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ネクサバール (ソラフェニブトシル酸塩) バイエル [処方薬]の解説、注意、副作用 お薬検索[薬事典]- メディカルiタウン


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ねくさばーる

ネクサバール

処方薬

種別

内服薬

大分類/中分類

がんに使われる内服薬/分子標的治療薬

解説タイトル

ソラフェニブトシル酸塩

一般名

ソラフェニブトシル酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価

錠剤 / 200mg 1錠 4,677.10円

製薬会社

バイエル

先発/ジェネリック

先発品

分類

キナーゼ阻害薬

規制

劇薬

使用量と回数

識別コード

200mg 包装コード:Nexavar 200mg: 200 本体コード::200

その他

保険収載年:2008/4

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的

根治切除不能または転移性の腎細胞がん/切除不能な肝細胞がん/根治切除不能な甲状腺がん

解説

根治切除不能または転移性の腎細胞がんは,進行が早く治療法も限られています。本剤は最初,腫瘍の細胞増殖や血管新生を阻害し,無増悪生存期間を2倍に延ばした腎細胞がんに対する新しいキナーゼ阻害薬として登場しました。その後,切除不能な肝細胞がん,さらに根治切除不能な甲状腺がんにも有効性が認められ,処方目的に追加されました。

使用上の注意

警告

 本剤は,緊急時に十分に措置できる医療施設で,がん化学療法に十分な経験をもつ医師のもとで,適切と判断される人にのみ使用されるべき薬剤です。また,医師からその有効性・危険性の十分な説明を受け,患者および家族が納得・同意できなければ治療に入っていくべきではありません。

基本的注意

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……重い肝機能障害/高血圧/血栓塞栓症の前歴/脳転移/高齢者
(3)定期検査……血圧の上昇,肝機能障害,血液障害(白血球減少など)がおこることがあるので,定期的に血圧測定,血液や肝機能などの検査を受けることが必要です。また,本剤を甲状腺がんに用いるときは,定期的に血清カルシウム濃度,甲状腺刺激ホルモン濃度を測定します。
(4)飲食物……セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品は,本剤の血中濃度を低下させて有効性を弱める可能性があるので,服用中は避けてください。
(5)二次性腫瘍……本剤の服用後にケラトアカントーマ(皮膚の腫瘍),皮膚扁平上皮がんが発生したとの報告があります。
(6)その他……
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用

(1)手足症候群,剥脱(はくだつ)性皮膚炎,中毒性表皮壊死融解症(TEN),皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),多形紅班。(2)高血圧クリーゼ。(3)可逆性後白質脳症症候群。(4)消化管穿孔(せんこう),消化管潰瘍。(5)消化管出血,口腔内出血,気道出血,脳出血などの重い出血。(6)心筋虚血,心筋梗塞,うっ血性心不全。(7)肝機能障害,黄疸,劇症肝炎,肝不全,肝性脳症。(8)膵炎。(9)急性肺障害,間質性肺炎(息切れ,発熱,呼吸困難,せきなど)。(10)横紋筋(おうもんきん)融解症。(11)出血性腸炎,虚血性腸炎などの重い腸炎。(12)白血球減少,好中球減少,リンパ球減少,血小板減少,貧血。(13)タンパク尿,ネフローゼ症候群,腎不全。(14)ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,血管浮腫,発疹,血圧低下など)。(15)低ナトリウム血症(意識障害,全身倦怠感,嘔吐など)。(16)ケラトアカントーマ,皮膚有棘細胞がん。(17)低カルシウム血症。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用

(1)おこることがある副作用……過敏性反応(じんま疹など)/発疹,脱毛,かゆみ,紅斑 皮膚乾燥,にきび,皮膚落屑(らくせつ),湿疹,潮紅,過角化/うつ,末梢感覚神経障害,耳鳴り,浮動性めまい/関節痛,筋痛,筋痙縮(けいしゅく)/嗄声(させい),鼻漏 /下痢,悪心,嘔吐,便秘,口内炎,消化不良,嚥下障害,食欲不振,胃食道逆流性疾患,胃炎/疲労,疼痛,無力症,発熱,インフルエンザ様症状,体重減少,勃起不全,毛包炎,感染,女性化乳房,脱水,味覚異常,むくみ,粘膜の炎症
(2)検査などでわかる副作用……INR上昇,プロトロンビン時間延長/高血圧,QT延長/アミラーゼ・リパーゼ上昇,AST・ALT・ビリルビン・AL-P・LDH上昇,胆のう炎,胆管炎/低リン酸血症,甲状腺機能亢進・低下,低ナトリウム血症,放射線照射リコール反応,高カリウム血症,低カリウム血症

併用してはいけない薬

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると血中濃度が上昇する薬剤……イリノテカン(イリノテカン塩酸塩),ドキソルビシン(アントラサイクリン系抗生物質),ドセタキセル,パクリタキセル(イチイ由来抗腫瘍薬),カルボプラチン(白金錯体抗がん薬),カペシタビン(カペシタビンほか
(2)併用すると本剤の血中濃度を低下させる薬剤……リファンピシン(リファンピシン),フェニトイン(フェニトイン),カルバマゼピン(カルバマゼピン),フェノバルビタール(バルビツール酸誘導体)などのCYP3A4誘導薬,フラジオマイシン(経口薬:国内未発売)
(3)本剤との併用で出血しやすくなる薬剤……ワルファリン(ワルファリンカリウム

海外評価

プレグナンシー・カテゴリー


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第30版(2017年8月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。

データ更新日:2017/08/09


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