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内服薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

血圧の薬/血圧降下薬

解説タイトル

中枢性α2刺激薬

一般名 解説

クロニジン塩酸塩
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価 解説

錠剤 / 0.075mg 1錠 5.90円
錠剤 / 0.15mg 1錠 6.00円

製薬会社 解説

パークランド

先発/ジェネリック 解説

先発品

分類 解説

血圧降下薬

規制 解説

使用量と回数 解説

1回0.075~0.15mgを1日3回。重症の高血圧症には1回0.3mgを1日3回。

識別コード 解説

0.075mg 包装コード:1 C:75μg 本体コード:1 C
0.15mg 包装コード:15 C:150μg 本体コード:15 C

その他 解説

保険収載年:1970/6

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ 解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的 解説

本態性高血圧症/[クロニジン塩酸塩のみの適応症]腎性高血圧症

解説 解説

中枢性α2刺激薬は,脳の視床下部にある血管運動中枢のα2受容体を刺激し,交感神経の緊張を抑制することにより末梢血管を拡張させて血圧を下げます。中枢性交感神経抑制薬とも呼ばれます。クロニジン塩酸塩は強い即効性の降圧作用を示し,服用後およそ2時間以内には効果が現れてきます。グアナベンズ酢酸塩は,緩徐な降圧効果と安定した血圧コントロールをもたらします。

使用上の注意

警告 解説

基本的注意 解説

*両剤の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……腎機能障害/虚血性心疾患(狭心症,心筋梗塞など)またはその前歴,高血圧以外の原因による心不全,うっ血性心不全の前歴/脳梗塞,脳血管障害/高齢者/[クロニジン塩酸塩のみ]高度の徐脈(著しい洞性徐脈)/発熱している人/[グアナベンズ酢酸塩のみ]肝機能障害
(3)急な服用中止……急に服用を中止すると,まれに血圧の上昇,神経過敏,頻脈,不安感,頭痛などのリバウンド現象がおこることがあります。自己判断で服用を中止しないでください。
(4)危険作業に注意……本剤を服用すると反射運動の減弱,眠け,めまい,ふらつきなどが現れることがあるので,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(5)その他……
・妊婦での安全性:有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:[クロニジン塩酸塩]服用するときは授乳を中止。[グアナベンズ酢酸塩]治療上の有益性・母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続・中止を検討。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用 解説

[クロニジン塩酸塩](1)幻覚,錯乱。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用 解説

[クロニジン塩酸塩]
(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ)
(2)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……眠け,鎮静作用,疲労感,不安,めまい,倦怠感,見当識障害/徐脈,蒼白・レイノー様症状/口渇,悪心,食欲不振,下痢,便秘,心窩部(しんかぶ)膨満感,胸やけ,腹痛/陰萎(いんい)/鼻づまり,血管神経性浮腫,目の乾燥
(3)検査などでわかる副作用……起立性低血圧/血糖値の上昇

併用してはいけない薬 解説

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると本剤の服用中止後のリバウンド現象が強められるおそれがある薬剤……ベーター・ブロッカー(ベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの))(ベーター・ブロッカー(適応症が狭心症と高血圧のもの)
[クロニジン塩酸塩のみ]
(2)併用すると相加的に鎮静作用が強まることがある薬剤など……中枢神経抑制薬/アルコール
[グアナベンズ酢酸塩のみ]
(3)併用すると相互に作用が強まり,眠け,めまい,ふらつきなどの症状が現れることがある薬剤など……中枢神経抑制薬(バルビタール,チオペンタールナトリウム,モルヒネ塩酸塩水和物(がん疼痛治療薬(1)),ブロチゾラム(ベンゾジアゼピン系催眠薬),ジアゼパム(ベンゾジアゼピン系安定薬)など)/アルコール
(4)併用すると本剤の降圧効果が弱まるおそれがある薬剤……抗うつ薬(セチプチリンマレイン酸塩(四環系抗うつ薬),ミアンセリン塩酸塩(四環系抗うつ薬)など)
(5)併用すると相互に降圧作用が強まることがある薬剤……降圧作用を有する薬剤

海外評価 解説

  • 6点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー 解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。 また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。 疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第33版(2023年7月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて 株式会社 法研 に帰属します。

データ更新日:2023/09/27