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せろしおん

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内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

肝臓・膵臓・胆道・痔の薬/肝臓障害の薬

解説タイトル

プロパゲルマニウム

一般名 解説

プロパゲルマニウム
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

カプセル剤 / 10mg 1カプセル 136.50円

製薬会社 解説

三和

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

経口B型慢性肝炎治療薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1日30mgを3回に分けて服用。

識別コード 解説

10mg 包装コード:Sc 281 SER 10:10mg 本体コード:Sc 281

その他 解説

保険収載年:1994/8

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

HBe抗原陽性B型慢性肝炎におけるウイルスマーカーの改善

解説 解説

HBe抗原とは,球形をしたB型肝炎ウイルス(HBV)の外被(エンベロープ)に存在する抗原のことで,この抗原が陽性ということは,HBVのウイルス量が多く,感染力が強い状態を示しています。
本剤はゲルマニウムの有機化合物で,ウイルスマーカー(血液中に出現するウイルス感染の証拠となるタンパク質)の改善に有用とされています。国内開発品で,外国ではどこでも使われていません。

使用上の注意

警告 解説

 慢性肝炎が急に悪化することがあり,死亡例が報告されています。

基本的注意 解説

(1)服用してはいけない場合……黄疸のある人/肝硬変または肝硬変が疑われる人/本剤に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……薬剤過敏症の前歴/重い腎機能障害/黄疸の前歴/インターフェロン服用終了直後/高齢者
(3)定期検査……服用中,黄疸などの重い副作用が現れることがあるので,肝機能検査を定期的に(特に服用後2・4・6週)受ける必要があります。
(4)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)黄疸,著しいトランスアミナーゼの上昇を伴う重い肝機能障害,肝不全。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,じん麻疹,湿疹)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……抑うつ
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……食欲不振,腹痛,吐きけ,嘔吐,下痢,便秘,腹部膨満感,胸やけ,口内炎,胃もたれ感/眠け,めまい,頭痛,手足のしびれ,不眠,ふるえ/黄疸/月経異常,脱毛,倦怠感,発熱,関節痛,胸痛,むくみ
(4)検査などでわかる副作用……好酸球増多,白血球減少/AST・ALT・ビリルビン上昇/血圧上昇

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

海外評価 解説

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プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27