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じごしん
ジゴシン
処方薬
種別
内服薬
大分類/中分類
心臓病と不整脈の薬/強心薬
解説タイトル
ジギタリス製剤
剤形/保険薬価解説
散剤 / 0.1% 1g 10.70円
錠剤 / 0.125mg 1錠 9.60円
錠剤 / 0.25mg 1錠 9.60円
液剤 / 0.005% 10mL 15.80円
製薬会社解説
中外
先発/ジェネリック解説
先発品
分類解説
強心薬
規制解説
劇薬
使用量と回数解説
急速飽和療法:飽和量1~4mg(散剤は1~4g,液剤は20~80mL)。初回0.5~1mg,以後0.5mgを6~8時間ごとに服用。維持療法:1日0.25~0.5mgを服用。小児は処方医の指示通りに服用。
識別コード解説
0.25mg 包装コード:C-21 A 本体コード:C-21 A
0.125mg 包装コード:C-21 K 本体コード:C-21 K
その他解説
保険収載年:1960/6
「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。
※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。
処方目的解説
解説解説
現在では,ジギタリス葉末はほとんど使われず,その中に含まれる配糖体を合成したジゴキシンなどが使われています。ジギタリスの成分は,心筋収縮力を強めて,心臓の拍出力を高めて短期的に心不全状態を改善します。
使用上の注意
警告解説
基本的注意解説
(1)服用してはいけない場合……房室ブロック,洞房ブロック/ジギタリス中毒/閉塞性心筋疾患(特発性肥大性大動脈弁下狭窄など)/本剤の成分またはジギタリス剤に対するアレルギーの前歴
(2)特に慎重に服用すべき場合(原則禁忌,処方医と連絡を絶やさないこと)……治療上,特に必要とされる場合を除いて,本剤の服用中にカルシウムの注射をしたり,スキサメトニウム塩化物水和物を使用してはいけません。
(3)慎重に服用すべき場合……急性心筋梗塞/心室性期外収縮/心膜炎,肺性心/WPW症候群/電解質異常(低カリウム血症,高カルシウム血症,低マグネシウム血症など)/腎疾患/血液透析を受けている人/甲状腺機能低下症または亢進症/高齢者
(4)セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品……本剤を服用しているときは摂取してはいけません。本剤の代謝が促進され血中濃度が低下するおそれがあります。
(5)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。(「薬の知識」共通事項のみかた)
重大な副作用解説
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。
その他の副作用解説
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……食欲不振,悪心・嘔吐,下痢,下腹部不快感,腹部膨満感,腹痛/頻脈,不整脈,動悸/光がないのにちらちら見える,黄視,緑視,複視,霧視,まぶしい/めまい,頭痛,失見当識,錯乱/女性化乳房,筋力低下
併用してはいけない薬解説
注意して併用すべき薬
(2)併用すると本剤の作用を弱める薬剤……カルバマゼピン,コレスチラミン,コレスチミド,スクラルファート水和物,制酸剤(水酸化アルミニウム,水酸化マグネシウム),抗生物質(フラジオマイシン,リファンピシン),サルファ剤(サラゾスルファピリジン),甲状腺製剤(乾燥甲状腺,レボチロキシン,リオチロニン),アカルボース,ミグリトール
(3)本剤との併用で作用が強まる薬剤……ブピバカイン塩酸塩水和物
(4)本剤との併用で作用が弱まる薬剤……ヘパリン
(5)併用するとジギタリス中毒の症状を不顕化するおそれがある薬剤……制吐作用を有する薬剤(スルピリド,メトクロプラミド,ドンペリドン)
海外評価解説
- 5.5点
プレグナンシー・カテゴリー解説
- C
- [ご利用上の注意]
- 薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。
[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第30版(2018年2月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。
データ更新日:2018/02/09