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外用薬

処方薬情報の見方

種別

外用薬

大分類/中分類

解熱・鎮痛・消炎薬/解熱・鎮痛・消炎薬

解説タイトル

非ステロイド抗炎症貼付薬

一般名 解説

ケトプロフェン
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

貼付剤 / 10㎝×14cm 1枚 17.10円
貼付剤 / 20cm×14cm 1枚 24.60円

製薬会社 解説

久光=祐徳

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

鎮痛・消炎薬

規制 解説

使用量と回数 解説

識別コード 解説

20cm×14cm(60mg) 包装コード:HP 316 P
10cm×14cm(30mg) 包装コード:HP 315 P

その他 解説

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

次の疾患・症状の消炎・鎮痛→変形性関節症,筋肉痛,外傷後の腫脹・疼痛,腰痛,肩関節周囲炎,上腕骨上顆炎(テニス肘など),腱・腱鞘(けんしょう)炎,腱周囲炎など
*製剤により多少異なります。
[ケトプロフェンのテープ剤・パップXR剤のみの適応症]関節リウマチにおける関節局所の鎮痛

解説 解説

NSAID(非ステロイド系解熱鎮痛薬)の経皮吸収貼り薬です。フルルビプロフェン,エスフルルビプロフェン・ハッカ油は貼り薬としてはまだOTC薬(大衆薬)になっていませんが,ほかの成分はすでにOTC薬が販売されています。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*ケトプロフェン(モーラステープ),フルルビプロフェン(ゼポラステープ),ジクロフェナクナトリウム(ナボールパップ)の添付文書による

(1)使用してはいけない場合……本剤または本剤の成分に対するアレルギーの前歴/アスピリンぜんそく(非ステロイド性解熱鎮痛薬などにより誘発されるぜんそく発作)またはその前歴
[ケトプロフェンのみ]内服のチアプロフェン酸,スプロフェン(非ステロイド抗炎症外用薬(皮膚炎用)),内服のフェノフィブラート(フィブラート系薬剤),オキシベンゾン・オクトクリレンを含有する製品(サンスクリーン,香水など)に対するアレルギーの前歴/光線過敏症の前歴/妊娠後期
(2)対症療法……本剤による治療は原因療法ではなく,単に痛みを止めたり,熱を下げたりするだけの対症療法に過ぎないことを忘れないでください。
(3)接触皮膚炎……[ケトプロフェン,ジクロフェナクナトリウム]本剤を貼付すると接触皮膚炎が現れることがあります。貼付部に発現したかゆみ感,刺激感,紅斑,発疹・発赤などが悪化し,腫脹,浮腫,水疱・びらんなどの重度の皮膚炎症状や色素沈着,色素脱失が発現し,さらに全身に皮膚炎症状が拡大し重篤化することがあります。異常が認められた場合には直ちに使用を中止し,処方医に連絡してください。使用後数日を経過してから発現することもあります。
(4)光線過敏症……[ケトプロフェン]本剤の貼付部を紫外線に曝露することにより,強いかゆみを伴う紅斑,発疹,刺激感,腫脹,浮腫,水疱・びらんなどの重度の皮膚炎症状や色素沈着,色素脱失が発現し(光線過敏症),さらに全身に皮膚炎症状が拡大し重篤化することがあります。使用中は,天候にかかわらず戸外の活動を避けるとともに,日常の外出時は貼付部を衣服やサポーターなどで遮光してください。異常が認められた場合には直ちに使用を中止し,処方医に連絡してください。使用後数日から数カ月を経過してから発現することもあります。なお,ジクロフェナクナトリウムも同様に注意が必要です。
(5)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ使用(ケトプロフェンは妊娠後期以外)。
・授乳婦での安全性:[ケトプロフェン]未確立。有益と判断されたときのみ使用。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)ショック,アナフィラキシー(じん麻疹,呼吸困難,顔面浮腫など)。
[ケトプロフェン,フルルビプロフェン](2)(貼付後数時間で発現する)ぜんそく発作の誘発(アスピリンぜんそく)。
[ケトプロフェン,ジクロフェナクナトリウム](3)接触皮膚炎(発赤,紅斑,発疹,かゆみ,疼痛,腫脹,浮腫,水疱・びらん)。
[ケトプロフェンのみ](4)光線過敏症(強いかゆみを伴う紅斑,発疹,刺激感,腫脹,浮腫,水疱・びらん,色素沈着・脱失)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27