炎。(2)失神・意識喪失。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)おこることがある副作用……頭痛,めまい,うつ病,意識低下,傾眠,不眠,舌麻痺,ふるえ,手指のこわばり,しびれ/吐きけ,嘔吐,胃不快感,腹痛,下痢,食欲不振,口内炎,口角炎,口唇炎,口唇腫脹,口内乾燥,歯肉炎,歯肉腫脹,歯痛,舌炎,唾液分泌過多,唾液腺炎,唾液腺腫大,唾液腺痛,食道炎,心窩部(しんかぶ)痛,胃炎,胃重感,胃痛,腹鳴,腹部不快感,腹部膨満,消化不良,下腹部痛,鼓腸放屁,腸炎,メレナ,便秘,排便回数増加,肛門周囲炎/心悸亢進,上室性期外収縮,頻脈,不整脈/鼻炎,副鼻腔炎,鼻出血,喀痰増加,咽頭異和感,咽頭炎,咽頭痛,嗄声(させい)(しわがれ声),せき,呼吸困難,肺炎,喀血,かぜ症候群/頻尿,膀胱炎,尿路感染,残尿感,排尿障害,排尿痛,排尿困難,夜間頻尿,尿失禁,尿量増加/多汗,帯状疱疹,単純疱疹,湿疹,じん麻疹,汗疹,発疹,発赤,皮膚炎,脂漏,かゆみ/頸部硬直,頸部痛,頸肩痛,肩こり,背部痛,腰痛,腰椎部椎間板病変,下肢痛,筋肉痛,関節痛/眼瞼腫脹,眼瞼炎,流涙,眼球乾燥,眼痛,視力異常/耳痛,中耳炎,難聴,耳鳴り/前立腺肥大,月経異常/悪寒,ほてり,倦怠感,脱力感,疲労,顔面浮腫,浮腫,末梢性浮腫,味覚異常,発熱,冷感,四肢冷感,しゃっくり,胸痛,疼痛
(2)検査などでわかる副作用……ST低下,低血圧,高血圧/赤血球減少,血色素量減少,ヘマトクリット減少,白血球増多・減少,好酸球増多,好中球増多・減少,単球増多,リンパ球減少,血小板減少/肝機能異常,AST・ALT・γ-GTP・LDH・AL-P・総ビリルビン上昇/クレアチニン上昇,BUN上昇,尿タンパク陽性,尿糖陽性,尿潜血陽性/トリグリセリド上昇,アルブミン減少,アミラーゼ上昇・低下,総タンパク上昇・減少,総コレステロール上昇・低下,尿酸上昇,ナトリウム上昇・低下,カリウム上昇・低下,クロライド上昇,尿ウロビリノーゲン陽性

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると相互に作用が強まることがある薬剤……コリン作動薬,コリンエステラーゼ阻害薬,モサプリドクエン酸塩水和物(消化管運動賦活調整薬
(2)併用すると相互に作用が弱まることがある薬剤……抗コリン作動薬
(3)併用すると本剤の作用が強まる可能性がある薬剤……メトキサレン(メトキサレン
(4)併用すると本剤の作用が弱まることがある薬剤……フェノチアジン系抗精神病薬(フェノチアジン系薬剤),三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬
(5)本剤との併用で作用が強まる可能性がある薬剤……レトロゾール(アロマターゼ阻害薬
(6)本剤との併用で作用が弱まる可能性がある薬剤……テガフール製剤(テガフール配合剤
(7)併用すると心筋障害を誘発するおそれがある薬剤……アントラサイクリン系薬剤(アントラサイクリン系抗生物質

海外評価 解説

  • 5点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27