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ダイアモックス

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

その他の薬/眼科の内服薬

解説タイトル

アセタゾラミド

一般名 解説

アセタゾラミド
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

末剤 /  1g 87.60円
錠剤 / 250mg 1錠 19.70円

製薬会社 解説

三和

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

炭酸脱水酵素抑制薬

規制 解説

使用量と回数 解説

緑内障の場合は,1日250~1,000mgを分割服用。その他の適応症は,処方医の指示通りに服用。

識別コード 解説

250mg 包装コード:250mg:Sc 237 本体コード:Sc 237

その他 解説

保険収載年:1955/9

ダイアモックス錠250mg

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

緑内障/てんかん(他の抗てんかん薬の効果不十分な場合に付加)/肺気腫における呼吸性アシドーシスの改善/心性浮腫,肝性浮腫/月経前緊張症/メニエール病・メニエール症候群/[錠剤のみ]睡眠時無呼吸症候群

解説 解説

ここで取り上げる薬剤は,炭酸脱水素酵素阻害薬と呼ばれるもので,利尿薬として開発されました。
しかし,他に有効な利尿薬(チアジド系(チアジド系薬剤)など)が多数開発されたため,アメリカでは浮腫(むくみ)に使われることはありません。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分またはスルフォンアミド系薬剤に対するアレルギーの前歴/肝硬変などの進行した肝疾患,高度の肝機能障害/無尿,急性腎不全/高クロール血症性アシドーシス,体液中のナトリウム・カリウムが明らかに減少している人,副腎機能不全,アジソン病
(2)長期間,服用してはいけない場合……慢性閉塞隅角緑内障
(3)慎重に服用すべき場合……重い冠動脈硬化症または脳動脈硬化症/重い腎機能障害/肝疾患,肝機能障害/糖尿病,耐糖能異常/レスピレータなどを必要とする重い高炭酸ガス血症/ジギタリス製剤(ジギタリス製剤),糖質副腎皮質ホルモン薬・副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の服用中/減塩療法中/乳児,高齢者
(4)ビタミンC……本剤を服用中にビタミンCを大量にとると,腎結石や尿路結石がおこりやすくなります。摂取量などについて処方医と相談してください。
(5)妊娠初期……動物実験で,死亡胎児の増加や骨形成不全などが認められています。妊娠の初期または妊娠している可能性のある人は服用しないほうがよいでしょう。
(6)危険作業に注意……本剤を服用すると,めまい・ふらつきなどをおこすことがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(7)その他……
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)代謝性アシドーシス,電解質異常。(2)ショック,アナフィラキシー(不快感,口内異常感,めまい,便意,耳鳴り,喘鳴(ぜんめい),発汗,血圧低下,呼吸困難,じん麻疹など)。(3)再生不良性貧血,溶血性貧血,無顆粒球症,骨髄機能低下,白血球減少,血小板減少,血小板減少性紫斑病。(4)中毒性表皮壊死融解症(TEN),皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群)。(5)急性腎障害,腎・尿路結石。(6)精神錯乱,けいれん。(7)肝機能障害,黄疸。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,発熱)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……光線過敏症/食欲不振,悪心・嘔吐,下痢,腹痛,便秘,味覚異常/知覚異常(しびれなど),麻痺,ふるえ,めまい,頭痛,興奮,いらいら感,うつ状態,傾眠,見当識障害/一過性近視,聴覚障害/多尿/倦怠感,潮紅
(3)検査などでわかる副作用……高尿酸血症,血糖値上昇・低下/尿糖

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)本剤との併用で作用が強まるおそれがある薬剤……降圧薬,ジギタリス製剤(ジギタリス製剤)(ジゴキシンなど)
(2)併用すると併用剤の中毒症状が現れることがある薬剤……カルバマゼピン(カルバマゼピン
(3)併用すると過剰なカリウム放出がおこるおそれがある薬剤……糖質副腎皮質ホルモン薬,ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)
(4)併用すると本剤の効果が阻害される薬剤……塩化アンモニウム
(5)併用するとクル病,骨軟化症が現れることがある薬剤……フェノバルビタール(バルビツール酸誘導体),フェニトイン(フェニトイン
(6)併用すると本剤の副作用が強まることがある薬剤……アスピリン(アスピリン)(小用量アスピリン(血栓防止用))の大量服用

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27