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ふるすたん

フルスタン

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

ビタミン剤と栄養補給・貧血・止血の薬/その他の血液関連疾患用薬

解説タイトル

ファレカルシトリオール

一般名 解説

ファレカルシトリオール
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 0.15μg 1錠 202.30円
錠剤 / 0.3μg 1錠 291.20円

製薬会社 解説

住友ファーマ=キッセイ

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

ビタミンD誘導体(活性型ビタミンD3製剤)

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

二次性副甲状腺機能亢進症の場合は1日1回0.3μg。その他の場合は1日1回0.3~0.9μg。

識別コード 解説

0.15μg 包装コード:0.15μg 212 本体コード:212:0.15
0.3μg 包装コード:0.3μg 213 本体コード:213

その他 解説

保険収載年:2001/6

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症/副甲状腺機能低下症(腎不全におけるものを除く)における低カルシウム血症とそれに伴う諸症状(テタニー,けいれん,しびれ感,知覚異常など)の改善/クル病・骨軟化症(腎不全におけるものを除く)に伴う諸症状(骨病変,骨痛,筋力低下)の改善

解説 解説

食物から摂取されたり,紫外線を浴びて皮膚で7-デヒドロコレステロールからつくられたビタミンDは,そのままでは有効に働きません。肝臓,次に腎臓で代謝を受けて活性型ビタミンD3となってはじめて,カルシウムの吸収を高める,血液中のカルシウム濃度を一定に保つ,骨の形成を促進するなどの働きをしています。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*ファレカルシトリオール(フルスタン)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……高リン血症/透析中の人(マグネシウム含有製剤を併用する場合は注意)/小児,高齢者
(3)定期検査……本剤を服用すると,高カルシウム血症とそれに基づく症状が現れることがあります。過量服用を防ぐため,服用中は定期的(投与初期や増量時には少なくとも2週に1回)に血清カルシウム値を測定する必要があります。その他,投与量を調整するために,血清リン値や,副甲状腺機能低下症・クル病・骨軟化症の人は尿中カルシウム値,尿中クレアチニン値を定期的に測定する必要があります。
(4)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児(低出生体重児,新生児,乳・幼児)での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)高カルシウム血症(かゆみ,いらいら感など)。(2)尿管結石,腎結石。(3)肝機能障害,黄疸。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……頭痛,眠け,いらいら感,パーキンソニズム/下痢,下血,吐きけ,嘔吐,胃部不快感,食欲不振,口渇感/胸部違和感,徐脈/かゆみ,じん麻疹,皮疹/関節周囲・皮下の石灰化,骨痛,関節痛,肩こり,女性化乳房,顔面潮紅
(2)検査などでわかる副作用……白血球数増多,好酸球・単球・桿状核球・好中球増加,好中球・リンパ球減少/高リン血症,尿酸・総コレステロール・トリグリセリド上昇,総タンパク・アルブミン低下/ALT・γ-GTP・LDH・AST上昇,肝機能障害/尿pH上昇,尿沈渣異常,BUN上昇,尿タンパク異常,尿潜血

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると高カルシウム血症が現れるおそれがある薬剤……カルシウム製剤(乳酸カルシウム水和物(カルシウム製剤)など),ビタミンDおよびその誘導体(活性型ビタミンD3製剤)(アルファカルシドール,カルシトリオールなど),PTH製剤(テリパラチド)
(2)併用すると高マグネシウム血症が現れるおそれがある薬剤……マグネシウム含有薬剤(酸化マグネシウム(制酸剤),炭酸マグネシウム(制酸剤)など)
(3)併用すると高カルシウム血症に伴う不整脈が現れるおそれがある薬剤……ジギタリス製剤(ジギタリス製剤)(ジゴキシンなど)

海外評価 解説

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プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27