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ぴれすぱ

ピレスパ

内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

呼吸器の薬/その他の呼吸器の薬

解説タイトル

特発性肺線維症治療薬(1)

一般名 解説

ピルフェニドン
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 200mg 1錠 436.80円

製薬会社 解説

塩野義

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

抗線維化剤

規制 解説

劇薬

使用量と回数 解説

1回200mgを1日3回の服用から開始し,状態をみながら1回200mgずつ増量する。1回600mg(1日1,800mg)まで。

識別コード 解説

200mg 包装コード:521 200 本体コード:521:200

その他 解説

保険収載年:2008/12

ピレスパ錠200mg

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

特発性肺線維症

解説 解説

特発性肺線維症は慢性的に肺の線維化(正常な組織がコラーゲン線維などに変化する)が進行して肺が硬くなる病気で,乾いたせきや呼吸困難などが現れます。特発性間質性肺炎の一種で,国の難病に指定されています。本剤は,線維芽細胞増殖抑制作用やコラーゲン産生抑制作用などで抗線維化作用を示し,肺活量の低下を抑えます。

使用上の注意

警告 解説

本剤の使用は,特発性肺線維症に精通している医師のもとで行わなければなりません。

基本的注意 解説

(1)服用してはいけない場合……本剤に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害/腎機能障害
(3)食事の影響……空腹時の服用は,副作用が現れる可能性が高くなるので食後に服用します。
(4)光線過敏症……本剤の服用によって光線過敏症が現れることがあるので以下のことを守ってください。(1)外出時には長袖の衣服,帽子などの着用や日傘,日焼け止め効果の高いサンスクリーン(SPF50+,PA+++)の使用により紫外線にあたることを避けるなど,光曝露に対する防護策を講じること。(2)発疹,かゆみなどの皮膚の異常が認められた場合には速やかに処方医に連絡すること。
(5)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,めまい,ふらつきなどをおこすことがあるので,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:服用しないことが望ましい。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳しないことが望ましい。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

(1)肝機能障害,黄疸。(2)無顆粒球症,白血球・好中球減少。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

(1)すぐに処方医に連絡する副作用……光線過敏症,発疹,かゆみ,紅斑,扁平苔癬
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……食欲不振,胃不快感,吐きけ,下痢,胸やけ,腹部膨満感,便秘,逆流性食道炎,口内炎,腹部不快感,腹痛,口唇炎,口唇びらん/動悸/眠け,めまい,ふらつき(感),頭痛,頭重,抑うつ,不安,不眠/体重減少,発熱,味覚異常,筋骨格痛,ほてり
(3)検査などでわかる副作用……γ-GTP・AST・ALT・AL-P・LDH・ビリルビン上昇/白血球増加,好酸球増加,血小板減少

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると本剤の作用が強まることがある薬剤……フルボキサミンマレイン酸塩(選択的セロトニン再取り込み阻害薬),シプロフロキサシン塩酸塩(ニューキノロン剤
(2)併用すると本剤の作用が弱まることがある物質……たばこ

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27