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うるそ

ウルソ

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

肝臓・膵臓・胆道・痔の薬/利胆薬など

解説タイトル

ウルソデオキシコール酸

一般名 解説

ウルソデオキシコール酸
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

顆粒剤 / 5% 1g 7.50円
錠剤 / 50mg 1錠 9.00円
錠剤 / 100mg 1錠 10.10円

製薬会社 解説

田辺三菱

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

利胆薬(胆汁分泌促進薬)

規制 解説

使用量と回数 解説

利胆,慢性肝疾患の肝機能改善,消化不良:1回50mg(顆粒剤は1g)を1日3回。コレステロール系胆石の溶解:1日600mgを3回に分けて服用。C型慢性肝疾患・原発性胆汁性肝硬変における肝機能改善:1日600mgを3回に分けて服用(1日最大900mg)。

識別コード 解説

50mg 本体コード:234
100mg 本体コード:235

その他 解説

発売年:1962/7

ウルソ錠100mg

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

胆道(胆管・胆のう)系疾患,胆汁うっ滞を伴う肝疾患における利胆/慢性肝疾患における肝機能の改善/小腸切除後遺症・炎症性小腸疾患における消化不良/外殻石灰化を認めないコレステロール系胆石の溶解/C型慢性肝疾患・原発性胆汁性肝硬変における肝機能の改善(顆粒剤を除く)

解説 解説

胆汁は肝臓から分泌される液体で,脂質の消化吸収および脂溶性ビタミンの吸収の促進,消化酵素の活性化などの働きをしています。
ウルソデオキシコール酸は熊の胆のう成分を化学的に合成したもので,胆汁の流れの促進,肝細胞の保護,肝機能の改善,消化不良の改善に効果を発揮します。胆汁が固まってできる胆石の場合は,まだ石灰化していないコレステロール系胆石を溶かすのに適しています。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*ウルソデオキシコール酸(ウルソ)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……完全胆道閉塞/劇症肝炎
(2)慎重に服用すべき場合……重い膵臓疾患/消化性潰瘍/胆管胆石
(3)その他……
・妊婦での安全性:服用しないことが望ましい。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)間質性肺炎(発熱,空せき,息切れ,呼吸困難など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(かゆみ,発疹,じん麻疹,紅斑〈多形滲出性紅斑など〉)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……下痢,悪心,食欲不振,胸やけ,嘔吐,腹痛,便秘,胃部不快感,腹部膨満/全身倦怠感,めまい
(3)検査などでわかる副作用……AST・ALT・AL-P・γ-GTP・ビリルビン上昇/白血球減少

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)本剤との併用で作用が強まるおそれがある薬剤……スルフォニルウレア系経口糖尿病薬(糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系)
(2)併用すると本剤の作用が弱まるおそれがある薬剤……コレスチラミン(コレスチラミン),制酸剤(制酸剤)(水酸化アルミニウムゲルなど),脂質低下薬(クロフィブラート(フィブラート系薬剤)など)

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • B

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27