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ラシックス (フロセミド) サノフィ=日医工 [処方薬]の解説、注意、副作用 お薬検索[薬事典]- メディカルiタウン


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らしっくす

ラシックス

処方薬

種別

内服薬

大分類/中分類

血圧の薬/利尿降圧薬

解説タイトル

ループ利尿薬

一般名

フロセミド
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価

細粒剤 / 4% 1g 15.30円
錠剤 / 10mg 1錠 9.10円
錠剤 / 20mg 1錠 9.60円
錠剤 / 40mg 1錠 14.00円

製薬会社

サノフィ=日医工

先発/ジェネリック

先発品

分類

利尿降圧薬

規制

使用量と回数

1日1回40~80mg(細粒剤は1~2g)を連日または隔日で服用。腎機能不全の場合は,さらに量を増やすこともある。徐放カプセルでは,1回40mgを1日1~2回。

識別コード

20mg 包装コード:DLF 20 本体コード:DLF:20
40mg 包装コード:DLI 40 本体コード:DLI:40
10mg 包装コード:DLT 10 本体コード:DLT:10

その他

発売年:1965/5

ラシックス錠20mg

ラシックス錠40mg

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的

[フロセミド(ラシックス)の適応症]高血圧症(本態性,腎性など),悪性高血圧/心性浮腫(うっ血性心不全),腎性浮腫,肝性浮腫,末梢血管障害による浮腫/月経前緊張症/尿路結石排出促進
[フロセミド(オイテンシン)の適応症]本態性高血圧
[アゾセミド,ブメタニド,トラセミドの適応症]心性浮腫(うっ血性心不全),腎性浮腫,肝性浮腫/がん性腹水(ブメタニドのみ)

解説

腎臓で尿中の水分が再吸収されますが,本剤の代表であるフロセミドは,ヘンレのループ上行脚(じょうこうきゃく)と呼ばれる部分に作用し,水分の再吸収を阻害して尿量を増やすため,「ループ利尿薬」と呼ばれています。ブメタニドは,フロセミドとは構造的にはかなりかけはなれていますが,作用の現れ方が同じため,同様にループ利尿薬と呼ばれます。
利尿作用が強く,カリウム分が不足しがちになるため,果物や野菜類をたくさんとるとよいでしょう。
なお,フロセミドでは,オイテンシンだけが徐放カプセルになっています。

使用上の注意

警告

基本的注意

*フロセミド(ラシックス)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……[すべての製剤]無尿状態/肝性昏睡/体液中のナトリウム,カリウムが明らかに減少している人/スルフォンアミド誘導体に対するアレルギーの前歴(ブメタニドを除く)
[トラセミドのみ]本剤の成分に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……進行した肝硬変,肝疾患,肝機能障害/重い冠硬化症または脳動脈硬化症/重い腎機能障害/本人または両親,兄弟に痛風,糖尿病のある人/下痢・嘔吐のある人/手術前/ジギタリス製剤・糖質副腎皮質ホルモン薬・ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)またはグリチルリチン製剤の服用中/減塩療法中/全身性エリテマトーデス/小児,高齢者
(3)服用時間……夜間の休息が特に必要な人は,本剤による夜間の排尿を避けるため,午前中に服用するようにしてください。
(4)定期検査……連用すると電解質失調がおこることがあるので,定期的に血液や電解質(ナトリウム,カリウムなど)の検査を受ける必要があります。
(5)危険作業に注意……本剤を服用すると,めまいなどがおこることがあります。服用中は,高所作業や自動車の運転など危険を伴う機械の操作は十分に注意してください。
(6)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用

[フロセミド](1)ショック(脈拍の異常,呼吸困難,顔面蒼白,血圧低下など),アナフィラキシー(不快感,呼吸困難,全身潮紅,じん麻疹など)。(2)再生不良性貧血,汎血球減少症,無顆粒球症,赤芽球癆(ろう)。(3)難聴。(4)中毒性表皮壊死融解症(TEN),皮膚粘膜眼症候群(スティブンス-ジョンソン症候群),多形紅斑,急性汎発性発疹性膿疱症。(5)水疱性類天疱瘡(てんぽうそう)。(6)低カリウム血症を伴う心室性不整脈。(7)間質性腎炎。(8)間質性肺炎(せき,呼吸困難,発熱,肺音の異常など)。
[アゾセミド](9)低カリウム血症,低ナトリウム血症などの電解質異常。(10)無顆粒球症,白血球減少。
[ブメタニド](11)脱水症状。
[トラセミド](12)肝機能障害,黄疸。(13)血小板減少。(14)低カリウム血症,高カリウム血症。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,じん麻疹,発赤,光線過敏症,そう痒症,水疱性皮膚炎,紫斑)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……食欲不振,下痢,悪心・嘔吐,口渇,膵炎/黄疸/めまい,頭痛,知覚異常,聴覚障害/脱力感,倦怠感,筋けいれん,味覚異常,血管炎,発熱
(3)検査などでわかる副作用……貧血,白血球減少,好酸球増加,溶血性貧血/低ナトリウム血症,低カリウム血症,低カルシウム血症,代謝性アルカローシス,高尿酸血症,高血糖症,高トリグリセリド血症,高コレステロール血症,偽性バーター症候群/血清アミラーゼ上昇/肝機能異常,胆汁うっ滞/BUN上昇,クレアチニン上昇/起立性低血圧

併用してはいけない薬

併用してはいけない薬は特にありません。ただし,併用する薬があるときは,念のため処方医・薬剤師に報告してください。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると本剤の利尿作用が強まるおそれがある薬剤……選択的SGLT2阻害薬(選択的SGLT2阻害薬),V2-受容体拮抗薬(モザバプタン塩酸塩(モザバプタン塩酸塩))
(2)併用すると本剤の利尿作用が弱まるおそれがある薬剤……非ステロイド系解熱鎮痛薬(インドメタシン(インドール酢酸系NSAID))
(3)本剤との併用で作用が弱まるおそれがある薬剤……昇圧アミン(アドレナリン,ノルアドレナリン),糖尿病用剤(スルフォニルウレア製剤(糖尿病治療薬(スルフォニルウレア系))),インスリン(糖尿病治療薬(1)(インスリン製剤)),尿酸排泄促進薬(プロベネシド(プロベネシド))
(4)本剤との併用で麻酔作用が強まることがある薬剤……ツボクラリンおよびその類似作用物質(ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物)
(5)本剤との併用で聴覚障害が強まるおそれがある薬剤……アミノグリコシド系抗生物質(ゲンタマイシン硫酸塩,アミカシン硫酸塩),シスプラチン(白金錯体抗がん薬
(6)本剤との併用で心臓に対する作用が強まるおそれがある薬剤……ジギタリス剤(ジゴキシン(ジギタリス製剤))
(7)本剤との併用でリチウム毒性が強まるおそれがある薬剤……炭酸リチウム(躁病に用いる薬
(8)本剤との併用でサリチル酸誘導体毒性が現れるおそれがある薬剤……サリチル酸誘導体(サリチル酸ナトリウム,アスピリン(アスピリン))
(9)本剤との併用で不整脈(心室性期外収縮など)の発現を助長させるおそれがある薬剤……コルホルシンダロパート塩酸塩
(10)併用すると降圧作用が強まるおそれがある薬剤……他の降圧薬(ベーター・ブロッカー(ベーター・ブロッカー(適応症に不整脈を含むもの))(ベーター・ブロッカー(適応症が狭心症と高血圧のもの)))
(11)併用すると高度の血圧低下や腎不全を含む腎機能の悪化をおこすことがある薬剤……ACE阻害薬(ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)),ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)))
(12)併用すると腎毒性が強まるおそれがある薬剤……アミノグリコシド系抗生物質(ゲンタマイシン硫酸塩,アミカシン硫酸塩),セファロスポリン系抗生物質(セファロチンナトリウム)
(13)併用すると低カリウム血症がおこるおそれがある薬剤……副腎皮質ホルモン薬(ヒドロコルチゾン(副腎皮質ステロイド薬)),ACTH(副腎皮質刺激ホルモン),グリチルリチン製剤(強力ネオミノファーゲンC),甘草含有製剤
(14)併用すると症候性低ナトリウム血症がおこるおそれがある薬剤……カルバマゼピン(カルバマゼピン
(15)併用すると痛風性関節炎がおこるおそれがある薬剤……シクロスポリン(シクロスポリン

海外評価

プレグナンシー・カテゴリー


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第30版(2017年8月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。

データ更新日:2017/08/09


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