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セレギリン塩酸塩 (セレギリン塩酸塩) 共和 [処方薬]の解説、注意、副作用 お薬検索[薬事典]- メディカルiタウン


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せれぎりんえんさんえん

セレギリン塩酸塩

処方薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

その他の循環器系の薬/パーキンソン症候群の薬

解説タイトル

選択的MAO-B阻害薬

一般名解説

セレギリン塩酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価解説

錠剤 / 2.5mg 1錠 173.50円

製薬会社解説

共和

先発/ジェネリック解説

ジェネリックジェネリック医薬品

分類解説

抗パーキンソン病薬(選択的モノアミン酸化酵素タイプB〈MAO-B〉阻害薬)

規制解説

劇薬,覚醒剤原料

使用量と回数解説

[レボドパ含有製剤を併用する場合]1日1回2.5mgから始め,2週ごとに1日量を2.5mgずつ増量。標準維持量は1日7.5mg。1日最大10mgまで。[レボドパ含有製剤を併用しない場合]1日1回2.5mgから始め,2週ごとに1日量を2.5mgずつ増量し1日10mgとする。1日最大10mgまで。

識別コード解説

2.5mg 包装コード:Kw SEL 2.5:2.5mg 本体コード:SEL 2.5:Kw

その他解説

保険収載年:1998/11

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的解説

[セレギリン塩酸塩の適応症]パーキンソン病(レボドパ含有製剤(ドパミン前駆物質(レボドパ))を併用する場合:ヤール重症度ステージ1~4,レボドパ含有製剤を併用しない場合:ヤール重症度ステージ1~3)
[ラサギリンメシル酸塩の適応症]パーキンソン病

解説解説

パーキンソン病の症状は,脳内の神経細胞から分泌される神経伝達物質の一つドーパミンの量が減少することで発現します。このドーパミンは,MAO-Bと呼ばれる酵素(モノアミン酸化酵素タイプB)によって分解されます(モノアミン酸化酵素の働き)。セレギリン塩酸塩およびラサギリンメシル酸塩は選択的MAO-B阻害薬で,この酵素と非可逆的に結合することで,脳内のドーパミンの分解を抑制し,シナプス間隙中のドーパミン濃度を高めることでパーキンソン病の症状を改善します。
どちらの薬剤も「併用してはいけない薬」「注意して併用すべき薬」などが数多くあるので,服用する場合は処方医から十分な説明を受けてください。

使用上の注意

警告解説

[セレギリン塩酸塩]
(1)本剤は1日あたり10mg以上,服用してはいけません。
(2)本剤と三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬)(アミトリプチリン塩酸塩など)とを併用してはいけません。切り換える場合は,一方の中止後,14日は間隔をあけてください。

基本的注意解説

*セレギリン塩酸塩(エフピーOD),ラサギリンメシル酸塩(アジレクト)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……[セレギリン塩酸塩]本剤の成分に対するアレルギーの前歴/ペチジン塩酸塩,トラマドール塩酸塩(がん疼痛治療薬(7)),タペンタドール塩酸塩(がん疼痛治療薬(3))の服用中/非選択的モノアミン酸化酵素阻害薬(サフラジン塩酸塩)の服用中/統合失調症またはその前歴/覚醒剤・コカインなどの中枢興奮薬の依存またはその前歴/三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬)(アミトリプチリン塩酸塩など)の服用中,あるいは中止後14日以内/選択的セロトニン再取り込み阻害薬(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)(フルボキサミンマレイン酸塩など),セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)(ミルナシプラン塩酸塩など),選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(AD/HD治療薬(2))(アトモキセチン塩酸塩),ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ薬(ミルタザピン)(ミルタザピン)の服用中
[ラサギリンメシル酸塩]本剤の成分に対するアレルギーの前歴/他のMAO阻害薬(セレギリン塩酸塩)の服用中/ペチジン塩酸塩,トラマドール塩酸塩(がん疼痛治療薬(7)),タペンタドール塩酸塩(がん疼痛治療薬(3))の服用中/三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬)(アミトリプチリン塩酸塩,アモキサピン,イミプラミン塩酸塩,クロミプラミン塩酸塩など),四環系抗うつ薬(四環系抗うつ薬)(マプロチリン塩酸塩,ミアンセリン塩酸塩,セチプチリンマレイン酸塩),選択的セロトニン再取り込み阻害薬(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)(フルボキサミンマレイン酸塩,パロキセチン塩酸塩水和物,塩酸セルトラリンなど),セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)(ミルナシプラン塩酸塩,デュロキセチン塩酸塩,ベンラファキシン塩酸塩),選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(AD/HD治療薬(2))(アトモキセチン塩酸塩),ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ薬(ミルタザピン)(ミルタザピン)の服用中/中等度以上の肝機能障害(Child-Pugh分類BまたはC)
(2)慎重に服用すべき場合……[セレギリン塩酸塩]重い肝機能障害/重い腎機能障害/高用量のレボドパ(ドパミン前駆物質(レボドパ))の服用中/心・脳循環器系障害/狭心症/高齢者
[ラサギリンメシル酸塩]軽度の肝機能障害/低体重の人/高齢者
(3)悪性症候群……セレギリン塩酸塩,ラサギリンメシル酸塩の急激な減量または中止によって悪性症候群がおこることがあります。無動緘黙(かんもく)〈緘黙=無言症〉,発汗,高熱,血圧の変動,頻脈,高度の筋硬直,不随意運動,嚥下(えんげ)困難,意識障害などが現れたら,体を冷やす,水分を補給するなどして,ただちに処方医へ連絡してください。
(4)飲食物に注意……(1)[セレギリン塩酸塩,ラサギリンメシル酸塩]モノアミン(チラミン)含有量の多い飲食物(チーズ,ビール,ワイン,レバー,にしん,酵母,そら豆,バナナなど)を一緒に摂取すると異常な昇圧(高血圧)を招くおそれがあるので,併用中はこれらの飲食物を控えめにするなどして,異常を感じたらすぐに処方医に連絡してください。(2)[ラサギリンメシル酸塩]⒜セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品を一緒に摂取すると脳内セロトニン濃度が高まるおそれがあるので,服用中はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないでください。⒝タバコ(喫煙)は本剤の血中濃度を低下させる可能性があるので,できるだけ禁煙してください。
(5)危険作業は中止……セレギリン塩酸塩を服用するとめまい,注意力・集中力・反射機能などの低下が,ラサギリンメシル酸塩を服用すると日中の傾眠,前兆のない突発的睡眠または睡眠発作が現れることがあるため,自動車の運転,機械の操作,高所での作業など危険を伴う作業には従事しないでください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:[セレギリン塩酸塩]服用するときは授乳を中止。[ラサギリンメシル酸塩]原則として服用しない。やむを得ず服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用解説

(1)幻覚,幻視,幻聴,錯覚,妄想,錯乱,せん妄。(2)悪性症候群(無動緘黙(かんもく)〈緘黙=無言症〉,発汗,高熱,血圧の変動,頻脈,高度の筋硬直,不随意運動,嚥下(えんげ)困難,意識障害など)。
[セレギリン塩酸塩](3)狭心症の発現または悪化。(4)低血糖(意識障害,昏睡など)。(5)胃潰瘍。
[ラサギリンメシル酸塩](6)起立性低血圧。(7)日中の傾眠,前兆のない突発的睡眠。(8)衝動制御障害(病的賭博,病的性欲亢進,強迫性購買,暴食など)。(9)セロトニン症候群(不安,焦燥,興奮,錯乱,発熱,ミオクローヌス,発汗,頻脈など)。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用解説

[セレギリン塩酸塩]
(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……不随意運動,ジストニア(筋緊張異常),興奮,精神症状,構音障害,不安,歩行異常
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……めまい・ふらつき,頭痛・頭重感,不眠,眠け,体のこわばり,しびれ,多夢,うつ症状,意識レベルの低下,緊張低下,徘徊(はいかい)癖,アカシジア,記憶障害,躁病,ねごと,運動低下,悪夢/悪心・嘔吐,食欲不振,口渇,胃痛・腹痛,便秘,下痢,消化不良,麻痺性イレウス,胃腸障害,イレウス/起立性低血圧,動悸,不整脈,うっ血性心不全/排尿困難/多形紅斑,紅斑/視野狭窄/浮腫,胸痛(胸部不快感),倦怠感,ほてり・のぼせ,味覚異常,多汗,気分不良,疲労感,筋骨格硬直,腰痛,発熱,悪寒,体重減少,味覚低下,舌の違和感,意欲低下,筋れん縮,頸部痛,四肢痛,無力症,状態悪化
(4)検査などでわかる副作用……低血圧,高血圧,心電図異常,血圧変動/肝機能障害(AST・ALT上昇)/白血球減少/CK上昇

併用してはいけない薬解説

[セレギリン塩酸塩](1)ペチジン塩酸塩,トラマドール塩酸塩(がん疼痛治療薬(7)),タペンタドール塩酸塩(がん疼痛治療薬(3))→高度の興奮,精神錯乱などの発現が報告されています。
(2)非選択的モノアミン酸化酵素阻害薬(モノアミン酸化酵素の働き)(サフラジン塩酸塩)→高度の起立性低血圧の発現が報告されています。
(3)三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬)(アミトリプチリン塩酸塩など)→高血圧,失神,不全収縮,発汗,てんかん,動作・精神障害の変化,筋強剛といった副作用が現れ,さらに死亡例も報告されています。
(4)選択的セロトニン再取り込み阻害薬(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)(フルボキサミンマレイン酸塩,パロキセチン塩酸塩水和物,塩酸セルトラリン,エスシタロプラムシュウ酸塩),セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)(ミルナシプラン塩酸塩,デュロキセチン塩酸塩,ベンラファキシン塩酸塩),選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(AD/HD治療薬(2))(アトモキセチン塩酸塩),ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ薬(ミルタザピン)(ミルタザピン)→両薬剤の作用が増強される可能性があります。
[ラサギリンメシル酸塩](1)MAO阻害薬(セレギリン塩酸塩)→高血圧クリーゼなどの重い副作用が現れるおそれがあります。
(2)ペチジン塩酸塩,トラマドール塩酸塩(がん疼痛治療薬(7)),タペンタドール塩酸塩(がん疼痛治療薬(3)),選択的セロトニン再取り込み阻害薬(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)(フルボキサミンマレイン酸塩,パロキセチン塩酸塩水和物,塩酸セルトラリン,エスシタロプラムシュウ酸塩),ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ薬(ミルタザピン)(ミルタザピン)→セロトニン症候群(不安,焦燥,興奮,錯乱,発熱,ミオクローヌス,発汗,頻脈など)などの重い副作用が現れるおそれがあります。
(3)三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬)(アミトリプチリン塩酸塩,アモキサピン,イミプラミン塩酸塩,クロミプラミン塩酸など),四環系抗うつ薬(四環系抗うつ薬)(マプロチリン塩酸塩,ミアンセリン塩酸塩,セチプチリンマレイン酸塩)→高血圧,失神,不全収縮,発汗,てんかん,動作・精神障害の変化,筋強剛などの副作用が現れ,さらに死亡例も報告されています。
(4)セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)(ミルナシプラン塩酸塩,デュロキセチン塩酸塩,ベンラファキシン塩酸塩),選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(AD/HD治療薬(2))(アトモキセチン塩酸塩)→重い副作用が現れるおそれがあります。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると脳内のセロトニン濃度が高まるおそれがある薬剤……トラゾドン塩酸塩(トラゾドン塩酸塩)/〔ラサギリンメシル酸塩のみ〕デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物(非麻薬系中枢性鎮咳薬
(2)併用すると血圧上昇,頻脈などの発現が報告されている薬剤……交感神経興奮薬(エフェドリン塩酸塩(エフェドリン塩酸塩ほか),メチルエフェドリン塩酸塩(エフェドリン塩酸塩ほか),プソイドエフェドリン塩酸塩含有医薬品,フェニルプロパノールアミン塩酸塩含有医薬品)
[セレギリン塩酸塩]
(3)併用すると本剤の作用・毒性が大幅に強まる可能性がある薬剤……肝臓のチトクロームP-450 2D6および3A4の阻害作用を有する薬剤(シメチジン(ヒスタミンH2受容体拮抗薬),キニジン硫酸塩水和物(キニジン硫酸塩水和物),プロパフェノン塩酸塩(プロパフェノン塩酸塩),ハロペリドール(ブチロフェノン系薬剤),エリスロマイシンエチルコハク酸エステル(マクロライド),ジョサマイシン(マクロライド),クラリスロマイシン(マクロライド),イトラコナゾール(深在性真菌治療薬),フルコナゾール(深在性真菌治療薬),ミコナゾール(カンジダ治療薬),クロトリマゾール(抗真菌薬),エチニルエストラジオール(卵胞ホルモン),ベラパミル塩酸塩(カルシウム拮抗薬),ジルチアゼム塩酸塩(カルシウム拮抗薬)など)→本剤とこれらの薬剤を併用する場合は,モノアミン含有量の多い食物(チーズ,レバー,にしん,酵母,そら豆,バナナ,ビール,ワインなど)の摂取に注意してください。本剤の血中濃度が上昇し,MAO-Bの選択性が消失する可能性があります。
(4)併用すると本剤の作用が弱まる可能性がある薬剤……レセルピン誘導体(レセルピン),フェノチアジン系薬剤(フェノチアジン系薬剤)(プロクロルペラジン,クロルプロマジンなど),ブチロフェノン系薬剤(ブチロフェノン系薬剤)(ブロムペリドールなど),スルピリド(ベンズアミド系抗精神病薬),メトクロプラミド(メトクロプラミド
[ラサギリンメシル酸塩]
(5)併用すると本剤の血中濃度が上昇する可能性がある薬剤……CYP1A2阻害薬(シプロフロキサシン(ニューキノロン剤))
(6)併用すると本剤の血中濃度が低下する可能性がある薬剤……フェニトイン(フェニトイン

海外評価解説

  • 5.5点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第32版(2019年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。

データ更新日:2019/09/24

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