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スルピリド

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

胃腸の薬/胃炎・消化性潰瘍の薬

解説タイトル

スルピリド

一般名 解説

スルピリド
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 50mg 1錠 6.40円

製薬会社 解説

長生堂=日本ジェネリック

先発/ジェネリック 解説

ジェネリック ジェネリック医薬品

分類 解説

消化性潰瘍治療薬

規制 解説

劇薬(100mg錠剤・200mg錠剤・細粒剤のみ)

使用量と回数 解説

1日150mgを3回に分けて服用。

識別コード 解説

50mg 包装コード:412 本体コード:412

その他 解説

保険収載年:1974/2

スルピリド錠50mg(長生堂)

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

胃・十二指腸潰瘍/(統合失調症,うつ病・うつ状態)

解説 解説

胃潰瘍の原因に血流の障害が推定されており,スルピリドは消化管の血流を改善し,潰瘍治癒を促進するといわれています。副作用の多い薬なので,服用には注意が必要です。なお,本剤は抗精神病薬(ベンズアミド系抗精神病薬)としても用いられます。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*スルピリド(ドグマチール)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴/プロラクチン分泌性の下垂体腫瘍(プロラクチノーマ)/褐色細胞腫の疑いのある人
(2)慎重に服用すべき場合……心・血管疾患,低血圧またはこれらの疑いのある人/QT延長のある人,QT延長をおこしやすい人(著しい徐脈,低カリウム血症など)/腎機能障害/パーキンソン病またはレビー小体型認知症/脱水・栄養不良状態などを伴う身体的疲弊のある人/不動状態,長期臥床,肥満,脱水状態などの危険因子がある人/高齢者
(3)かくされる嘔吐……本剤には嘔吐を抑える作用があるので,薬物中毒,腸閉塞,脳腫瘍などによる嘔吐症状をかくしてしまうことがあります。
(4)悪性症候群……本剤の服用によって,悪性症候群がおこることがあります。無動無言,強度の筋強剛,嚥下(えんげ)困難,頻脈,血圧の変動,発汗などが現れ,引き続いて発熱がみられたら,水分の補給,体を冷やすなどして,ただちに処方医に連絡してください。高熱が続き,意識障害,呼吸困難,循環虚脱,脱水症状,急性腎障害へと移行して死亡した例が報告されています。
(5)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,めまいなどが現れるおそれがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳しないことが望ましい。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)悪性症候群(無動無言,強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗など)。(2)遅発性ジスキネジア。(3)けいれん。(4)QT延長,心室頻拍。(5)肝機能障害,黄疸。(6)無顆粒球症,白血球減少。(7)肺塞栓症,深部静脈血栓症(息切れ,胸痛,四肢の疼痛,むくみなど)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……月経異常,乳汁分泌,女性化乳房,乳房腫脹,勃起不全/錐体外路(すいたいがいろ)症状(パーキンソン症候群:ふるえ,筋強剛,よだれなど)/むくみ
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……不眠,眠け,めまい,ふらつき/口渇,胸やけ,悪心,嘔吐,便秘/熱感,倦怠感,性欲減退

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用するとQT延長,心室性不整脈などの重篤な副作用が現れることがある薬剤……イミプラミン(三環系抗うつ薬),ピモジド(ブチロフェノン系薬剤
(2)本剤との併用で悪心・嘔吐,食欲不振症状を不顕性化する(かくす)おそれがある薬剤……ジギタリス製剤(ジゴキシン(ジギタリス製剤)など)
(3)併用すると内分泌機能異常,錐体外路症状が現れやすくなる薬剤……ベンザミド系薬剤(メトクロプラミド(メトクロプラミド),チアプリド塩酸塩(ベンズアミド系抗精神病薬)など),フェノチアジン系薬剤(フェノチアジン系薬剤)(クロルプロマジンなど),ブチロフェノン系薬剤(ブチロフェノン系薬剤)(ハロペリドールなど)
(4)併用すると相互に中枢神経抑制作用が強まることがある薬剤など……中枢神経抑制剤(バルビツール酸誘導体(バルビツール酸誘導体)など),麻酔薬/アルコール
(5)併用すると相互に作用が弱まることがある薬剤……ドパミン作動薬(レボドパ(ドパミン前駆物質(レボドパ))など)

海外評価 解説

  • 2点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

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データ更新日:2023/09/27