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せちりじんえんさんえん

セチリジン塩酸塩

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

皮膚科・泌尿器科の薬/皮膚科の薬(アレルギー用薬を含む)

解説タイトル

セチリジン塩酸塩

一般名 解説

セチリジン塩酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 5mg 1錠 10.10円
錠剤 / 10mg 1錠 22.20円

製薬会社 解説

共和

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

第二世代抗ヒスタミン薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1日1回10mg(ドライシロップは0.8g),1日最大20mg。7~15歳未満は1回5mg(ドライシロップは0.4g),2歳以上7歳未満はドライシロップ1回0.2gをいずれも1日2回。

識別コード 解説

10mg 包装コード:KW 269 10 本体コード:KW 269
5mg 包装コード:KW 268 5 本体コード:KW 268

その他 解説

保険収載年:1998/8

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

アレルギー性鼻炎,じん麻疹,湿疹・皮膚炎,痒疹,皮膚掻痒症

解説 解説

セチリジン塩酸塩は,ヒドロキシジン塩酸塩(ヒドロキシジン)の誘導体で,副作用を抑えた長時間作用する抗ヒスタミン薬として使われています。レボセチリジン塩酸塩は,セチリジン塩酸塩の光学異性体のうち,より強い生理活性を有するR-エナンチオマーのみを光学分割により生産したものです。わかりやすく言えば,最新の技術でセチリジン塩酸塩の良いところだけを取り出したのがレボセチリジン塩酸塩ということで,およそ2倍の抗ヒスタミン作用があるといわれています。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*セチリジン塩酸塩(ジルテック)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分またはピペラジン誘導体(レボセチリジン,ヒドロキシジンを含む)に対するアレルギーの前歴/重度の腎機能障害(クレアチニンクリアランス10mL/分未満)
(2)慎重に服用すべき場合……中等度または軽度の腎機能障害(クレアチニンクリアランス10mL/分以上60mL/分以下)/肝機能障害/高齢者/てんかんなどのけいれん性疾患またはこれらの前歴
(3)季節性アレルギー疾患……本剤を季節性アレルギー性疾患の人が服用するときは,発作の出やすい季節の直前から服用を開始し,その季節が終了するまで続けます。
(4)事前に伝達……本剤はアレルゲン皮内反応を抑制します。アレルゲン皮内反応検査を受ける人は,事前にその旨を医師に伝えてください。実施する3~5日前より服用が中止になります。
(5)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠けを催すおそれがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性(2歳未満):未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,血圧低下,じん麻疹,発赤など)。(2)けいれん。(3)肝機能障害(全身倦怠感,食欲不振,発熱,吐きけなど),黄疸。(4)血小板減少。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,じん麻疹,むくみ,かぶれ,血管浮腫,多形紅斑)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……眠け,倦怠感,頭痛,頭重感,ふらふら感,しびれ感,めまい,浮遊感,不眠,ふるえ,抑うつ,激越,攻撃性,無力症,錯感覚,幻覚,不随意運動,意識消失,健忘,自殺念慮,悪夢/口渇,吐きけ,食欲不振,胃不快感,下痢,消化不良,腹痛,腹部不快感,胃痛,口唇炎,便秘,口唇乾燥感,嘔吐,味覚異常,口内炎,腹部膨満感,食欲亢進/動悸,不整脈(房室ブロック,期外収縮,頻脈,発作性上室性頻拍,心房細動)/結膜充血,霧視,眼球回転発作/頻尿,血尿,排尿困難,遺尿,尿閉/耳鳴り,月経異常,胸痛,ほてり,息苦しさ,関節痛,手足のこわばり,嗅覚異常,鼻出血,脱毛,せき,体重増加,筋肉痛
(3)検査などでわかる副作用……血圧上昇/好酸球・単球・リンパ球増多,好中球減少,白血球・血小板増多,白血球・血小板減少/ALT・AST・AL-P・総ビリルビン上昇/尿タンパク,BUN上昇,尿糖,ウロビリノーゲンの異常

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると両剤の血中濃度が上昇することが報告されている薬剤……ピルシカイニド塩酸塩(ピルシカイニド塩酸塩
(2)併用すると本剤の曝露量の増加が報告されている薬剤……テオフィリン(テオフィリン
(3)併用すると本剤の腎排泄が阻害されるおそれがある薬剤……リトナビル(エイズ治療薬(2)
(4)本剤との併用で中枢神経抑制作用が強まるおそれがある薬剤・薬物……中枢神経抑制薬/アルコール

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • B

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27