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リスペリドン (リスペリドン) 同仁=田辺三菱=吉富 [処方薬]の解説、注意、副作用 お薬検索[薬事典]- メディカルiタウン


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りすぺりどん

リスペリドン

処方薬

処方薬情報の見方

種別

内服薬

大分類/中分類

精神神経科の薬/統合失調症の薬

解説タイトル

非定型抗精神病薬

一般名解説

リスペリドン
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価解説

液剤 / 0.1% 1mL 49.70円

製薬会社解説

同仁=田辺三菱=吉富

先発/ジェネリック解説

ジェネリックジェネリック医薬品

分類解説

非定型抗精神病薬

規制解説

劇薬

使用量と回数解説

統合失調症:1日2~6mg(液剤2~6mL)を原則として2回に分けて服用。1日最大12mg(12mL)。小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性:処方医の指示通りに服用。

識別コード解説

その他解説

保険収載年:1996/6

リスペリドン内用液0.1%(ヨシトミ)

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的解説

[クエチアピンフマル酸塩の徐放剤を除く]統合失調症
[クエチアピンフマル酸塩の徐放剤のみの適応症]双極性障害におけるうつ症状の改善
[リスペリドンのみの適応症]小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性
[アリピプラゾールのみの適応症]双極性障害における躁症状の改善/うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る)/小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性

解説解説

従来から使用されているフェノチアジン系薬剤(フェノチアジン系薬剤)やブチロフェノン系(ブチロフェノン系薬剤),ベンズアミド系(ベンズアミド系抗精神病薬)などの抗精神病薬を〈定型抗精神病薬〉と呼ぶのに対して,ここに示す薬剤は〈非定型抗精神病薬〉と呼ばれています。〈非定型抗精神病薬〉は,〈定型抗精神病薬〉の副作用としてよくおこる錐体外路(すいたいがいろ)症状などが比較的少ないとされ,現在は統合失調症治療の第一選択薬として位置づけられています。
統合失調症の症状発現には,神経細胞同士の情報伝達を担うドパミンやセロトニンなどの神経伝達物質の機能異常が大きく関与していて、〈非定型抗精神病薬〉にはいくつかのタイプがあります。
・SDA(セロトニン-ドパミン遮断薬)→ペロスピロン塩酸塩水和物,リスペリドン,パリペリドン,ブロナンセリン
・MARTA(多元受容体作用抗精神病薬)→クエチアピンフマル酸塩,アセナピンマレイン酸塩,オランザピン(ベンゾジアゼピン系抗精神病薬),クロザピン(ベンゾジアゼピン系抗精神病薬
・DSS(ドパミン受容体部分作動薬)→アリピプラゾール
・SDAM(セロトニン-ドパミン アクティビティ モジュレーター)→ブレクスピプラゾール
アセナピンマレイン酸塩は日本初の統合失調症治療用の舌下錠で,舌下に含むとすぐに溶けて口の粘膜から一気に吸収され,速やかに効果を発揮します。
 なお,アリピプラゾールのみは統合失調症に加えて「うつ病・うつ状態,双極性障害における躁症状の改善」も適応となっています。また,アリピプラゾールとリスペリドンは「小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性」も適応で,原則として,アリピプラゾールは6歳以上18歳未満,リスペリドンは5歳以上18歳未満の患者に使用することになっています。
2017年8月に,クエチアピンフマル酸塩の徐放錠(成分が徐々に放出されて効果が長く続く剤形)が発売されましたが,これには統合失調症の適応はなく「双極性障害におけるうつ症状の改善」が適応です。

使用上の注意

警告解説

[クエチアピンフマル酸塩,アリピプラゾール]本剤の服用によって,著しい血糖値の上昇から糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡などの重い副作用がおこり,死に至る場合があります。服用中は血糖値の測定とともに,口渇,多飲,多尿,頻尿など血糖値の上昇が疑われる症状が現れたら,ただちに処方医へ連絡してください。

基本的注意解説

*クエチアピンフマル酸塩(セロクエル),ペロスピロン塩酸塩水和物(ルーラン),リスペリドン(リスパダール)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……昏睡状態の人/バルビツール酸製剤(バルビツール酸誘導体)などの中枢神経抑制薬の強い影響下にある人/アドレナリンの使用中(アナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く)/本剤の成分に対するアレルギーの前歴
[クエチアピンフマル酸塩のみ]糖尿病またはその前歴
[リスペリドンのみ]パリペリドン(非定型抗精神病薬)に対するアレルギーの前歴
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害/心・血管疾患,脳血管障害,低血圧,またはこれらの疑いのある人/てんかんなどのけいれん性疾患,またはこれらの前歴/自殺企図の前歴,または自殺念慮のある人/糖尿病の家族歴,高血糖・肥満などの糖尿病の危険因子がある人/高齢者
[ペロスピロン塩酸塩水和物,リスペリドンのみ]腎機能障害/パーキンソン病/薬物過敏症/脱水・栄養不良状態などを伴う身体的疲弊のある人/糖尿病またはその前歴/小児
[クエチアピンフマル酸塩,リスペリドンのみ]不整脈の前歴,先天性QT延長症候群またQT延長をおこすことが知られている薬剤の服用中
[リスペリドンのみ]レビー小体型認知症
(3)服用初期……[クエチアピンフマル酸塩,リスペリドン]起立性低血圧がおこることがあります。立ちくらみ,めまいなどの低血圧症状がおこるようなら,処方医へ連絡してください。
(4)陽性症状の悪化……[ペロスピロン塩酸塩水和物,リスペリドン,アリピプラゾール]統合失調症の場合,興奮,非協調性,緊張,誇大性,敵意などの陽性症状を悪化させることがあります。悪化に気づいたら,すぐに処方医へ連絡してください。
(5)かくされる嘔吐……[ペロスピロン塩酸塩水和物,リスペリドン]本剤には吐きけを抑える作用があるので,薬物中毒,腸閉塞,脳腫瘍などの嘔吐症状をかくすことがあります。
(6)服用法……[ペロスピロン塩酸塩水和物]本剤の吸収は食事の影響を受けやすいので,食後に服用してください。
(7)体重の増加……[クエチアピンフマル酸塩]服用によって体重が増加することがあります。肥満に注意し,その徴候が現れたときは,すぐに処方医へ連絡してください。
(8)急な減量・中止……[クエチアピンフマル酸塩]急激に服用量を減らしたり,中止したりすると,不眠,悪心,頭痛,下痢,嘔吐などの離脱症状が現れることがあるので,絶対に自己判断で減量や中止をしないでください。
(9)心筋梗塞など……[クエチアピンフマル酸塩](1)国内の臨床試験で,本剤と因果関係が不明の心筋梗塞,出血性胃潰瘍が報告されています。(2)申請時に用いた外国長期服用試験で,急性腎不全が報告されています。
(10)突然死……服用中,原因不明の突然死が報告されています。
(11)血栓塞栓症……肺塞栓症,深部静脈血栓症などの血栓塞栓症がおこることがあります。不動状態,長期臥床,肥満,脱水状態などの危険因子を有する人は十分に注意して服用し,息切れ,胸痛,四肢の疼痛,むくみなどがみられたらすぐに処方医に連絡してください。
(12)悪性症候群……本剤の服用によって悪性症候群がおこることがあります。無動緘黙(かんもく)〈緘黙=無言症〉,強度の筋強剛, 嚥下(えんげ)困難, 頻脈, 血圧の変動, 発汗などが発現し,引き続いて発熱がみられたら, 服用を中止して体を冷やす, 水分を補給するなどして,ただちに処方医へ連絡してください。高熱が続き, 意識障害, 呼吸困難, 循環虚脱, 脱水症状, 急性腎不全へと移行して死亡した例が報告されています。
(13)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,注意力・集中力・反射運動能力などの低下がおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(14)その他……
・妊婦での安全性:未確立。有益と判断されたときのみ服用。
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。
・小児での安全性:未確立。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用解説

(1)悪性症候群。(2)長期服用による口周部などの不随意運動(遅発性ジスキネジア)。(3)肺塞栓症, 深部静脈血栓症などの血栓塞栓症。(4)腸管麻痺(食欲不振,悪心・嘔吐,著しい便秘など)から移行する麻痺性イレウス(腸閉塞)。(5)筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中・尿中ミオグロビン上昇などで始まる横紋筋(おうもんきん)融解症。(6)高血糖(口渇,多飲,多尿,頻尿など),糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡。(7)無顆粒球症,白血球減少。
[クエチアピンフマル酸塩,リスペリドン](8)肝機能障害,黄疸。(9)低血糖(脱力感,倦怠感,冷汗,振戦,傾眠,意識障害など)。
[クエチアピンフマル酸塩,ペロスピロン塩酸塩水和物](10)けいれん。
[リスペリドン,ペロスピロン塩酸塩水和物](11)低ナトリウム血症,けいれん,意識障害などを伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)。
[リスペリドン](12)心房細動,心室性期外収縮などの不整脈。(13)脳血管障害。(14)持続勃起症。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用解説

[クエチアピンフマル酸塩]
(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,血管浮腫,かゆみ,湿疹)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……不眠,易刺激性,傾眠,不安,頭痛,めまい,焦躁感,鎮静,幻覚の顕在化,健忘,攻撃的反応,意識レベルの低下,昏迷,神経症,妄想の顕在化,リビドー亢進,感情不安定,激越,錯乱,思考異常,自殺企図,人格障害,躁病反応,多幸症,舞踏病様アテトーシス,片頭痛,悪夢,うつ病,独語,衝動行為,自動症,せん妄,敵意,統合失調性反応,協調不能,レストレスレッグス症候群,軽躁,注意力障害,過眠症,自殺念慮,自傷行動/アカシジア,ふるえ,構音障害,筋強剛,流涎(りゅうぜん) (よだれ)過多,運動緩慢,歩行障害,ジスキネジア,嚥下障害,ジストニア,眼球回転発作,パーキンソン症候群,構語障害,錐体外路障害/頻脈,心悸亢進,徐脈,不整脈,失神,血管拡張,動悸/去痰困難,鼻炎,せき増加,鼻閉/便秘,食欲減退,悪心,食欲亢進,嘔吐,腹痛,下痢,消化不良,胃炎,胃不快感,鼓腸放屁,消化管障害,吐血,直腸障害,過食,腹部膨満,胃食道逆流性疾患,膵炎/瞳孔反射障害,弱視,結膜炎/月経異常,甲状腺疾患,肥満症,痛風,水中毒,多飲症,乳汁漏出症/排尿障害,排尿困難,尿失禁,尿閉,持続勃起,射精異常,インポテンス,頻尿,膀胱炎/倦怠感,無力症,口内乾燥,体重増加,意欲低下,多汗,発熱,体重減少,胸痛,筋肉痛,舌麻痺,しびれ感,背部痛,浮腫,末梢性浮腫,ほてり,歯痛,関節痛,顔面浮腫,頸部硬直,腫瘤,過量投与,骨盤痛,歯牙障害,関節症,滑液包炎,筋無力症,痙縮(けいしゅく),悪化反応,偶発外傷,耳の障害,味覚倒錯,ざ瘡(にきび),脱毛症,薬剤離脱症候群(不眠,悪心,頭痛,下痢,嘔吐),口渇,回転性めまい,悪寒,靭帯捻挫
(3)検査などでわかる副作用……顆粒球減少,好酸球増加症,貧血,血小板減少,白血球増加/起立性低血圧,心電図異常,低血圧,高血圧,心電図QT延長/AST・ALT・LDH・AL-P上昇・γ-GTP上昇,ビリルビン血症,肝機能検査異常/高プロラクチン血症,T3・T4減少,高コレステロール血症,高脂血症,高カリウム血症,低ナトリウム血症,TSH減少,TSH上昇,高トリグリセリド血症,高尿酸血症,尿糖陽性,FT4減少/BUN上昇,尿蛋白陽性/CK上昇

併用してはいけない薬解説

[すべての製剤]アドレナリン(ボスミン;アナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く)→アドレナリンの作用を逆転させ,重い血圧低下がおこることがあります。
[ブロナンセリンのみ]アゾール系抗真菌薬(外用剤を除く:イトラコナゾール(深在性真菌治療薬),ボリコナゾール(深在性真菌治療薬),ミコナゾール(カンジダ治療薬),フルコナゾール(深在性真菌治療薬),ホスフルコナゾール…注射薬),HIVプロテアーゼ阻害薬(エイズ治療薬(2))(リトナビル,インジナビル硫酸塩エタノール付加物,ロピナビル・リトナビル配合剤,ネルフィナビルメシル酸塩,サキナビルメシル酸塩,ダルナビルエタノール付加物,アタザナビル硫酸塩,ホスアンプレナビルカルシウム),テラプレビル,コビシスタット(スタリビルド配合錠(エイズ治療薬(3)))→本剤の作用が強まるおそれがあります。

注意して併用すべき薬

[クエチアピンフマル酸塩]
(1)併用すると相互に中枢神経抑制作用が強まる薬剤・薬物……中枢神経抑制薬/アルコール
(2)併用すると本剤の作用を弱める薬剤……フェニトイン(フェニトイン),カルバマゼピン(カルバマゼピン),バルビツール酸誘導体(バルビツール酸誘導体),リファンピシン(リファンピシン)など
(3)併用すると本剤の作用を強める薬剤……エリスロマイシン(マクロライド),イトラコナゾール(深在性真菌治療薬)など

海外評価解説

  • 5.5点
  • 英
  • 米
  • 独
  • 仏

プレグナンシー・カテゴリー解説

  • PC
  • C

[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第31版(2018年8月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。

データ更新日:2018/08/14

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