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ハロペリドール (ハロペリドール) 東和 [処方薬]の解説、注意、副作用 お薬検索[薬事典]- メディカルiタウン


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はろぺりどーる

ハロペリドール

処方薬

種別

内服薬

大分類/中分類

精神神経科の薬/統合失調症の薬

解説タイトル

ブチロフェノン系薬剤

一般名

ハロペリドール
この薬の先発薬・後発薬を全て見る

剤形/保険薬価

細粒剤 / 1% 1g 7.40円

製薬会社

東和

先発/ジェネリック

ジェネリックジェネリック医薬品

分類

精神科用薬

規制

劇薬

使用量と回数

1日0.75~2.25mg(液剤は0.375~1.125mL)から始め,徐々に増量,維持量は1日3~6mg(液剤は1.5~3mL)。

識別コード

その他

保険収載年:1965/12

「識別コード」は、薬の包装材や本体に数字・記号で記載されています。

※以下は同じ解説タイトルで共通の解説です。[]内は一般名で、それぞれに該当する内容が書かれています。

処方目的

統合失調症
[ハロペリドールのみの適応症]躁(そう)病
[ピモジドのみの適応症]小児の自閉性障害・精神遅滞に伴う以下の症状:動き・情動・意欲・対人関係などにみられる異常行動,睡眠・食事・排泄・言語などにみられる病的症状,常同症などがみられる精神症状

解説

この系列の代表的薬剤がハロペリドールで,これはフェノチアジン系のクロルプロマジン塩酸塩に比べて,幻覚や妄想によく効くといわれています。

使用上の注意

警告

基本的注意

*ハロペリドール(セレネース)の添付文書による

(1)服用してはいけない場合……昏睡状態の人/バルビツール酸誘導体などの中枢神経抑制薬の強い影響下にある人/重い心不全/パーキンソン病/アドレナリンの使用中/本剤の成分またはブチロフェノン系薬剤に対するアレルギー/妊婦または妊娠している可能性のある人
(2)慎重に服用すべき場合……肝機能障害/心・血管疾患,低血圧,またはこれらの疑いのある人/QT延長をおこしやすい人/てんかんなどのけいれん性疾患またはこれらの前歴/甲状腺機能亢進状態/薬物過敏症/脱水・栄養不良状態などを伴う身体的疲弊のある人/高温環境下にある人/脳の器質的障害/高齢者,小児
(3)動物実験……(1)動物に長期間経口投与した試験で,下垂体,乳腺などでの腫瘍の発生頻度が対照群に比べて高いとの報告があります。
(4)かくされる嘔吐……本剤には嘔吐を抑える作用があるので,薬物中毒,腸閉塞,脳腫瘍などによる嘔吐症状をかくすことがあります。
(5)突然死……服用中,原因不明の突然死が報告されています。
(6)血栓塞栓症……肺塞栓症,深部静脈血栓症などの血栓塞栓症がおこることがあります。不動状態,長期臥床,肥満,脱水状態などの危険因子を有する人は十分に注意して服用し,息切れ,胸痛,四肢の疼痛,むくみなどがみられたらすぐに処方医に連絡してください。
(7)悪性症候群……本剤の服用によって悪性症候群がおこることがあります。無動緘黙(かんもく)〈緘黙=無言症〉,強度の筋強剛, 嚥下(えんげ)困難, 頻脈, 血圧の変動, 発汗などが発現し,引き続いて発熱がみられたら, 服用を中止して体を冷やす, 水分を補給するなどして,ただちに処方医へ連絡してください。高熱が続き, 意識障害, 呼吸困難, 循環虚脱, 脱水症状, 急性腎不全へと移行して死亡した例が報告されています。
(8)危険作業は中止……本剤を服用すると,眠け,注意力・集中力・反射運動能力などの低下がおこることがあります。服用中は,自動車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。
(9)その他……
・授乳婦での安全性:服用するときは授乳を中止。(「薬の知識」共通事項のみかた

重大な副作用

(1)悪性症候群。(2)長期服用による遅発性ジスキネジア(口周部や四肢の不随意運動など)。(3)低ナトリウム血症,けいれん,意識障害などを伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)。(4)無顆粒球症,白血球減少(初期症状として発熱,咽頭痛,全身倦怠など),血小板減少(初期症状として皮下・粘膜下出血など)。(5)筋肉痛,脱力感,血中・尿中ミオグロビンの上昇(尿が褐色に着色したら注意)を特徴とする横紋筋(おうもんきん)融解症。(6)心室細動,心室頻拍,QT延長。(7)食欲不振,悪心・嘔吐,著しい便秘などから移行する麻痺性イレウス(腸閉塞)。(8)肺塞栓症, 深部静脈血栓症などの血栓塞栓症。(9)肝機能障害,黄疸。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。

その他の副作用

(1)服用を中止し,すぐに処方医に連絡する副作用……アレルギー症状(発疹,かゆみ,光線過敏症)
(2)すぐに処方医に連絡する副作用……起立性低血圧,頻脈/黄疸/呼吸困難/喉頭れん縮
(3)次回,受診した際に処方医に伝える副作用……錐体外路(すいたいがいろ)症状:パーキンソン症候群(ふるえ,筋強剛,よだれ,寡動,歩行障害,仮面様顔貌(がんぼう),嚥下障害など),アカシジア(静坐不能),遅発性ジスキネジア(口周部,四肢などの不随意運動など),ジスキネジア(けいれん性斜頸,顔面・喉頭・頸部のれん縮,後弓反張,眼球回転発作など)/目の調節障害,角膜・水晶体の混濁,角膜などの色素沈着/貧血/食欲不振,悪心・嘔吐,便秘,下痢,口渇/月経異常,体重増加/女性化乳房,乳汁分泌,インポテンス,持続勃起/不眠,焦躁感,神経過敏,眠け,めまい,頭痛・頭重,不安,幻覚,興奮,けいれん,性欲異常,過鎮静,抑うつ,知覚変容発作/脱力感・倦怠感・疲労感,発熱,発汗,潮紅,鼻閉,むくみ,排尿困難,体温調節障害
(4)検査などでわかる副作用……血圧降下,心電図異常(QT間隔の延長,T波の変化など)/肝機能異常/白血球減少/高プロラクチン血症

併用してはいけない薬

[ピモジドのみ]HIVプロテアーゼ阻害薬(リトナビルなど)(エイズ治療薬(2)),アゾール系抗真菌薬(外用薬を除く)(深在性真菌治療薬),クラリスロマイシン,エリスロマイシンステアリン酸塩(マクロライド),パロキセチン,フルボキサミン(選択的セロトニン再取り込み阻害薬),QT延長をおこすことが知られている薬剤(スルトプリド塩酸塩(ベンズアミド系抗精神病薬)など),テラプレビル(C型肝炎治療薬(プロテアーゼ阻害薬)),キヌプリスチン・ダルホプリスチン(注射薬),アプレピタント(アプレピタント),ホスアプレピタントメグルミン(ホスアプレピタントメグルミン),塩酸セルトラリン(選択的セロトニン再取り込み阻害薬),エスシタロプラムシュウ酸塩(選択的セロトニン再取り込み阻害薬),コビシスタットを含有する薬剤(エイズ治療薬(3)),オムビタスビル水和物・パリタプレビル水和物・リトナビル配合剤(C型肝炎治療薬(ポリメラーゼ阻害薬))→QT延長,心室性不整脈などの重い副作用をおこすおそれがあります。
[ピモジドを除く製剤]アドレナリン(ボスミン)→アドレナリンの作用を逆転させ,重い血圧降下をおこすことがあります。

注意して併用すべき薬

(1)併用すると相互に中枢神経抑制作用が強まる薬剤・薬物……バルビツール酸誘導体(バルビツール酸誘導体)/アルコール
(2)併用すると本剤の作用が強まり,副作用が現れるおそれのある薬剤……クロルプロマジン塩酸塩(フェノチアジン系薬剤),キニジン硫酸塩水和物(キニジン硫酸塩水和物),プロメタジン塩酸塩(フェノチアジン系抗ヒスタミン薬),イトラコナゾール(深在性真菌治療薬
(3)併用すると本剤の作用が弱まる薬剤……カルバマゼピン(カルバマゼピン),リファンピシン(リファンピシン
(4)本剤と併用すると錐体外路症状が発現・増強することがある薬剤……ベンズアミド系薬剤(ベンズアミド系抗精神病薬)(スルピリド,チアプリドなど),ドンペリドン(ドンペリドン),タンドスピロンクエン酸塩(タンドスピロンクエン酸塩
(5)併用すると腸管麻痺の増強,精神症状の悪化がおこることがある薬剤……抗コリン作用のある薬剤(抗コリン作動性抗パーキンソン薬(抗コリン性パーキンソン症候群治療薬),フェノチアジン系化合物(フェノチアジン系薬剤),三環系抗うつ薬(三環系抗うつ薬))
(6)本剤との併用で作用が弱まる薬剤……レボドパ製剤(ドパミン前駆物質(レボドパ)),ブロモクリプチンメシル酸塩(乳汁分泌異常症治療薬
(7)本剤と併用すると副作用が現れる可能性のある薬剤……炭酸リチウム(躁病に用いる薬)(心電図変化,重症の錐体外路症状,持続性のジスキネジア,突発性のシンドローム・マリン〈悪性症候群〉,非可逆性の脳障害をおこすとの報告あり)

海外評価

プレグナンシー・カテゴリー


[ご利用上の注意]
薬の服用にあたっては、必ず処方する医師、薬剤師の指示、又は製薬会社の説明書にしたがって下さい。また、自分が疑っていた副作用が本書に記載してあるからといって、自己判断で服用をやめたりしないでください。疑問な点があれば、すぐに医師、薬剤師に相談して下さい。本サイトに掲載後に承認された新薬もありますので、不明な薬については、医師、薬剤師にお問い合わせ下さい。

[処方薬]は、株式会社 法研から当社が許諾を得て使用している「医者からもらった薬がわかる本 第30版(2017年8月改訂デジタル専用版)」の情報です。掲載情報の著作権は、すべて株式会社 法研に帰属します。

データ更新日:2017/08/09


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