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でぃびげる

ディビゲル

外用薬

処方薬情報の見方

種別

外用薬

大分類/中分類

経皮吸収型の製剤/経皮吸収型の製剤

解説タイトル

経皮吸収エストラジオール製剤

一般名 解説

エストラジオール
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

ゲル剤 / 1mg 1包 50.10円

製薬会社 解説

サンファーマ=持田

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

卵胞ホルモン

規制 解説

使用量と回数 解説

識別コード 解説

その他 解説

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

更年期障害・卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状(ホットフラッシュ,発汗)/[エストラーナテープ,ディビゲル,ル・エストロジェルの適応症]生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整/凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期/[エストラーナテープのみの適応症]更年期障害・卵巣欠落症状に伴う泌尿生殖器の萎縮症状/閉経後骨粗鬆症(こつそしょうしょう)/性腺機能低下症,性腺摘出または原発性卵巣不全による低エストロゲン症

解説 解説

卵胞ホルモンを補う貼付剤です。貼る場所は下腹部・臀部ですが,全身的に作用するので内服薬と同じ注意が必要です。参考:内服の卵胞ホルモン(卵胞ホルモン)を参考にしてください。
エストラーナテープ,ディビゲル,ル・エストロジェルの3剤は,2022年に不妊治療薬として保険適応となりました。これらは,不妊治療に十分な知識と経験のある医師のもとで,本剤の使用により予想されるリスクおよび注意すべき症状について,あらかじめ説明を受け,納得したのち治療が始まります。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*経皮吸収エストラジオール製剤(ディビゲルなど)の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば乳がん,子宮内膜がん)およびその疑いのある人/血栓性静脈炎・肺塞栓症またはその前歴/動脈性の血栓塞栓疾患(例えば冠動脈性心疾患,脳卒中)またはその前歴/重い肝機能障害/未治療の子宮内膜増殖症のある人/診断の確定していない異常性器出血のある人/乳がんの前歴/ポルフィリン症で急性発作の前歴/本剤の成分に対するアレルギーの前歴/授乳婦
[更年期障害および卵巣欠落症状に伴う血管運動神経症状・泌尿生殖器の萎縮症状,閉経後骨粗鬆症,性腺機能低下症,性腺摘出または原発性卵巣不全による低エストロゲン症,生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整]妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に使用すべき場合……子宮筋腫/子宮内膜症/乳がんの家族素因が強い人,乳房結節,乳腺症,乳房レントゲン像に異常がみられた人/高血圧・心疾患・腎疾患またはその前歴/糖尿病/片頭痛,てんかん/肝機能障害(重い肝機能障害を除く)/術前または長期臥床状態/全身性エリテマトーデス/高齢者
(3)乳がんなど……本剤は,卵胞ホルモンを含む製剤です。本剤の使用によって,乳がんや血栓症などさまざまな疾患がおこりやすくなるので,必ず内服の卵胞ホルモン(卵胞ホルモン)の項を読んでください。
(4)血管運動神経症状(ホットフラッシュ・発汗)での使用法……[エストラーナテープ]0.72mg1枚を下腹部,臀部のいずれかに貼付し,2日ごとに貼り替えます。[ディビゲル]1日1回1包を左右いずれかの大腿部もしくは下腹部に,約400cm2(20cm四方)の範囲に塗布します。[ル・エストロジェル]1日1回1~2プッシュを両腕の手首から肩までの広い範囲に塗擦します。[メノエイドコンビパッチ]3~4日ごとに1回(週2回)1枚,下腹部に貼付します。
(5)不妊治療での使用法……不妊治療には,エストラーナテープ,ディビゲル,ル・エストロジェルのいずれかを使用します。いずれの製剤も定められた用量・回数を,(1)「生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整」の場合は,21~28日間,貼付・塗布・塗擦し,使用期間の後半に黄体ホルモン剤を併用します。(2)「凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期」の場合は,貼付・塗布・塗擦により子宮内膜の十分な肥厚が得られた時点で,黄体ホルモン剤の併用を開始して,妊娠8週まで使用を継続します。
(6)セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品……本剤の使用中は,セイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないでください。本剤の作用が弱まるおそれがあります。

重大な副作用 解説

(1)アナフィラキシー(呼吸困難,不快感,むくみ,全身潮紅,じん麻疹など)。(2)静脈血栓塞栓症・血栓性静脈炎(下肢の疼痛・むくみ,胸痛,突然の息切れ,急性視力障害など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27