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されど
サレド
内服薬
種別
内服薬
大分類/中分類
がんに使われる内服薬/その他の抗がん薬
解説タイトル
造血器悪性腫瘍治療薬
剤形/保険薬価 解説
カプセル剤 / 25mg 1カプセル 4,845.70円
カプセル剤 / 50mg 1カプセル 5,775.30円
カプセル剤 / 100mg 1カプセル 6,883.30円
製薬会社 解説
藤本
先発/ジェネリック 解説
先発品
分類 解説
抗造血器悪性腫瘍薬
規制 解説
毒薬
使用量と回数 解説
識別コード 解説
100mg 包装コード:100 本体コード:100
50mg 包装コード:50 本体コード:50
25mg 包装コード:25 本体コード:25
その他 解説
保険収載年:2008/12
※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的 解説
[レナリドミド水和物の適応症]多発性骨髄腫/5番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群/再発または難治性の成人T細胞白血病リンパ腫/再発または難治性の濾胞性リンパ腫および辺縁帯リンパ腫
[ポマリドミドの適応症]再発または難治性の多発性骨髄腫
解説 解説
レナリドミド水和物は,サリドマイドの誘導体で,多発性骨髄腫とともに骨髄異形成症候群,成人T細胞白血病リンパ腫,濾胞性リンパ腫および辺縁帯リンパ腫にも使用されます。ただし,骨髄異形成症候群の場合,IPSS(国際予後判定システム)によるリスク分類の中間-2(INT-2)および高(High)リスクに対する有効性・安全性は確立していません。
ポマリドミドもサリドマイドの誘導体で,レナリドミド水和物と同じくIMiDsと呼ばれる新規の免疫調節薬です。本剤による治療は,少なくとも一つの標準的な治療が無効または治療後に再発した人が対象です。
使用上の注意
警告 解説
(2)本剤の胎児への曝露を避けるため,定められている安全管理手順をすべての関係者が遵守しなければなりません。
(3)妊娠する可能性のある人またはそのパートナーが服用する際は,服用開始予定4週間前から服用終了4週間後まで,性交渉を行う場合はパートナーとともに極めて有効な避妊法の実施を徹底(本剤は精液中へ移行するので男性は必ずコンドームを使用)してください。
(4)本剤の服用は,緊急時に十分対応できる医療施設において,十分な知識・経験をもつ医師のもとで,本剤の服用が適切と判断される患者のみに十分なインフォームドコンセントが行われてから服用を開始してください。
(5)深部静脈血栓症,肺塞栓症を引き起こすおそれがあります。
[サリドマイドのみ](1)らい性結節性紅斑では,ハンセン病の診断および治療に関する十分な知識をもつ医師のもとで本剤を使用してください。
(2)クロウ・深瀬(POEMS)症候群では,服用により重篤な不整脈などを引きおこすおそれがあるので,服用開始時および服用後は定期的な心電図検査または心電図モニタリングを実施し,循環器を専門とする医師との連携のもと使用しなければなりません。
基本的注意 解説
(1)服用してはいけない場合……妊婦,妊娠している可能性のある人/安全管理手順を遵守できない人/本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……深部静脈血栓症のリスクがある人/HIV感染者/心疾患または心電図異常(クロウ・深瀬(POEMS)症候群の場合)
(3)危険作業は中止……本剤を服用すると,傾眠,眠け,めまい,徐脈,起立性低血圧,失神,意識消失をおこすおそれがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(4)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。服用終了4週間後までは授乳を避ける。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用 解説
[サリドマイド,レナリドミド水和物](10)消化管穿孔(せんこう)。(11)虚血性心疾患(心筋梗塞など)。(12)皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),中毒性表皮壊死症(TEN)。(13)けいれん。(14)起立性低血圧。(15)甲状腺機能低下症。
[レナリドミド水和物,ポマリドミド](16)急性腎障害,腎不全。(17)過敏症(アナフィラキシー,血管浮腫,発疹,じん麻疹など)。(18)進行性多巣性白質脳症(PML:意識障害,認知障害,麻痺症状(片麻痺,四肢麻痺),言語障害,構音障害,失語など)。(19)催奇形性。
[サリドマイド](20)催奇形性(サリドマイド胎芽病)。(21)腸閉塞,イレウス。(22)冠れん縮。㉓嗜眠(しみん)状態,傾眠,鎮静。
[レナリドミド水和物]㉔一過性脳虚血発作。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用 解説
(2)検査などでわかる副作用……γ-GTP低下,総ビリルビン減少/総コレステロール上昇,CK低下,AL-P上昇,カルシウム低下,ナトリウム低下,カリウム上昇,α1-グロブリン上昇,α2-グロブリン上昇,尿糖陽性,総タンパク上昇,総タンパク低下,総コレステロール低下,CK上昇,AL-P低下,LDH上昇,LDH低下,HDL-C増加,クロール上昇,クロール低下,カリウム低下,耐糖能異常,アルブミン低下,α2-グロブリン異常,β-グロブリン上昇,高トリグリセリド血症,血中IgG減少/血圧上昇,血圧低下/尿タンパク陽性・BUN上昇・クレアチニン上昇などの腎機能障害,BUN低下,クレアチニン低下/好中球増多,好酸球増多,好塩基球増多,単球数異常,リンパ球増多,リンパ球減少,ヘモグロビン減少,D-ダイマー上昇,FDP上昇,好酸球減少,好塩基球減少,ヘマトクリット減少,MCV上昇,MCHC減少,播種性血管内凝固/CRP上昇
併用してはいけない薬 解説
注意して併用すべき薬
(2)併用すると末梢神経障害のリスクが高まる危険性がある薬剤……ビンクリスチン硫酸塩(抗悪性腫瘍ビンカアルカロイド)
(3)併用すると血栓症・血栓塞栓症のリスクが高まる危険性がある薬剤……ドキソルビシン塩酸塩(アントラサイクリン系抗生物質),デキサメタゾン(副腎皮質ステロイド薬)(デキサメタゾン),経口避妊薬(低用量ピル)
(4)併用すると中毒性表皮壊死症が発現したとの報告(海外)がある薬剤……デキサメタゾン(副腎皮質ステロイド薬)(デキサメタゾン),デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム
(5)併用すると腎機能不全が発現したとの報告(海外)がある薬剤……ゾレドロン酸水和物(骨吸収抑制薬)
海外評価 解説
- 6点
プレグナンシー・カテゴリー 解説
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- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
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データ更新日:2023/09/27