お薬検索

さいとてっく

サイトテック

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

胃腸の薬/胃炎・消化性潰瘍の薬

解説タイトル

プロスタグランジン製剤

一般名 解説

ミソプロストール
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 100μg 1錠 14.30円
錠剤 / 200μg 1錠 23.80円

製薬会社 解説

ファイザー

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

消化性潰瘍治療薬

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

1回200μgを1日4回。

識別コード 解説

100μg 包装コード:SEARLE 110:100μg 本体コード:SEARLE:110
200μg 包装コード:SEARLE 111:200μg 本体コード:SEARLE 111

その他 解説

保険収載年:1993/3

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

非ステロイド系解熱鎮痛薬の長期服用時にみられる胃潰瘍・十二指腸潰瘍

解説 解説

生理活性物質のプロスタグランジンは,胃において胃生理機構の調節に関与し,その恒常性維持に重要な働きをしているといわれています。
本剤は,胃粘膜の血流・粘液分泌の増加作用や,細胞保護作用とともに胃酸分泌を抑制することにより,胃潰瘍に効果を発揮するといわれるプロスタグランジン系の治療薬です。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

(1)服用してはいけない場合……プロスタグランジン製剤に対するアレルギーの前歴/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)特に慎重に服用すべき場合(治療上やむを得ないと判断される場合を除き服用を避けること)……妊娠する可能性のある人
(3)慎重に服用すべき場合……脳血管障害や冠動脈疾患など血圧低下によって重い合併症をおこすおそれのある人/肝機能障害/高齢者
(4)服用の原則……本剤は原則として,非ステロイド系解熱鎮痛薬(NSAID)を3カ月以上長期服用する必要がある関節炎の人などの胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療にのみ処方されます。その一方で,高齢者などではNSAIDによる消化性潰瘍の合併症(穿孔(せんこう),出血など)がおこる危険性が高いので,十分に注意して服用する必要があります。
(5)持続する下痢……本剤の服用時にみられる下痢は,ふつう軽度で一過性ですが,症状が持続するなら早めに処方医へ連絡してください。
(6)避妊……本剤には子宮収縮作用があり,流産をおこしたとの報告があるため,妊娠する可能性のある人は原則禁忌です。治療上,やむを得ず服用するときは避妊をしてください。また,服用中に妊娠が確認された場合または疑われた場合は,すぐに処方医へ連絡してください。服用が中止になります。
(7)その他……
・授乳婦での安全性:治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,ふるえなど)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,じん麻疹)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……下痢・軟便,腹痛,腹部膨満感,吐きけ・嘔吐,消化不良,食欲不振,げっぷ,便秘/多尿,頻尿/月経異常,閉経後出血,子宮けいれん,月経困難,月経中間期出血/口渇,異常空腹感,舌麻痺,めまい,頭痛/発熱,しびれ感,心悸亢進,ほてり,むくみ,胸痛,静脈炎,全身倦怠感
(3)検査などでわかる副作用……BUN・クレアチニン上昇,タンパク尿,尿糖/貧血(赤血球減少,ヘモグロビン減少,ヘマトクリット値減少),白血球減少・増多,血小板減少/AST・ALT・AL-P・LDH・γ-GTP・ビリルビン・総コレステロール上昇

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)本剤と併用すると下痢を生じやすくなる薬剤……マグネシウム含有制酸剤

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • X

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27