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めちるえるごめとりんまれいんさんえん

メチルエルゴメトリンマレイン酸塩

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

婦人科の薬/その他の婦人科の薬

解説タイトル

メチルエルゴメトリンマレイン酸塩

一般名 解説

メチルエルゴメトリンマレイン酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 0.125mg 1錠 9.80円

製薬会社 解説

富士製薬

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

子宮収縮止血薬

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

1回0.125~0.25mg(1~2錠)を1日2~4回。

識別コード 解説

0.125mg 包装コード:0.125mg FJTJ

その他 解説

保険収載年:1955/1

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

子宮収縮の促進,子宮出血の予防・治療のため次の場合に使用→胎盤娩出後,子宮復古不全,流産,人工妊娠中絶

解説 解説

バッカクアルカロイドの一種で,選択的に妊娠時の子宮筋を収縮させます。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*メチルエルゴメトリンマレイン酸塩(パルタンM)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……児頭娩出前/本剤の成分またはバッカクアルカロイドに対するアレルギーの前歴/重い虚血性心疾患またはその前歴/敗血症/HIVプロテアーゼ阻害薬(エイズ治療薬(2))(リトナビル,アタザナビル,ホスアンプレナビル,ダルナビル),エファビレンツ(エイズ治療薬(1)),アゾール系真菌治療薬(深在性真菌治療薬)(イトラコナゾール,ボリコナゾール,ポサコナゾール),コビシスタット含有製剤(エイズ治療薬(3)),ニルマトレルビル・リトナビル(パキロビッドパック),レテルモビル(サイトメガロウイルス感染症治療薬),5HT1B/1D受容体作動薬(セロトニン1B/1D受容体作動型片頭痛治療薬)(スマトリプタン,ゾルミトリプタン,エレトリプタン,リザトリプタン,ナラトリプタン),エルゴタミン酒石酸塩(エルゴタミン酒石酸塩)の服用中/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……高血圧症,妊娠高血圧症候群,子癇(しかん)(意識喪失,けいれんなど)/心疾患/閉塞性血管障害/肝疾患/腎疾患
(3)グレープフルーツジュース……併用すると本剤の血中濃度を低下させて作用を弱めることがあるので,服用中はグレープフルーツジュースを避けてください。
(4)その他……
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)心筋梗塞,狭心症,冠動脈れん縮,房室ブロック。(2)アナフィラキシー(呼吸困難,血管浮腫,じん麻疹,かゆみなど)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹など)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……悪心・嘔吐,腹痛,下痢/胸痛,胸部圧迫感,頻脈,徐脈,動悸/末梢循環障害,血管けいれん/頭痛,眠け,めまい,口渇,耳鳴り,興奮,幻覚,けいれん,錯感覚/筋けいれん/胎盤嵌頓(かんとん),多汗
(3)検査などでわかる副作用……血圧上昇・低下/静脈血栓

併用してはいけない薬 解説

(1)HIVプロテアーゼ阻害薬(エイズ治療薬(2))(リトナビル,アタザナビル,ホスアンプレナビル,ダルナビル),エファビレンツ(エイズ治療薬(1)),アゾール系真菌治療薬(深在性真菌治療薬)(イトラコナゾール,ボリコナゾール,ポサコナゾール),コビシスタット含有製剤(スタリビルド配合錠(エイズ治療薬(3))),ニルマトレルビル・リトナビル(パキロビッドパック)(パキロビッドパック),レテルモビル(サイトメガロウイルス感染症治療薬)→本剤の血中濃度が上昇し,血管れん縮などの重い副作用がおこるおそれがあります。
(2)5HT1B/1D受容体作動薬(セロトニン1B/1D受容体作動型片頭痛治療薬)(スマトリプタン,ゾルミトリプタン,エレトリプタン,リザトリプタン,ナラトリプタン),エルゴタミン酒石酸塩(エルゴタミン酒石酸塩)→血圧上昇や血管れん縮が強まるおそれがあります。これらの薬剤と併用する場合は24時間以上の間隔をあけて服用します。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると血圧上昇,頭痛,けいれんなどがおこるおそれがある薬剤……ブロモクリプチンメシル酸塩(乳汁分泌異常症治療薬
(2)併用すると血管れん縮などの重い副作用がおこるおそれがある薬剤……エリスロマイシン(マクロライド),クラリスロマイシン(マクロライド),シメチジン(ヒスタミンH2受容体拮抗薬),キヌプリスチン・ダルホプリスチン,スチリペントール(スチリペントール
(3)併用すると本剤の効果が弱まるおそれがある薬剤……ネビラピン(エイズ治療薬(1)),リファンピシン(リファンピシン

海外評価 解説

  • 3点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27