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とらねきさむさんしろっぷ
トラネキサム酸シロップ
処方薬
※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的解説
解説解説
血管に傷がついて出血すると,血中の血小板がその部位に集まり,不溶性のフィブリン(線維素)をつくって出血を止めます。止血が完成したあとがそのままでは都合が悪いので,プラスミンという酵素が中心になって,不溶性フィブリンを溶解性ポリペプタイドにする仕組みがあります。これを「線溶系」と呼びますが,この機構が亢進すると,また出血することになります。
トラネキサム酸は,このような線溶系において,プラスミンがその前駆体のプラスミノーゲンからつくられるのを阻止する働きがあります。
なお,トラネキサム酸は皮膚疾患治療薬としても使われます。
トラネキサム酸は,このような線溶系において,プラスミンがその前駆体のプラスミノーゲンからつくられるのを阻止する働きがあります。
なお,トラネキサム酸は皮膚疾患治療薬としても使われます。
使用上の注意
警告解説
基本的注意解説
*トラネキサム酸(トランサミン)の添付文書による
(1)服用してはいけない場合……トロンビンの服用中
(2)慎重に服用すべき場合……脳血栓・心筋梗塞・血栓性静脈炎などの血栓症が現れるおそれのある人/消費性凝固障害(ヘパリンなどと併用すること)/術後の臥床状態にある人および圧迫止血の処置を受けている人/腎不全/本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(1)服用してはいけない場合……トロンビンの服用中
(2)慎重に服用すべき場合……脳血栓・心筋梗塞・血栓性静脈炎などの血栓症が現れるおそれのある人/消費性凝固障害(ヘパリンなどと併用すること)/術後の臥床状態にある人および圧迫止血の処置を受けている人/腎不全/本剤の成分に対するアレルギーの前歴
重大な副作用解説
(1)(人工透析者において)けいれん。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用解説
(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(かゆみ,発疹など)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……食欲不振,悪心,嘔吐,下痢,胸やけ/眠け
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……食欲不振,悪心,嘔吐,下痢,胸やけ/眠け
併用してはいけない薬解説
トロンビン(トロンビン)→併用すると血栓形成傾向が現れるおそれがあります。
注意して併用すべき薬
(1)本剤と併用すると血栓形成傾向が強まる薬剤……以下の薬剤の注射薬→ヘモコアグラーゼ,バトロキソビン,凝固因子製剤(エプタコグアルファなど)
海外評価解説
- 5.5点
プレグナンシー・カテゴリー解説
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第31版(2018年8月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。
データ更新日:2018/08/14