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あるみのにっぱすかるしうむ

アルミノニッパスカルシウム

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

抗菌製剤と結核の薬/結核の薬

解説タイトル

パラアミノサリチル酸カルシウム水和物

一般名 解説

アルミノパラアミノサリチル酸カルシウム水和物
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

顆粒剤 /  1g 32.80円

製薬会社 解説

田辺三菱

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

抗結核化学療法剤

規制 解説

使用量と回数 解説

1日10~15gを2~3回に分けて服用。

識別コード 解説

その他 解説

保険収載年:1957/4

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

肺結核,その他の結核症

解説 解説

本剤は,現在用いられている抗結核薬のうちではいちばん古くからあるもので,1946年にスウェーデンのレーマンによって発見されています。耐性菌が生じにくく,ストレプトマイシンやイソニアジド(イソニアジド)と併用することで,それらに対する耐性菌の出現を阻止します。副作用は比較的少ないのですが,服用量が1日10~15gと多く,胃腸障害が現れることがあります。一般に「パス」と呼ばれています。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*パラアミノサリチル酸カルシウム水和物(ニッパスカルシウム)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……高カルシウム血症
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害,腎機能障害,血液障害/薬物過敏症の前歴
(3)その他……
・妊婦での安全性:服用しないことが望ましい。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)無顆粒球症,溶血性貧血。(2)肝炎,黄疸など。
[アルミノパラアミノサリチル酸カルシウム水和物のみ](3)低リン血症。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発熱,皮膚症状)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……甲状腺機能障害,甲状腺腫/食欲不振,悪心,胃部不快感,下痢
(3)検査などでわかる副作用……白血球・血小板減少/AST・ALT上昇/タンパク尿

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)本剤との併用で作用が強まることがある薬剤……抗凝血薬(ワルファリンカリウム(ワルファリンカリウム),ジクマロール)/フェニトイン(フェニトイン

海外評価 解説

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27