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はいどれあ

ハイドレア

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

がんに使われる内服薬/代謝拮抗薬

解説タイトル

ヒドロキシカルバミド

一般名 解説

ヒドロキシカルバミド
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

カプセル剤 / 500mg 1カプセル 186.30円

製薬会社 解説

ブリストル

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

その他の代謝拮抗薬

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

識別コード 解説

500mg 包装コード:BMS 303 500mg 本体コード:BMS 303

その他 解説

保険収載年:1992/8

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

慢性骨髄性白血病,本態性血小板血症,真性多血症

解説 解説

アメリカでは1960年代から白血病やメラノーマに使用されていましたが,わが国で承認されたのは1992年です。2013年,新たに本態性血小板血症と真性多血症が適応症に加えられました。

使用上の注意

警告 解説

 本剤を含むがん化学療法は,緊急時に十分対応できる医療施設において,造血器悪性腫瘍に十分な知識・経験をもつ医師に,本剤の有効性・危険性を十分に聞き・たずね,同意してから受けなければなりません。

基本的注意 解説

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害/腎機能障害/骨髄機能抑制/感染症の合併/水痘
(3)二次発がん……(1)本剤の長期維持療法で,皮膚がんが発生したとの報告があります。(2)真性多血症や血小板血症などの骨髄増殖性疾患で本剤を長期服用している人に,二次性の白血病が報告されています。
(4)水痘……水痘(水ぼうそう)の人が服用すると,致命的な全身状態が現れることがあるので,状態に十分注意してください。
(5)感染症,出血傾向……服用によって,感染症,出血傾向の発現または悪化がおこりやすくなるので,状態に十分注意してください。
(6)頻回に検査……骨髄機能抑制などの重い副作用がおこることがあるので,頻回に血液,肝機能,腎機能などの検査を受ける必要があります。
(7)性腺への影響……小児および生殖可能な年齢の人が服用すると,性腺に影響がでることがあります。処方医とよく相談してください。
(8)避妊……妊娠可能な年齢の女性およびパートナーが妊娠する可能性のある男性は,服用期間中および服用終了後一定期間は適切な避妊を行ってください。本剤は,動物実験で催奇形作用や胚・胎児死亡が報告されています。
(9)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)間質性肺炎(発熱,呼吸困難など)。(2)骨髄機能抑制(汎血球減少,白血球減少,血小板減少,貧血など)。(3)長期の服用による皮膚潰瘍。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,じん麻疹)
(2)おこることがある副作用……出血/下痢,腹痛,口内炎,食欲不振,胃炎,吐きけ・嘔吐,便秘,胃痛,消化管潰瘍/黄疸/排尿困難/色素沈着,脱毛,紅斑,爪変色,かゆみ,皮膚エリテマトーデス,皮膚・爪の萎縮,鱗屑(りんせつ)形成,紫色丘疹,皮膚乾燥,発汗減少/頭痛,しびれ,めまい,舌のしびれ感,眠け,幻覚,見当識障害,けいれん/発熱,倦怠感,むくみ,関節痛,筋肉痛,無精子症,不快感,悪寒
(3)検査などでわかる副作用……巨赤芽球症/AST・ALT・AL-P・ビリルビン上昇/BUN・クレアチニン・尿酸上昇

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると相互に骨髄機能抑制などの副作用が強まることがある薬剤・療法……他の抗がん薬/放射線照射

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • D

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27