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かりめーと

カリメート

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

その他の薬/特殊な血液障害の薬

解説タイトル

高カリウム血症治療薬

一般名 解説

ポリスチレンスルホン酸カルシウム
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

散剤 /  1g 10.80円
ドライシロップ剤 / 92.59% 1g 11.20円
液剤 / 20%25g 1包 72.00円

製薬会社 解説

興和

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

血清カリウム抑制薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1日15~30g(分包散剤3~6包,ゼリー75~150g,ドライシロップ16.2~32.4g,液剤75~150g)を2~3回に分けて服用。

識別コード 解説

包装コード:008
92.59% 包装コード:017

その他 解説

保険収載年:1975/9

カリメート経口液20%

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

[ポリスチレンスルホン酸カルシウム,ポリスチレンスルホン酸ナトリウムの適応症]急性・慢性腎不全に伴う高カリウム血症/[ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物の適応症]高カリウム血症

解説 解説

陽イオン交換により,本剤に含まれるカルシウムイオン(またはナトリウムイオン)とカリウムイオンが入れかわり,カリウムが体外へ排泄されます。ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物は効果の発現が緩徐であるため,緊急治療を要する高カリウム血症には使用しません。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*カリメート,ケイキサレートの添付文書による

(1)服用してはいけない場合……[ポリスチレンスルホン酸カルシウム]腸閉塞
(2)慎重に服用すべき場合……[ポリスチレンスルホン酸カルシウム]便秘をおこしやすい人/腸管狭窄/消化管潰瘍/副甲状腺機能亢進症/多発性骨髄腫
(3)定期検査……服用中は過量服用を防ぐため,定期的に血清カリウム・カルシウムを測定する必要があります。
(4)ナトリウム,カルシウム……[ポリスチレンスルホン酸ナトリウム]服用によって,むくみや血圧上昇,低カルシウム血症がおこることがあります。むくみや血圧上昇がみられたらナトリウムの摂取を制限し,低カルシウム血症がみられたらカルシウム剤の補給などする必要があります。
(5)排便状況……服用中は,消化管への本剤の蓄積を避けるため,便秘がおきないようにしてください。排便の状況に注意し,便秘や腹部膨満感,腹痛,嘔吐などの症状が現れたら,すぐに処方医へ連絡してください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:[ポリスチレンスルホン酸ナトリウム]治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

[ポリスチレンスルホン酸カルシウム,ポリスチレンスルホン酸ナトリウム](1)腸管穿孔(せんこう)・腸閉塞・大腸潰瘍・腸壊死(高度の便秘,激しい腹痛,持続する腹痛,嘔吐,下痢,下血など)。
[ポリスチレンスルホン酸ナトリウムのみ](2)心不全の誘発。
[ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物のみ](3)低カリウム血症。(4)うっ血性心不全。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……[ポリスチレンスルホン酸カルシウム]アレルギー症状(発疹)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……[ポリスチレンスルホン酸カルシウム]便秘,悪心,吐きけ,食欲不振,胃部不快感/[ポリスチレンスルホン酸ナトリウム]むくみ/下痢,悪心,便秘,胃部不快感,食欲不振,腹痛/めまい,倦怠感
(3)検査などでわかる副作用……[ポリスチレンスルホン酸カルシウム]低カリウム血症/[ポリスチレンスルホン酸ナトリウム]血圧上昇/低カルシウム血症,低カリウム血症

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用するとジギタリスの中毒症状が強まるおそれがある薬剤……ジギタリス製剤(ジギタリス製剤)→食欲不振,悪心・嘔吐,下痢,不整脈,頻脈,高度の徐脈,視覚異常,めまい,頭痛,失見当識,錯乱など
(2)併用すると本剤の効果が減弱または全身性アルカローシスがおこることがある薬剤……アルミニウム・マグネシウム・カルシウムを含む制酸剤や緩下剤(制酸剤
(3)本剤との併用で作用が弱まることがある薬剤……甲状腺ホルモン製剤(甲状腺製剤)(レボチロキシンナトリウム水和物など)→服用時間をずらしてください。

海外評価 解説

  • 4点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27