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外用薬

処方薬情報の見方

種別

外用薬

大分類/中分類

吸入薬/吸入薬

解説タイトル

β2-アドレナリン受容体刺激薬

一般名 解説

dl-イソプレナリン塩酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

吸入剤 / 0.5% 1mL 17.40円

製薬会社 解説

アルフレッサ

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

気管支拡張薬

規制 解説

使用量と回数 解説

識別コード 解説

その他 解説

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

以下の疾患の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解→気管支ぜんそく,小児ぜんそく,慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎,肺気腫),急性気管支炎,気管支拡張症,肺結核,塵肺症
*製剤により多少異なります。

解説 解説

人間の体は自律神経でコントロールされていますが,その1つ,交感神経β(ベータ)は心臓,腎臓,あるいは肺の気管支筋などに作用しています。その中のβ2は特に気管支を拡張する作用があり,β2を刺激する薬品は「ぜんそく」など気管支が閉塞する病気の治療に用いられます。
気管支に直接作用する吸入薬は,ぜんそくの特効薬として登場しましたが,使いすぎると心臓に対する影響が大きすぎ危険なことがわかったため,現在では短時間作用型の薬品は,軽度のぜんそく発作の際などに1日4回までなどと使用回数を限定して用いられます。一方,近年開発された長時間作用型のセレベントおよびオーキシスは1日2回,オンブレスは1日1回の吸入で穏やかに気管支を拡張してくれます。
高血圧や不整脈の薬品として応用されるβブロッカーは,主にβ1を遮断することで効き目を発揮します。しかし,β2を遮断する作用がまったくないわけではなく気管支を狭める作用もあり,ぜんそくがある人には禁忌(使ってはいけない)です。

使用上の注意

警告 解説

[フェノテロール臭化水素酸塩]
(1)本剤の使用は,患者が適正な使用方法について十分に理解しており,過量投与になるおそれのないことが確認されている場合に限ります。
(2)本剤の使用は,他のβ2刺激薬吸入薬が無効な場合に限ります。
(3)小児に対しては,他のβ2刺激薬吸入薬が無効な場合で,入院中など医師の厳重な管理・監督下で本剤を使用する場合を除き,使用してはいけません

基本的注意 解説

*メプチンエアー,セレベントディスカスなどの添付文書による

(1)使用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に使用すべき場合……甲状腺機能亢進症/高血圧/心疾患/糖尿病/低酸素血症
(3)指示量の厳守……定められた用量以上を使用すると副作用がおこりやすくなるので,指示された量や回数を厳守してください。
(4)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ使用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・低出生体重児,新生児,乳児での安全性:未確立。[サルメテロールキシナホ酸塩]4歳以下の幼児:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

[すべての製剤](1)重い血清カリウム値の低下(この副作用は,キサンチン誘導体(カフェイン誘導体の強心薬),副腎皮質ステロイド薬(副腎皮質ステロイド薬)および利尿薬の併用により増強することがあるので重症ぜんそくの人は特に注意してください)。
[プロカテロール塩酸塩水和物,サルブタモール硫酸塩,サルメテロールキシナホ酸塩](2)ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,気管支れん縮,血管浮腫,浮腫など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

併用してはいけない薬 解説

[dl-イソプレナリン塩酸塩,フェノテロール臭化水素酸塩]カテコールアミン製剤(アドレナリン〔エピネフリン〕,イソプロテレノールなど)→不整脈,心停止をおこすおそれがあります。
[dl-イソプレナリン塩酸塩のみ]エフェドリン塩酸塩(エフェドリン塩酸塩ほか),メチルエフェドリン塩酸塩(エフェドリン塩酸塩ほか)→不整脈,心停止をおこすおそれがあります。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27